国立台湾科学教育館の行き方は?駅から遠い科教館へのアクセス・入場料・見どころ・子連れの回り方を徹底ガイド

台北・士林にある国立台湾科学教育館(科教館)は、見て・触って・体を動かしながら科学を学べる体験型の科学館です。

天文館や兒童新樂園、士林夜市にも近く、子連れ旅行にも大人の台湾旅行にも組み込みやすいスポットです。

なお、2026年1月に入場料が改定されているため、古い記事の料金とは異なる点にご注意ください。

この記事では、

  1. 国立台湾科学教育館の基本情報と、最新の入場料・営業時間
  2. フロア別の見どころと、大人も楽しめる体験スポット
  3. MRT・バスでの行き方と、送迎・チャーターの使い分け
  4. 大人・子連れ別の所要時間とモデルプラン
  5. 周辺スポットと、士林エリアを回るモデルコース
  6. 館内の食事・授乳室・バリアフリーなど、よくある質問

まで、訪問前に知っておきたい情報をまとめてご紹介します。

国立台湾科学教育館

(画像出典:国立台湾科学教育館の公式サイト)

国立台湾科学教育館は、台北市士林区にある国立の科学教育施設です。

地元では「科教館(カージャオグアン)」という通称で親しまれています。

ここでは、施設の役割や歴史、建物の特徴、2026年の最新状況まで、訪れる前に知っておきたい基本をまとめます。

国立台湾科学教育館はどんな役割の施設?

国立台湾科学教育館は、台湾の教育部(日本の文部科学省にあたる省庁)が設置した社会教育機関です。

設立の目的は、科学教育を全国に広めて、国民の科学リテラシーを高めることにあります。

あわせて、中学校以下の学校や社会教育機関が行う科学教育を支援する役割も担っています。

台湾では「全国で唯一の国立科学教育センター」と位置づけられています。

展示は生命科学・物理・化学・数学・地球科学と幅広く、子どもから大人まで体験しながら学べます。

フロアごとの見どころは、後半の「見どころ」の章で詳しくご紹介します。

国立台湾科学教育館の70年の歩み

国立台湾科学教育館は、2026年に創立70周年を迎えました。

現在の士林の建物は2代目で、それ以前は台北市中心部の南海学園に館舎がありました。

国立台湾科学教育館の主なあゆみ
年 出来事
1954年 教育部が科学館の設立準備委員会を立ち上げる
1956年 「国立台湾科学館」として成立(当初は板橋公園に設置)
1958年 台北市の南海学園に館舎が完成し、移転
1962年 組織条例の公布により「国立台湾科学教育館」に改称
2003年 士林の新館が完成
2004年 士林の新館がオープン(1月に開幕、6月から正式営業)
2016年 周辺施設と一体で「台北科学芸術園区」をつくるため、台北市と覚書を締結
2026年 創立70周年を迎え、1年を通して記念イベントを開催

国立台湾科学教育館の建物はどれくらい大きい?

国立台湾科学教育館の建物は、地下3階・地上11階建ての大型施設です。

高さは約49mあり、周辺の建物の中でもひときわ目を引きます。

士林の新館は、南海学園時代の旧館の約20倍の規模とされています。

1階のロビーは10階分の高さがある吹き抜けで、自然光が差し込む明るい空間です。

個性的な外観から、映画やドラマ、ミュージックビデオのロケ地としても使われてきました。

国立台湾科学教育館の基本情報

訪問前に押さえておきたい施設の基本データを、表にまとめました。

項目 内容
正式名称 國立臺灣科學教育館
通称 科教館(士林科教館とも呼ばれる)
英語名 National Taiwan Science Education Center(NTSEC)
所在地 台北市士林区士商路189号
創立 1956年
(士林の現館舎は2004年オープン)
建物 地下3階・地上11階(高さ約49m)
公式サイト 台湾華語版/英語版
公式SNS Facebook/Instagram/YouTube

営業時間・休館日・入場料は、次の章で詳しくまとめています。

国立台湾科学教育館はこんな人におすすめ

国立台湾科学教育館は、次のような人に特に向いています。

  • 雨の日や暑い日に、屋内で長く過ごせる場所を探している家族
  • 台湾が強みを持つ半導体など、科学技術に興味がある大人
  • 修学旅行や教育旅行で、台湾の科学教育に触れたい学校・団体
  • 士林エリアの観光とあわせて、定番とはひと味違うスポットを訪れたい人

子連れで楽しむコツは、後半の「子連れ」の章でご紹介します。

国立台湾科学教育館の入場料は、2026年1月1日から改定されています。

ネット上の古い記事に載っている料金とは異なるので注意してください。

ここでは、最新の入場料と営業時間、チケットの買い方をまとめます。

※円換算は1台湾ドル(元)=約4.9円で計算しています。

国立台湾科学教育館の常設展の入場料はいくら?

常設展

(画像出典:国立台湾科学教育館の公式サイト)

常設展のチケットは、1枚で3階から6階までを自由に行き来できます。

料金は「全票(一般料金)」と「優待票(割引料金)」の2種類が基本です。

常設展(3〜6階)の入場料
区分 料金 円の目安 対象
全票(一般料金) 120元 約590円 一般の大人
優待票(割引料金) 90元 約440円 学生証を持つ学生
20人以上の団体
学生団体料金 80元 約390円 20人以上の学生団体
無料 ◎ 0元 – 6歳以下の子ども
65歳以上の方
障がいのある方と付き添い1名

高校生以上の学生は、その学年度の「註冊章(在籍確認のスタンプ)」が押された学生証が必要です。

証明書を持っていないと、割引や無料の対象にはなりません。

身長115cm以下または6歳以下の子どもは、大人と一緒に入場する必要があります。

なお、公式サイトの営業時間のページには「身長115cm以下の子どもは無料」という記載も残っています。

無料になる子どもの条件は、現地の窓口で確認するのが確実です。

国立台湾博物館や国立歴史博物館など、台湾の国立博物館の当年度のチケット半券があれば、常設展を優待票(割引料金)で購入できます。

💡tripoolからのアドバイス:6歳以下の子どもや65歳以上の方と行くときは、パスポートなど年齢を確認できる書類を持参しておくと安心です。

空中自転車やシアターは別料金?

空中自転車

(画像出典:TAIPEI FUNPASSの公式サイト)

空中自転車や地下1階の2つのシアターは、常設展とは別にチケットが必要です。

別料金のチケット一覧
チケット 全票(一般料金) 優待票(割引料金) ポイント
空中自転車(空中腳踏車)
5階
80元
(約390円)
50元
(約250円)
常設展に入場してから購入
65歳以上・障がいのある方本人は無料
小黑盒沉浸式劇場
(没入型の映像シアター)
B1
150元
(約740円)
100元
(約490円)
65歳以上は平日無料、休日は70元
大劇院
(大型シアター)
B1
150元
(約740円)
100元
(約490円)
65歳以上は平日無料、休日は70元
常設展と小黑盒のセット券
(優惠套票)
220元
(約1,080円)
学生160元
(約780円)
常設展と没入型シアターがセットになった個人向けチケット
1階の窓口で購入
特別展(特展)
7〜8階など
展示ごとに異なる 展示ごとに異なる 各展示の入口などで別途購入
敲敲打打工作坊(ものづくりワークショップ)・科學DIY(工作体験) 講座ごとに異なる – △ 2026年に料金改定。公式サイトで確認

空中自転車(空中腳踏車)は、体格や体調、時間帯によっては利用できません。

空中自転車を利用できないケース
条件 利用
身長127cm以下の方 × 乗れない
体重113kg以上の方 × 乗れない
高血圧・心臓病・脊椎にけががある方、妊娠中の方、めまいを起こしやすい方 × 乗れない
毎日12:00〜13:00 × 休止
閉館1時間前以降 × 受付終了

地下1階の2つのシアター(小黑盒沉浸式劇場・大劇院)には、身長90cm以下の子どもは入場できません。

国立台湾科学教育館の営業時間・休館日は?

