【2026最新】台湾パスは本当におトク?高鉄・台鉄周遊券とバス・タクシー徹底比較

「台湾を安く・効率よく回りたい」と調べていると必ず出てくるのが、台湾パス(Taiwan PASS)です。

でも、高鉄版と台鉄版はどっちを選べばいいのか、本当に元が取れるのか、自分の旅程に合うのか——迷う方も多いはずです。

この記事では、台湾旅行特化タクシーアプリ tripool が、台湾パスを公式情報に基づいて徹底解説します。

具体的には、

  1. 台湾パスとは何か
  2. 2026年リニューアルの変更点
  3. 高鉄版と台鉄版の違いとどっちを選ぶべきか
  4. 料金と買い方
  5. 購入後の手続き
  6. 台湾パスだけでは足りない移動(空港アクセス・駅から先・台中台南・東部)の正体
  7. パスとtripoolの貸切チャーター・空港送迎をどう使い分けるとお得か
  8. よくある質問

までを一気に整理します。

台湾旅行の交通費と時間を、まとめて最適化していきましょう。

台湾パス(Taiwan PASS)は何ができるチケット? 

台湾パス(Taiwan PASS)は、台湾の交通部観光署(観光庁)が発行する公式の交通電子チケットです。

長距離交通の周遊券、都市交通・メトロ(MRT)の周遊・往復券、観光地の交通利用券の3種類を一つにしたマルチパスで、いわば台湾の主要な移動手段を1枚にまとめたパスだと考えると分かりやすいです。

使い方は紙のチケットではなく専用アプリが基本で、購入後に引換コードを受け取り、アプリで有効化してから各交通のQRコードや引換証を取得する仕組みになっています。

利用期間にも特徴があり、交通手段を自由に組み合わせて、7日間以内の旅程を柔軟にアレンジできる設計です。

つまり「長距離は鉄道、都市内はMRT、観光地へはシャトルバス」という台湾旅行の典型的な移動を、一括でカバーすることを狙ったパスといえます。

2026年のリニューアルで何が変わった?

ここが最も注意すべきポイントです。

台湾パスは2026年4月1日に大きくリニューアルされました。

交通部観光署が発行する周遊パス「Taiwan PASS」が4月1日にリニューアルされ、外国人旅行者限定の「高鉄版」と国内外の旅行者が利用可能な「台鉄版」の2商品に集約されたのが要点で、これまではプランの内容を細かく分け、5商品が発行されていたものが、現在の2種類体制に整理されました

高鉄版と台鉄版、2種類の違いは?

現在の台湾パスは、長距離移動に使う鉄道の種類で「高鉄版」と「台鉄版」に分かれます。

高鉄版(新幹線版) は、台湾高速鉄道(高鉄)の3日周遊券がセットになったタイプです。

価格は定価2,800台湾ドル

重要な制限として、台湾高鉄3日間乗り放題パスは短期入境の外国人旅行者のみ利用可能で、中華民国(台湾)パスポートで入境した方や有効な居留証をお持ちの方は利用できません。

台北〜台中〜台南〜高雄といった西部の主要都市を高速移動したい人向けです。

台鉄版(在来線版) は、台湾鉄路(台鉄)の3日周遊券がセットになったタイプで、価格は定価2,500台湾ドル

高鉄版が外国人旅行者限定であるのに対し、台鉄版は国内外の旅行者が利用可能で、在来線でのんびり各地を巡りたい人や、東部・ローカル路線も使いたい人に向いています

両者で共通しているのが、付帯する都市交通と観光地交通です。

どちらのプランも、4大都市のメトロ(4種から1つ選択)と、台湾全土15の景勝地シャトルサービス(15種から1つ選択)を自由に組み合わせられる仕