国立台湾科学教育館は、曜日や時期によって閉館時間が変わります。

営業時間と最終入場
曜日・時期 営業時間 最終入場・チケット販売
月曜 × 休館 –
火〜金
(夏休み・冬休み以外)
9:00〜17:00 16:00まで
土日・祝日 9:00〜18:00 17:00まで
夏休み・冬休み ◎ 9:00〜18:00(毎日開館) 17:00まで

月曜でも、祝日や特定の休日、夏休み・冬休みの期間は開館します。

ここでいう夏休み・冬休みは台湾の学校の長期休暇のことで、年によって日程が変わります。

臨時の休館や一部エリアの閉鎖は、公式サイトや現地で告知されます。

💡tripoolからのアドバイス:平日はチケット販売が16時に終わるので、午後に行くなら14時ごろまでに到着しておくと時間に余裕を持てます。

国立台湾科学教育館のチケットはどこで買える?

国立台湾科学教育館のチケット

(画像出典:TAIPEI FUNPASSの公式サイト)

チケットは現地で買えるほか、オンラインでも購入できます。

チケットの購入方法
購入方法 場所 支払い方法
有人窓口(售票處) 1階の建物外側、南側入口にあるチケット売り場 ※現地で確認
自動券売機(自動售票機) 2階の展示エリア入口(驗票口:チケットの確認ゲート)の横 ◎ クレジットカード対応
オンライン購入 公式オンラインチケット クレジットカード

常設展と空中自転車のチケットは、Apple PayやGoogle Payなどのスマホ決済でも支払えます。

無料の対象者は、証明書を持って1階の有人窓口で入場券を受け取る必要があります。

周辺施設とセットで回るなら、「臺北科學藝術園區聯票(周辺施設との共通券)」もあります。

科教館に、兒童新樂園(子ども向け遊園地)と天文館(プラネタリウムのある天文科学館)を組み合わせた、2館または3館の共通券です。

周辺施設とセットで回るなら、「臺北科學藝術園區聯票(周辺施設との共通券)」が便利です。

2施設を回れる「二館聯票(2館共通券)」と、3施設を回れる「三館聯票(3館共通券)」があります。

共通券は、台北の観光パス「北北基好玩卡(Taipei Fun Pass)」の公式サイトで購入できます。

科教館を含む共通券の販売価格
共通券の種類と内容 全票(一般料金) 優待票(割引料金)
二館聯票(2館共通券)
科教館の常設展+天文館の展示場
130元
(約640円)
110元
(約540円)
二館聯票(2館共通券)
兒童新樂園の一日樂Fun券(1日フリーパス)+科教館の常設展
280元
(約1,370円)
270元
(約1,320円)
三館聯票(3館共通券)
兒童新樂園の入園券+設施四次券(アトラクション4回券)+科教館の常設展+天文館の展示場
230元
(約1,130円)
220元
(約1,080円)
三館聯票(3館共通券)
兒童新樂園の一日樂Fun券+科教館の常設展と空中腳踏車(空中自転車)+天文館の展示場と宇宙探險(体験型アトラクション)
395元
(約1,940円)
385元
(約1,890円)

※販売サイトでの割引後の価格です。価格や組み合わせは変わることがあります。

共通券を使うときのポイント

共通券の利用条件
項目 内容
チケットの形式 QRコードの電子チケット(紙のチケットは届かない)
支払い方法 △ クレジットカードのみ
有効期限 ◎ 最初に使った日を含めて30日以内
科教館での入場方法 2階の驗票口(チケットの確認ゲート)で、スタッフにQRコードをスキャンしてもらう
優待票の共通券 入場時に、身分を証明できる書類の提示が必要
払い戻し × 1施設でも使ったあとは払い戻し不可

有効期限が30日あるので、科教館と天文館を別々の日に回ることもできます。

QRコードは、購入後に届くメールか、販売サイトの会員ページで確認できます。

各施設の1回ずつしか使えないので、同じ施設に再入場することはできません。

国立台湾科学教育館の無料エリアと有料エリアの違いは?

国立台湾科学教育館は、フロアによって無料で入れる場所とチケットが必要な場所に分かれています。

フロア別の無料・有料エリア
フロア 主な施設 入場
B1 聚食光(フードコート)
2つのシアター
科學教室(実験・工作の教室)
◎ フードコートは無料
(シアター・講座は別料金)
1F ロビー、服務中心(インフォメーション)、哺集乳室(授乳室)、ショップ、チケット売り場 ◎ 無料
2F 展示エリアの入口(驗票口)、約250席の飲食スペース、ショップ ◎ 無料
3〜6F 常設展(常設展示) △ 常設展のチケットが必要
7〜8F 特展(特別展) △ 展示ごとのチケットが必要

地下1階から2階の飲食スペースはチケットなしで使えるので、食事や休憩だけなら入場料はかかりません。

1階ロビーの吹き抜けからは、空中自転車や博物館之橋(博物館の橋)を見上げることもできます。

各フロアの展示内容は、次の「見どころ」の章で詳しくご紹介します。

国立台湾科学教育館の展示は、フロアごとにテーマが分かれています。

中心となるのは3〜6階の常設展で、見て・触って・体を動かしながら科学を体験できます。

ここでは、各フロアの主な見どころを順番にご紹介します。

国立台湾科学教育館のフロアガイド

まずは、どの階に何があるのかを一覧で確認しておきましょう。

フロア別の主な展示
フロア テーマ
B1 科學展演探索基地
(シアター・教室エリア)
3F 科學探索區
(科学探索エリア)
4F 生物多樣性展示區
(生物多様性エリア)
5F 物質科學展示區
(物理・化学エリア)
6F 物質科學展示區
(数学・地球・半導体エリア)
7F 特展區
(特別展エリア)
8F 特展區・博物館之橋
(特別展・博物館の橋)
11F 屋頂花園
(屋上庭園)

3階:手を動かして考える「科學探索區(科学探索エリア)」

3階は、ものづくりやグループでの協力を通して、発想力を伸ばすことをテーマにしたフロアです。

敲敲打打工作坊(ティンカリング・ワークショップ)

STEAM教育の考え方を取り入れた、ものづくりの体験スペースです。

手を動かして試しながら、自分で課題を見つけて解決方法を考える流れを楽しめます。

テーマは次の6つです。

  • 塗鴉機(お絵かきマシン)
  • 風管與飛行器(風の筒と飛行物体)
  • 快樂城市(ハッピーシティ)
  • 彈珠機(ビー玉マシン)
  • 光影遊戲(光と影の遊び)
  • 連鎖反應(連鎖反応の仕掛け)

從我到我們—人體奧妙展(人体の不思議展)

皮膚・心肺・子宮・免疫・脳・腸の6つのエリアで、体の器官のはたらきを紹介する展示です。

博物館として初めて、医学教育で使われる「バーチャル解剖台」を導入し、実際の解剖症例を見られます。

💡tripoolからのアドバイス:毎週土曜日は、新光医院の医師が解剖台を使って医学知識を解説してくれます。

設計我們的世界-科技性別化創新(ジェンダーの視点から見た科学技術)

科学技術の発展の中で見過ごされてきた、生物学的・社会的な性別の視点に光を当てる展示です。

女性科学者の物語やデザインの課題に取り組みながら、より公平な技術のあり方を考えられます。

公益特展(公益特別展)

3階の西側では、テーマを入れ替えながら公益目的の特別展が開かれています。

2026年9月時点では、海洋をテーマにした巡回展《海洋未來式》The Ocean Will…が、10月11日までの期間限定で開催されています。

4階:生き物と環境を知る「生物多樣性展示區(生物多様性エリア)」

4階は、地球の多様な生き物と、人との関わりをテーマにしたフロアです。

HOMING 找家(生物多様性の常設展)

哺乳類・昆虫・両生類・魚類から、植物・菌類まで、幅広い標本と物語が並びます。

機械の部品で自然の音を再現した装置や、漬物の科学を「におい」で体験する装置もあります。

視覚・聴覚・嗅覚を使って楽しめるのが、この展示の特徴です。

会場では、理解を深めるためのワークシートを無料でもらえます。

環境探索角(環境探検コーナー)

6〜12歳の子どもと親子向けにつくられたスペースです。

動物の巣穴のような読書スペースがあり、「小桌子科學(テーブル実験)」などの体験イベントも開かれています。

《末日學校》特展(「世界の終わりの学校」特別展)

4階の東側では、6組のアーティスト・デザイナーの作品を紹介する《末日學校》が開かれています。

科学とSFが交差する世界観の中で、手を動かすワークショップを通してさまざまな考え方に触れられます。

5階:体を動かして体感する「物質科學展示區(物理・化学エリア)」

5階は、体験型の装置が最も多く、子どもが夢中になりやすいフロアです。

科學遊戲世界(科学遊びの世界)

龍をモチーフにした大型の可動装置と「力學劇場(力学シアター)」を中心に、体験装置が広がっています。

四角い車輪の自転車や、子どもでも車を持ち上げられる輪軸の起重機など、体を使って「力と運動」の関係を学べます。

空中腳踏車(空中自転車)

科教館を代表する、スリル満点の体験装置です。

地上5階分の高さに張られたロープの上を、自転車に乗って進みます。

自転車の重心は下に吊るされた重りの近くにあるため、起き上がりこぼしのように安定して走れる仕組みです。

料金や利用条件は、前の「入場料・営業時間」の章をご確認ください。

そのほかの5階の展示

5階のそのほかの展示
展示名 内容
探索物理世界
(物理の世界を探る)
電気と磁気、光と音、エネルギー、電子技術などを、交流発電機や振り子、レンズの装置で体験
探索化學世界
(化学の世界を探る)
お風呂や台所の化学、熱膨張などを体験
ラボアジエとメンデレーエフの研究室を再現
極大極小劇場
(サイエンスシアター)
照明と大型スクリーンを備え、科学実演やサイエンスショー、映画上映などを開催
溫暖小池塘
(体感型の投影ゲーム)
体の動きをカメラが読み取り、画面の中の不思議な生き物になって遊べる
未來廚房
(未来のキッチン)
分子料理の考え方を取り入れ、料理の中の科学を学ぶ講座などに使われるキッチン

6階:数学・地球・半導体・未来を学ぶ

6階は、基礎的な科学から最先端の技術、これからの暮らしまでをつなぐフロアです。

奇妙的數學世界(不思議な数学の世界)

液体で立体図形の体積を表したり、管楽器や弦楽器で数学を説明したりと、数学を五感でとらえる展示です。

「九連環」「魯班鎖」などの中国の伝統パズルや、ルービックキューブで論理的な思考にも挑戦できます。

探索我們的地球(私たちの地球を探る)

46億年前の地球から、時間の流れに沿って地表の変化と生き物の栄枯盛衰をたどります。

台湾各地の地質の特徴も紹介されていて、一部の鉱石には実際に触れられます。

創新!合作!半導體未來館(半導体の未来館)

半導体の未来館

(画像出典:国立台湾科学教育館の公式サイト)

科教館が、半導体製造装置メーカーの台湾法人「臺灣應材(アプライド マテリアルズ台湾)」と8年ぶりに協力してつくった展示です。

約100坪の会場は、「展示廳(展示ホール)」「物料室(材料室)」「製造區(製造エリア)」「未來實驗室(未来ラボ)」の4エリアで構成されています。

チップの製造工程や、コンピューターが使う機械語、論理ゲートの仕組みを、デジタルゲームやワークショップで学べます。

台湾を代表する産業を知る展示なので、子どもだけでなく大人にもおすすめです。

回到未來:想像力驅動綠色轉型(未来へ戻る:想像力が動かすグリーン・トランスフォーメーション)

2026年3月19日、台湾の環境部(日本の環境省に相当)と協力して、6階西側にオープンした新しい展示です。

脱炭素社会への移行というテーマを、科学・アート・デジタル展示を組み合わせた物語として紹介しています。

交通・住まい・エネルギー・食など9つの分野について、国内外33の実例を取り上げています。

建築廃材からつくった家具を並べた「META未來小屋(2055年の未来の家)」では、30年後の暮らしを想像できます。

展示は5章で構成されていて、図書館のように興味のあるテーマから自由に見て回れます。

7〜8階:入れ替わる特別展と「博物館之橋(博物館の橋)」

7〜8階では、国内外の博物館や企業と協力した特別展が、期間ごとに入れ替わりで開かれています。

7階には合計1,700坪あまりの特別展示室が3つあります。

※特別展は常設展とは別にチケットが必要です。

会期や内容は、公式サイトの「特展(特別展)」ページでご確認ください。

博物館之橋(博物館の橋)

8階と9階をまたぐ、台湾で初めての鋼材と木材を組み合わせた屋内橋です。

物理や力学の原理とデザインの美しさを両立させた、建物そのものが展示物になっている橋です。

橋の上からは、ガラス越しに遠くの景色を眺められます。

「設計的演化(デザインの進化)」「探索博物館之橋(博物館の橋を探る)」「發現木材的多樣性(木材の多様性を知る)」の3つの展示で、橋がなぜ曲がった形なのか、木材を使うことは環境にやさしいのかなどを学べます。

ただし、「發現木材的多樣性」がある9階は改装中のため、見学できる範囲は事前に公式サイトで確認しておくと安心です。

地下1階:没入型シアターと大型シアター

没入型シアター

(画像出典:国立台湾科学教育館の公式サイト)

地下1階は、2つのシアターと教室が集まる「科學展演探索基地(科学パフォーマンス・探究基地)」です。

地下1階の2つのシアター
シアター 特徴
小黑盒沉浸式劇場
(没入型の映像シアター)
64.6チャンネルの立体音響と10Kの高解像度映像を組み合わせたシアター
壁と床の計18台のプロジェクターによるL字型の投影空間で、映像作品やライブ演出などを上映
大劇院
(大型シアター)
2025年に新しく完成したシアター
4Kのデュアルレーザー投影と、天井を含む51本のドルビーアトモス対応スピーカーを備える
座席は200席(イベント時は300人まで拡張可能)

料金や入場できる年齢は、前の「入場料・営業時間」の章をご確認ください。

11階:屋上庭園と「城市之環(シティリング)」

最上階の11階には、「實驗花園(実験ガーデン)」「生態花園(エコガーデン)」「蜂花園(ミツバチガーデン)」などの屋上庭園があります。

「城市之環」は、360度のパノラマで台北の街並みを眺められる展望スペースです。

国立台湾科学教育館は、MRT(台北の地下鉄)の駅から少し離れた場所にあります。

駅から歩くと時間がかかるため、バスやタクシー、送迎と組み合わせて向かうのが一般的です。

ここでは、移動手段ごとの特徴と、迷わずに着くための具体的な行き方をまとめます。

国立台湾科学教育館の最寄り駅はどこ?

最寄り駅は、MRT淡水信義線(赤いライン)の「士林(シーリン)駅」と「劍潭(ジェンタン)駅」です。

どちらも台北駅から乗り換えなしで行けて、劍潭駅は5駅目、士林駅は6駅目にあります。

ただし、どちらの駅から歩いても約15〜20分かかります。

館のすぐそばには「國立科教館」というバス停があるので、駅でバスに乗り換えると移動がぐっと楽になります。

アクセスの基本情報
項目 内容
中国語の住所 臺北市士林區士商路189號
最寄り駅 MRT士林駅(1番出口)
MRT劍潭駅(3番出口)
最寄りバス停 國立科教館(館のすぐそば)
駐車場 来館者用の有料地下駐車場あり

国立台湾科学教育館への行き方を移動手段別に比較

移動手段によって、かかる時間や手間、料金の考え方が変わります。

移動手段別の比較
手段 所要時間の目安 料金相場の考え方 乗り換え こんな人向け
MRT+バス 士林駅からバスで約5分
(待ち時間は別)
安い
(MRTとバスの区間運賃)
あり 安く行きたい人、身軽な人
MRT+徒歩 駅から約15〜20分 MRTの運賃のみ なし
(徒歩区間が長い)
歩くのが苦にならない人
タクシー 台北駅周辺から約20〜30分
(道路状況による)
メーター制
(距離と渋滞で変わる)
なし 少人数で手軽に行きたい人
専用車送迎 ホテルから直行
(道路状況による)
やや高め(※変動制) なし
(ドアツードア)
子連れ、ベビーカーや荷物が多い人
貸切チャーター 周辺スポットも含めて自由に移動 時間制(※変動制) なし 複数のスポットをまとめて回りたい人

※送迎・チャーターの料金は変動制です。最新料金はシミュレーションでご確認ください。

 

MRT士林駅からバスで行く方法

乗り換えがわかりやすく、初めてでも使いやすいのが士林駅からバスに乗るルートです。

ステップ1:士林駅の1番出口から出る

改札を出たら、「1」と書かれた出口の案内に沿って地上へ出ます。

ステップ2:道路を渡ってバス停へ向かう

1番出口を出たら、道路を渡った側にあるバス停から乗車します。

ステップ3:紅30・紅12・557のバスに乗る

「紅30」「紅12」「557」のいずれかに乗ります。

乗車時間は約5分が目安です。

ステップ4:「國立科教館」のバス停で降りる

「國立科教館」で降りれば、館はすぐそばです。

バス停から館までは、東側か南側のバリアフリーのスロープを通って1階の半屋外スペースに入れます。

そのまま南側の入口から、1階ロビーへ進みます。

MRT劍潭駅からバスで行く方法

劍潭駅から向かう場合は、3番出口のバス停から「紅30」か「41」に乗り、「國立科教館」で降ります。

劍潭駅は士林夜市の最寄り駅でもあるので、夜市とあわせて回る日に使いやすいルートです。

なお、公式サイトのバリアフリー案内には、紅30は1番出口の左側のバス停からも乗れると書かれています。

出口番号の案内が2通りあるので、駅の構内表示で「紅30」「41」の乗り場を確認すると確実です。

国立台湾科学教育館に停まるバス路線

「國立科教館」のバス停には、次の路線が停まります。

「國立科教館」に停まる主なバス
路線 主な乗り換え駅 ポイント
紅30 士林駅・劍潭駅 ◎ 低床バス(ベビーカー・車いすでも乗りやすい)
紅12 士林駅 士林駅からの乗り換えに便利
557 士林駅 士林駅からの乗り換えに便利
41 劍潭駅 劍潭駅からの乗り換えに便利
620 – ◎ 紅30と同じく低床バス
288・821 – 台北市内の各エリアから乗車可能
9006 – 基隆と士林を結ぶ長距離バス(光華巴士)
市民小巴8 劍潭駅 士林エリアを回る小型バス

運賃は、悠遊卡(EasyCard:台湾の交通系ICカード)で支払うとスムーズです。

💡tripoolからのアドバイス:台北市の公式サイト「大臺北公車」では、バスの現在位置や到着の目安をリアルタイムで確認できます。

駅から国立台湾科学教育館まで歩ける?

士林駅の1番出口から歩く場合、所要時間は約15〜20分です。

館の前を通る「士商路(シーシャンルー)」を目指して歩けば到着します。

ただし、夏場や雨の日、子ども連れの場合は、徒歩での移動がかなり負担になります。

体力を展示の見学に残したいなら、バスや車を使うのがおすすめです。

タクシーで国立台湾科学教育館に行くときのポイント

タクシーは、少人数で手軽に移動したいときに便利です。

台北のタクシーはメーター制で、1.25kmまでが85元、その後は200mごとに5元が加算されます。

さらに、時速5km以下で走る渋滞中などは、60秒ごとに5元が加算されます。

行きと帰りで道路の混み具合が違うこともあるため、帰りの移動手段も事前に決めておくと安心です。

公共交通機関で行くときに気をつけたいこと

MRTとバスを使えば運賃は安く済みますが、見落としがちな負担もあります。

  • 乗り換え:駅でバスに乗り換える必要があり、ベビーカーや大きな荷物があると手間がかかる
  • 暑さと雨:台北は夏の暑さが厳しく雨も多いため、バス待ちや徒歩がつらくなりやすい
  • 言葉:中国語の表示に慣れていないと、乗り場や降りる停留所を間違えないか不安になりやすい
  • 休日の混雑:周辺に子ども向けの施設が集まっているため、土日はバスが混み合うことがある

子ども連れや3世代での旅行なら、ホテルから館の前まで乗り換えなしで移動できる送迎も選択肢になります。

こうした負担を減らしたいときは、送迎やチャーターを使う方法もあります。

国立台湾科学教育館へ送迎・チャーターで行くと何が変わる?

tripool(トリプール)は、台湾政府公認の登録済会社による送迎・チャーターサービスです。

運転手付きの車を貸し切るので、ホテルから国立台湾科学教育館まで乗り換えなしで移動できます。

他のお客さんとの相乗りはなく、家族やグループだけで移動できます。

こんな人に向いています

  • ベビーカーを使う人や、小さな子どもと一緒の人
  • 暑い日や雨の日に、駅やバス停で待ちたくない人
  • 祖父母と一緒の3世代旅行や、グループで旅行する人
  • 天文館や士林夜市など、周辺のスポットもまとめて回りたい人
  • 中国語でのバスの乗り換えや、タクシーでの行き先の伝え方が不安な人

tripoolの送迎・チャーター

国立台湾科学教育館へ行くときに使えるサービスは、次の3つです。

tripoolの送迎・チャーター
サービス こんなときに使う 特徴・ポイント
専用車送迎 ホテル → 国立台湾科学教育館の片道移動 貸切で相乗りなし、ドアツードアで移動
往復するときは行き・帰りで2回予約
2〜12時間制
貸切チャーター
科教館と周辺スポットを半日〜1日で回る 予約した時間内は乗り降り自由
(※ガイド・旅程の手配は含まない)
空港送迎 桃園空港・松山空港 ⇔ ホテルの移動 片道・ドアツードア
事前予約制で料金が明確

専用車送迎とチャーターの使い分け

どちらを選ぶかは、当日に回る場所の数で決めるとわかりやすいです。

旅のスタイル別の選び方
旅のスタイル 向いているサービス ポイント
科教館だけを半日かけて見学する 専用車送迎
(行き・帰りで2回予約)
片道ずつの予約なので、見学中の時間は料金に含まれない
△ 帰りの出発時刻は予約時に決めておく
科教館に加えて、天文館や士林夜市などにも行く 2〜12時間制
貸切チャーター
予約した時間内なら、行き先を自由に組み合わせられる
△ 館内を見学している時間も利用時間に含まれる
台湾に着いた日に、空港からホテルへ向かう 空港送迎 大きな荷物があっても、乗り換えなしでホテルまで移動できる

💡tripoolからのアドバイス:専用車送迎で帰りも予約するときは、見学時間に余裕を持たせて出発時刻を決めておくと、閉館間際に慌てずに済みます。

予約から当日までの流れ

  1. 公式サイトで出発地・目的地・人数・日時を入力し、料金を確認する
  2. オンライン決済で予約を確定する
  3. 乗車日の前日20時に、ドライバー情報がメールで届く
  4. 当日、予約した時間・場所から出発する

予約は日本語で進められ、前日朝6時(台湾時間)までならキャンセルは無料です。

領収書の発行にも対応しています。

料金は変動制なので、tripool公式サイトのシミュレーションで最新の料金をご確認ください。

 

車で国立台湾科学教育館に行く場合の駐車場

国立台湾科学教育館には、来館者用の有料地下駐車場があります。

地下駐車場の概要
項目 内容
場所 地下2階・地下3階
台数 普通車457台
(障がい者用10台、婦幼車位[妊婦・子ども連れ優先]10台を含む)
高さ制限 △ 2mまで
営業時間 ◎ 24時間
(閉館後はK階段・Jエレベーターから出入り)
入口 士商路の右側の入口から入る
無料時間 入庫から15分以内は無料
支払い方法 精算機で現金払い、または出口ゲートで悠遊卡をタッチ
出庫 精算後15分以内に出庫

車を停めたら、中央エレベーターかJエレベーター、またはK階段で1階へ上がり、エスカレーターで各フロアへ移動します。

バイク用の出入口は歩行者は通れないので注意してください。

国立台湾科学教育館は子ども向けの科学館という印象がありますが、大人だけで訪れても十分に楽しめます。

台湾の産業や社会課題を扱う展示に加えて、茶とコーヒーの科学を体験できるスペースや、台湾茶の専門講座もあります。

ここでは、大人ならではの楽しみ方をご紹介します。

国立台湾科学教育館が大人にもおすすめな理由

大人の楽しみ方
楽しみ方 内容
台湾の今を知る 半導体産業や脱炭素社会への取り組みを、展示を通して学べる
茶とコーヒーの科学を味わう B1の「實驗園地 Try Café(実験カフェ)」で、香りや味を体験しながら学べる
台湾茶を深く知る 「臺灣茶文化傳習所(台湾茶文化の学び舎)」の展示や、専門家による講座に参加できる
屋外でひと息つく 自然の植栽を生かした屋外の庭園を散策できる

各フロアの展示内容は、前の「見どころ」の章で詳しくご紹介しています。

国立台湾科学教育館の「實驗園地 Try Café」で茶とコーヒーの科学を体験

「實驗園地 Try Café」は、2026年7月22日に地下1階の科學學習中心(科学学習センター)にオープンした体験スペースです。

茶とコーヒーをテーマに、産地や加工、焙煎、香り、酸性・アルカリ性などの科学を、見る・聞く・嗅ぐ・味わうの五感で学べます。

無料で楽しめる体験

知識の展示、香りの比較、顕微鏡での観察、デジタル体験のコーナーは、自由に見学できます。

  • 展示:コーヒーの実や産地、精製方法、焙煎度合い、台湾茶の種類と製法を紹介
  • 音声ガイド:自分のペースで展示の解説を聞ける
  • 聞香(香りの比較):焙煎度合いの違うコーヒーの香りを嗅ぎ比べる
  • 顕微鏡観察:割ったコーヒー豆の断面や、茶葉の表面を拡大して観察
  • AI診断:年齢や体調、好みの味から、自分に合うコーヒーやお茶を探せる

音声ガイドは中国語と英語に対応しています。

有料の体験メニュー

Try Caféの体験メニュー
メニュー 内容 料金
A 智慧手沖 Try
(スマートハンドドリップ)
スペシャルティコーヒー25種類、台湾茶24種類から1つ選び、専用の抽出機でいれる 1杯60元(約290円)
2杯で99元(約490円)
風味の記録と観察の追加は+39元(約190円)
B 手磨香氣 Try
(手挽きで香りを楽しむ)
浅煎り・中煎り・深煎りの豆から選んで自分で挽き、香りの変化を観察してからドリップ 1杯99元(約490円)
同じ豆でもう1杯は60元(約290円)
C 風味打包 Try
(お持ち帰り5包セット)
ドリップバッグか台湾茶のティーバッグを5包選ぶ 200元(約980円)
D 風味收藏 Try
(お持ち帰り10包セット)
10包に、台湾茶の風味の図表や酸性・アルカリ性の観察キットなどが付く 399元(約1,960円)
E 單包帶走 Try
(1包のお持ち帰り)
ドリップバッグか台湾茶のティーバッグを1包 50元(約250円)

有料メニューは、地下1階の科學教室服務台(科学教室の受付)で購入します。

開放時間は9:00〜17:00ですが、講座や設備の点検などで一部の体験を休止することがあります。

💡tripoolからのアドバイス:C〜Eのお持ち帰りメニューは、台湾茶やコーヒーのちょっとしたお土産にもぴったりです。

※円換算は1台湾ドル(元)=約4.9円(2026年9月時点の目安)で計算しています。

台湾茶の文化を学べる「臺灣茶文化傳習所」

臺灣茶文化傳習所

(画像出典:国立台湾科学教育館の公式サイト)

「臺灣茶文化傳習所(台湾茶文化の学び舎)」は、国立台湾科学教育館と農業部茶及飲料作物改良場(台湾の茶業の研究機関)が共同で、地下1階の科学教室に設けたスペースです。

台湾茶の食育を目的としていて、ふだんは無料で見学できます。

屋外の「科教茶園(科教館の茶畑)」には、台茶12号(金萱)や台茶18号(紅玉)などの茶樹が植えられています。

2026年「茶學講座(台湾茶の講座)」

研究機関の専門家と、実際に茶を育てて販売する茶農家が講師を務める講座です。

産地の環境や気候変動の影響などの話を聞きながら、その場でお茶を味わえます。

茶學講座の参加情報
項目 内容
会場 地下1階 團膳區(団体用の食事スペース)
時間 14:00〜15:30
(盛況な場合は16:00まで延長)
参加費 1人100元(約490円)、当日現地で支払い
参加者には限定のティーバッグ付き
定員 各回150人
(オンライン申し込み120人、当日受付30人)
申し込み オンライン:開催1週間前に締め切り
◎ 当日受付:開始30分前から

💡tripoolからのアドバイス:講座のある土曜日は、午前中にTry Caféを体験してから午後の講座に参加すると、茶の科学を一日で深く味わえます。

国立台湾科学教育館の所要時間は、誰と行くか、どこまで見るかで大きく変わります。

体験型の展示が多いので、特に子ども連れは予定より長くなりがちです。

ここでは「大人だけ」と「子連れ」の2つのケースに分けて、所要時間の目安とモデルプランをご紹介します。

国立台湾科学教育館の所要時間の目安

まずは、回り方ごとの所要時間の目安を確認しておきましょう。

所要時間の目安
回り方 大人だけ 子連れ
常設展(3〜6階)だけ 約2〜3時間 約3〜4時間
常設展+特別展やシアター 約3〜4時間 約4〜5時間
体験・講座・屋外の散策まで 半日〜1日 △ 1日がかり

※上記は展示の量と内容をもとにした目安です。混雑や子どもの年齢によって変わります。

台湾の親子向け旅行ブログでも、子ども連れなら1日いても飽きないと紹介されています。

大人だけで行く場合のモデルプラン

大人だけの場合は、6階の半導体や脱炭素の展示、特別展など、解説をじっくり読む展示に時間がかかります。

プラン1:要点を押さえて約3時間

大人だけ・約3時間のプラン
時間 場所 過ごし方
13:00 6階 半導體未來館と「回到未來」を見学
14:00 3・5階 人體奧妙展や物理・化学の体験装置をひと通り体験
15:00 8階 博物館之橋を歩き、特別展を見学
16:00 地下1階 「實驗園地 Try Café」でコーヒーや台湾茶を一杯

プラン2:土曜日にじっくり1日

土曜日は、3階で医師による解説があり、台湾茶の講座も開かれるため、大人の学びを1日で詰め込めます。

大人だけ・土曜日の1日プラン
時間 場所 過ごし方
9:00 6階 半導體未來館と「回到未來」をじっくり見学
10:30 3階 人體奧妙展と、科技性別化創新の展示を見学
12:00 館内 昼食・休憩
13:00 地下1階 Try Caféで手挽きコーヒーなどを体験
14:00 地下1階 「茶學講座(台湾茶の講座)」に参加(講座のある土曜日のみ)
15:45 屋外 庭園を散策して、茶の木やコーヒーの木を観察
16:15 7〜8階 特別展と博物館之橋を見学
18:00 – 閉館

講座は盛況な場合16:00まで延びるので、講座のあとの予定は余裕を持って組んでおくと安心です。

子連れで行く場合のモデルプラン

子ども連れの場合は、体験装置が集まる5階で時間を使うことが多くなります。

台湾の旅行ブログでも、5階の科学遊びのエリアは入り口の装置だけで長く遊べると紹介されています。

プラン3:半日(約4〜5時間)で楽しむ

子連れ・半日プラン
時間 場所 過ごし方
9:00 5階 空中腳踏車に乗る(乗れる年齢・身長の場合)
9:30 5階 科學遊戲世界で、体を使った体験装置を楽しむ
11:00 3階 敲敲打打工作坊でものづくり、人體奧妙展を見学
12:00 館内 昼食・休憩
13:00 4階 環境探索角やHOMING 找家で生き物を学ぶ
14:00 5階 極大極小劇場で科学実演を見る(週末に開催されることがある)

空中腳踏車は昼の時間帯に休止するので、乗りたい場合は午前中に済ませておくとスムーズです。

プラン4:1日たっぷり楽しむ

半日プランに、次のような過ごし方を加えると1日楽しめます。

  • 地下1階のシアターで、映像作品を鑑賞する
  • 7階の特別展で、恐竜や動物の展示を見学する
  • 6階で、数学パズルや鉱石に触れる展示を体験する
  • 屋外の庭園で、ツリーハウスや植物を観察しながら休憩する

晴れた日は、11階の屋上庭園(實驗花園・城市之環)に立ち寄れることもあります。

ただし、屋上は天候によって開放されない日があるので、現地の案内を確認してください。

子どもの年齢別の時間配分

年齢別の過ごし方の目安
年齢 時間をかけたい場所 ポイント
未就学児 5階の体験装置、4階の環境探索角 5階には6歳以下向けの遊具もある
疲れやすいので、休憩をこまめに入れる
小学生 3階の工作坊、5階、空中腳踏車 手作り講座の多くは5歳以上が対象
工作や実験に参加すると、滞在時間が長くなる
中高生 6階の半導体・地球の展示、3階のジェンダーの展示 自由研究や探究学習のテーマ探しにも使える

国立台湾科学教育館で時間を有効に使うコツ

限られた旅行の時間で満喫するために、次のポイントを押さえておきましょう。

  • 1日かけて楽しむなら、開館時間の9時に到着する
  • 週末の科学実演や土曜日の講座など、時間の決まったイベントを先に予定に入れる
  • 公式サイトのトップページで、3〜6階の現在の入場者数を確認してから出発する
  • 見たい展示の優先順位を決めて、見学するフロアを絞る

公式サイトのトップページには、常設展エリアの現在の入場者数と入場上限(3,000人)が表示されています。

💡tripoolからのアドバイス:チャーターで周辺のスポットとあわせて回るときは、この章の所要時間の目安に移動時間を足して、利用時間を決めると慌てずに済みます。

国立台湾科学教育館の周りには、あわせて訪れたい観光スポットが集まっています。

科教館は、天文館・兒童新樂園(子ども向け遊園地)・美崙公園・雙溪濕地公園とともに、「臺北科學藝術園區(台北サイエンス・アートパーク)」を構成しています。

さらに足を延ばせば、士林夜市や士林官邸、国立故宮博物院にも行けます。

国立台湾科学教育館の周辺スポット一覧

周辺スポットの早見表
スポット 科教館からの距離感 こんな人におすすめ
天文館 約270m
(歩いてすぐ)
宇宙や星が好きな親子・大人
兒童新樂園 すぐ隣 未就学児〜小学生の子ども連れ
雙溪濕地公園 約470m
(歩いて行ける)
散歩や夕日を楽しみたい人
士林夜市 MRT劍潭駅のすぐ近く 見学のあとに夕食や食べ歩きを楽しみたい人
士林官邸 MRT士林駅から徒歩約15分 庭園散策や台湾の近代史に興味がある人
国立故宮博物院 科教館と同じバス路線「紅30」で行ける 台湾を代表する博物館も見ておきたい人

天文館(臺北市立天文科學教育館)

臺北市立天文科學教育館

(画像出典:臺北市立天文科學教育館の公式サイト)

天文館は、国立台湾科学教育館から歩いてすぐの場所にある、宇宙と天文をテーマにした科学館です。

金色の外観が目を引く「宇宙劇場」は、直径35mのドーム型シアターで、325人を収容できます。

展示場の1〜3階では、古代の天文学から太陽系、銀河、宇宙論までを順番に学べます。

4階の「宇宙探險(体験型アトラクション)」では、乗り物に乗って宇宙旅行の気分を味わえます。

屋上には観測室があり、土曜日の夜19:00〜21:00は一般の人も望遠鏡で星を観察できます。

天文館の基本情報
項目 内容
開館時間 日曜、火〜金:9:00〜17:00
土曜:9:00〜20:00
休館日 × 毎週月曜
(祝日の場合は開館)
展示場の料金 全票40元(約200円)/半票20元(約100円)
16:30で販売・入場終了
宇宙劇場・立體劇場(3Dシアター) 全票100元(約490円)/半票50元(約250円)
宇宙探險 全票70元(約340円)/半票35元(約170円)
9:30〜16:00

宇宙劇場は上映時間が決まっているので、到着したら先に上映時間を確認してチケットを買っておくと、展示場を回る順番を組み立てやすくなります。

宇宙探險は、6歳以下の子どもだけでは乗れず、12歳以上の同伴者が必要です。

兒童新樂園(臺北市立兒童新樂園)

兒童新樂園は、国立台湾科学教育館のすぐ隣にある、台北市営の子ども向け遊園地です。

もとは圓山にあった児童遊園地が、2014年に士林へ移転して新しくオープンしました。

約5ヘクタールの園内には、観覧車やジェットコースター、メリーゴーラウンドなど13種類の大型遊具が並びます。

無料で遊べるエリアや子ども劇場もあり、週末には無料のパフォーマンスも開かれます。

兒童新樂園の基本情報
項目 内容
営業時間 基本は9:00〜17:00
土曜・夏休み・冬休み・連休は20:00まで、日曜・連休最終日は18:00まで
休園日 × 毎週月曜、旧暦の大晦日
入園料 全票30元(約150円)/優待票15元(約70円)
遊具の料金 1回ごとに支払い(1種類20〜80元、約100〜390円)
一日票(1日券) ◎ 入園料込みで、大型遊具13種類が乗り放題
200元(約980円)が目安

1日券は、身長100cm以上の子どもの利用がすすめられています。

営業時間は季節によって変わるため、公式サイトの最新の営業スケジュールで確認してから出かけると安心です。

雙溪濕地公園(シュアンシー湿地公園)

シュアンシー湿地公園

(画像出典:臺北市政府工務局大地工程處の公式サイト)

雙溪濕地公園は、2022年12月にオープンした、約2.3ヘクタールの湿地公園です。

近くの排水ポンプ場の水を引き込み、沈殿池や水生植物の力で水をきれいにする仕組みを見学できます。

生態池の中へまっすぐ延びる白い「水中步道(水上の遊歩道)」が、この公園の見どころです。

高台の展望デッキからは、雙溪と基隆河が合流する河口を見渡せ、夕日の名所としても知られています。

公園は24時間開放されていて、入園は無料です。

河川敷のサイクリングロードともつながっているので、科教館の見学後に夕方の散歩を楽しむのにぴったりです。

士林夜市

士林夜市は、台北で最も規模の大きい夜市です。

名前に「士林」とつきますが、最寄り駅は士林駅ではなく、ひとつ手前の劍潭駅です。

士林市場の地下1階にあるフードコートは、2025年4月にリニューアルオープンしました。

600席以上の座席があり、冷房の効いた清潔な空間で、座って台湾の屋台料理を味わえます。

国立台湾科学教育館の閉館後に、夕食を兼ねて立ち寄るのにちょうどよい場所です。

士林夜市を楽しむポイント
項目 内容
営業時間の目安 屋外の屋台は夕方〜深夜が中心
地下のフードコートは平日15:00ごろ、週末は昼ごろから営業
混雑する時間 △ 19:00〜22:00がピーク
支払い 現金のみの屋台が多いので、100元札など小さいお札を用意しておく

※営業時間は店舗や屋台ごとに異なります。

士林官邸(シーリン官邸)

士林官邸

(画像出典:臺北市政府觀光傳播局の公式サイト)

士林官邸は、1950年に蔣介石元総統夫妻の住まいとして建てられた邸宅と庭園です。

中国式の庭園と西洋式の庭園があり、約100品種のバラが植えられたバラ園も人気です。

庭園エリアは入場無料で、毎日8:00〜18:00に開放されています。

夫妻の暮らしぶりを見学できる「正館(本館)」は有料で、身分証明書を見せれば音声ガイドを無料で借りられます。

士林官邸正館の基本情報
項目 内容
開館時間 火〜日
9:30〜12:00、13:30〜17:00
(最終入場は11:50、16:50)
休館日 × 毎週月曜、旧正月、清明節、端午節、中秋節、定期メンテナンス期間
料金 全票100元(約490円)/優待票50元(約250円)
2026年の花の展示 菊展:11月27日〜12月13日

正館は昼休みがあるほか、毎年9月に2週間ほどメンテナンスで休館するので、秋に訪れる場合は事前に確認してください。

国立故宮博物院

国立故宮博物院は、約70万点の文物を収蔵する、台湾を代表する博物館です。

国立台湾科学教育館とは、同じバス路線「紅30」でつながっていて、両方をセットで回りやすいのもポイントです。

国立故宮博物院(台北の本院)の基本情報
項目 内容
開館時間 火〜日:9:00〜17:00
(チケットの購入・引き換えは16:30まで)
休館日 毎週月曜
◎ 2026年は9月28日、10月26日、11月9日、12月7日の月曜も特別開館
料金 一般チケット280元(約1,370円)
(公式サイトの料金ページの記載)
無料開放日(2026年の残り) 9月27日(世界観光の日)、10月10日(国慶節)
10月17日(台湾文化の日)は第一展覧館が無料

国立台湾科学教育館の当年度のチケット半券を見せると、故宮の第一展覧館のチケットが2割引になります。

「翠玉白菜」や「肉形石」などの人気の展示品は、展示替えで見られない時期があるため、訪問前に公式サイトで展示状況を確認しておくと安心です。

💡tripoolからのアドバイス:科教館で使ったチケットの半券は捨てずに持っておくと、あとで故宮に行くときに割引を受けられます。

国立台湾科学教育館と周辺スポットを回るときの注意点

士林エリアの施設の多くは、国立台湾科学教育館と同じく月曜日が休みです。

月曜日の営業状況
スポット 月曜日
国立台湾科学教育館 × 休館(祝日などを除く)
天文館 × 休館(祝日を除く)
兒童新樂園 × 休園
士林官邸 △ 庭園は開放、正館は休館
国立故宮博物院 △ 休館(特別開館日を除く)
雙溪濕地公園 ◎ 24時間開放
士林夜市 ◎ 営業

月曜日に士林エリアを訪れる場合は、庭園や公園、夜市を中心に予定を組みましょう。

周辺スポットを組み合わせた具体的な回り方は、次の「モデルコース」の章でご紹介します。

ここまでご紹介したスポットを、実際にどう組み合わせて回ればいいのかをまとめます。

士林エリアは見どころが多い分、組み合わせ方で1日の満足度が大きく変わります。

ここでは、旅のスタイル別に国立台湾科学教育館を含む3つのモデルコースをご紹介します。

各スポットの料金や営業時間は、前の章をあわせてご確認ください。

自分に合うモデルコースはどれ?

まずは、3つのコースの特徴を一覧で比べてみましょう。

モデルコースの早見表
コース 回るスポット おすすめの曜日 こんな人向け
コース1
親子で遊んで学ぶ1日
科教館
兒童新樂園
士林夜市
火〜日 未就学児〜小学生の子ども連れ
コース2
土曜限定・星空まで楽しむ1日
科教館
天文館
雙溪濕地公園
士林夜市
△ 土曜のみ 宇宙や星が好きな親子・カップル
コース3
大人の科学と歴史めぐり
科教館
国立故宮博物院
士林夜市
火〜日 大人だけの旅行、台湾の文化も知りたい人

どのコースも月曜日は利用できません。

士林エリアを回る日は、火曜〜日曜に設定しておきましょう。

モデルコース1:親子で遊んで学ぶ1日コース

国立台湾科学教育館と、すぐ隣の兒童新樂園をはしごする、子ども連れの定番コースです。

2つの施設が隣り合っているので、移動の負担が少なく、子どもの体力を遊びに使えます。

親子で遊んで学ぶ1日コース
時間 スポット 過ごし方
9:00 国立台湾科学教育館(5階) 開館直後に空中腳踏車に乗り、科學遊戲世界で体験装置を楽しむ
11:00 国立台湾科学教育館(B1・2階) 飲食スペースで昼食・休憩
13:00 兒童新樂園 1日券を使って、乗りたい遊具を中心に回る
16:30 ホテル いったん戻って荷物やベビーカーを置き、ひと休み
18:30 士林夜市 座って食べられる地下のフードコートで夕食

兒童新樂園は、平日は17:00に閉園するので、午後はそれまでに遊び終える計画にしておきましょう。

土曜日や長期休暇中は兒童新樂園が夜まで営業するので、夕方まで遊んでから夜市へ向かうこともできます。

💡tripoolからのアドバイス:夜市は19時以降に一気に混み合います。

子ども連れなら18時台に到着すると、席を確保しやすくなります。

モデルコース2:土曜限定・星空まで楽しむ1日コース

土曜日だけ夜まで開いている天文館を組み込んだ、科学三昧のコースです。

天文館の屋上観測室では、土曜日の19:00〜21:00に一般の人も望遠鏡で星を観察できます。

土曜限定・星空まで楽しむ1日コース
時間 スポット 過ごし方
10:00 国立台湾科学教育館(3〜6階) 常設展をひと通り見学
12:30 国立台湾科学教育館(B1・2階) 昼食・休憩
13:30 天文館 先に宇宙劇場の上映時間を確認してチケットを購入し、展示場を見学
16:30 雙溪濕地公園 水中步道を歩き、展望デッキから夕方の河口を眺める
18:00 周辺 夕食・休憩
19:00 天文館(屋上観測室) 望遠鏡で星や月を観察
20:00 士林夜市 デザートや軽食を食べ歩き

望遠鏡での観察は、雨や曇りの日は星が見えないことがあります。

天候が悪い日は、宇宙劇場や立體劇場を中心にするなど、屋内で楽しめる内容に切り替えましょう。

日の入りの時刻は季節によって変わるため、雙溪濕地公園に立ち寄る時間は当日の天気と日没時刻にあわせて調整してください。

モデルコース3:大人の科学と歴史めぐりコース

台湾の最先端技術を学べる科教館と、中華文化の至宝が集まる故宮をつなぐ、大人向けのコースです。

ポイントは、故宮より先に科教館を訪れることです。

前の章でご紹介したとおり、科教館の当年度のチケット半券を見せると、故宮の第一展覧館のチケットが2割引になります。

大人の科学と歴史めぐりコース
時間 スポット 過ごし方
9:00 国立台湾科学教育館(6階) 半導體未來館と「回到未來」をじっくり見学
10:30 国立台湾科学教育館(8階・B1) 博物館之橋を歩き、Try Café(実験カフェ)でコーヒーか台湾茶を一杯
12:00 移動 バス「紅30」などで故宮へ
12:30 国立故宮博物院周辺 昼食
13:30 国立故宮博物院 科教館の半券を見せてチケットを購入し、展示を見学
17:00 移動 閉館にあわせて士林夜市方面へ
18:00 士林夜市 夕食を兼ねて屋台グルメを楽しむ

故宮のチケット購入・引き換えは16:30で締め切られます。

故宮をじっくり見たい場合は、科教館の見学を午前中に収めておきましょう。

庭園散策が好きな人は、故宮の代わりに士林官邸を組み込むのもおすすめです。

ただし、士林官邸の正館は毎年9月に約2週間のメンテナンス休館があります。

💡tripoolからのアドバイス:科教館のチケット半券は、故宮に入るまで財布などにしまっておくと割引を受けそびれません。

半日しか時間がないときの組み合わせ方は?

旅程が詰まっていて半日しか使えない場合は、移動の少ない組み合わせを選ぶのがコツです。

半日で回れる組み合わせ
組み合わせ 移動 こんな人向け
科教館+天文館 ◎ 徒歩ですぐ 雨の日でも屋内で過ごしたい人
科教館+兒童新樂園 ◎ すぐ隣 小さな子ども連れ
科教館(午後)+士林夜市 ○ バスまたは車で移動 午前中に別の予定がある人

科教館と天文館は、前の章でご紹介した共通券を使うとまとめてチケットを用意できます。

モデルコースを回るときの移動手段は?

科教館・天文館・兒童新樂園は歩いて行き来できますが、故宮や士林夜市へはバスや車での移動が必要です。

コースごとに、使いやすい移動手段をまとめました。

コース別のおすすめの移動手段
コース 公共交通機関で回る場合 送迎・チャーターを使う場合
コース1
親子で遊んで学ぶ1日
行きはMRT+バス「紅30」
夜市へはバスでMRT劍潭駅方面へ
専用車送迎で「ホテル→科教館」「兒童新樂園→ホテル」をそれぞれ片道で予約
コース2
土曜限定・星空まで楽しむ1日
行きはMRT+バス
日中の移動は徒歩
行きは専用車送迎
夜の移動が不安なら、帰りも専用車送迎を予約
コース3
大人の科学と歴史めぐり
科教館→故宮はバス「紅30」で乗り換えなし ◎ 貸切チャーターで科教館・故宮・夜市を乗り降り自由に移動

※送迎・チャーターの料金は変動制です。最新料金はtripool公式サイトのシミュレーションでご確認ください。

 

専用車送迎は片道の送迎なので、往復で使う場合は行き・帰りで2回予約が必要です。

貸切チャーターは、館内を見学している時間も利用時間に含まれます。

コース3のように3か所以上を回る日は、見学時間と移動時間を合わせて、2〜12時間の中から利用時間を選びましょう。

💡tripoolからのアドバイス:士林夜市の周辺は夜に道路が混み合うため、乗車・降車の場所を事前に決めておくとスムーズに合流できます。

モデルコースを楽しむための注意点

モデルコースを計画するときは、次のポイントを事前に確認しておきましょう。

  • 月曜日:科教館・天文館・兒童新樂園・故宮は原則休館・休園
  • 夏休み・冬休み:科教館や兒童新樂園の営業時間が延び、館内も混み合いやすい
  • 天候:雨の日は屋外の公園や夜市の屋外エリアを短めにし、屋内の施設を中心にする
  • 故宮の展示替え:人気の展示品が見られない時期がある

最後に、国立台湾科学教育館を訪れる前によく寄せられる質問をまとめました。

料金やアクセスなど、ここまでの章で紹介した内容以外の「現地で困りがちなこと」を中心にお答えします。

Q. 国立台湾科学教育館の館内で食事はできる?

はい、館内には飲食店が入っているので、外に出なくても食事ができます。

食事の中心になるのは、地下1階の飲食エリア「聚食光」です。

館内の主な飲食店(2026年9月時点)
フロア 主な店舗 営業時間
B1
聚食光
CoCo壱番屋(カレー)
一階堂拉麵(ラーメン)
秋風軒放題(鍋)
韓虎嘯EXPRESS(韓国料理)など
月〜金:11:00〜21:00
土日・祝日:11:00〜21:30
1F スターバックス 毎日8:00〜18:00
1F モスバーガー 原則として開館時間と同じ

地下1階へは、東側(天文館寄り)のJエレベーターかK階段から向かいます。

地下1階の飲食エリアは閉館後も夜まで営業しています。

展示を見終わったあとに、そのまま夕食をとることもできます。

1階のスターバックスは、閉館中は西側(兒童新樂園寄り)の入口から利用できます。

※店舗や営業時間は変わることがあります。

Q. 国立台湾科学教育館に授乳室やおむつ替えの場所はある?

はい、授乳室(哺集乳室)が1階の北側と地下1階の東側の2か所にあります。

2か所で個室が合計3室あり、おむつ替え台や手洗い場、ひじ掛け付きのソファなどがそろっています。

1階の授乳室には、母乳を保存できる専用の冷蔵庫もあります。

1階の授乳室は、台北市政府衛生局の優良授乳室の認証を受けています。

利用は開館日・開館時間内に限られ、困ったことがあれば1階の服務台(インフォメーション)で相談できます。

Q. ベビーカーで回れる?コインロッカーはある?

館内の移動はエレベーターが中心なので、ベビーカーでも各フロアを回れます。

1階ロビーにロッカーがあり、ベビーカーの貸し出しも行っています。

Q. 車いすでも国立台湾科学教育館を見学できる?

はい、公式サイトによると館内のエレベーターはすべて車いすで利用できます。

3〜6階の常設展へは、H・Iエレベーターを使うと各フロアへ直接移動できます。

Iエレベーターを利用するときは、1階の服務台のスタッフに声をかけると案内してもらえます。

7階の特別展へは、1階からA・Bエレベーターで上がれます。

バリアフリー設備
設備 内容
バリアフリートイレ 1F・3〜9Fは各階の東西に1室ずつ(計2室)
B1〜B3は各階1室
飲食スペース 2階の南側に車いす用の席が2席
駐車場 B3からA・Bエレベーターで1階ロビーへ直行できる

バス停からのスロープについては、前の「アクセス」の章でご紹介しています。

Q. 国立台湾科学教育館では日本語は通じる?

公式サイトは華語(台湾の中国語)版と英語版があり、2026年9月時点で日本語版は確認できませんでした。

館内の展示解説も、華語と英語が中心です。

スタッフの日本語対応は保証されていないので、確実に伝えたいことはスマートフォンの翻訳アプリを用意しておくと安心です。

体験型の展示が多いため、言葉がわからなくても子どもは感覚的に楽しめます。

💡tripoolからのアドバイス:タクシーや館内で行き先を伝えるときは、正式名称の「國立臺灣科學教育館」を画面で見せるとスムーズです。

Q. 「愛台灣博物館卡(台湾の博物館パス)」は使える?

「愛台灣博物館卡」は、台湾各地の博物館で使える年間パスです。

ただし、販売サイトの国立台湾科学教育館のページには、入館時に台湾の身分証明書(写真付き)の提示が必要と書かれています。

そのため、日本からの旅行者が使うのは難しいと考えられます。

旅行者が複数の施設をお得に回るなら、前の章でご紹介した周辺施設との共通券を検討してみてください。

 

コミ

コミ

台湾生まれ、台湾在住のコラムニスト。日本語で「なぜ今、台湾旅行に行くべきか」を発信中。チャーターでしか訪れられない観光スポットから、効率的なモデルコース、本場のグルメまで——台湾の歩き方は、私にお任せください。

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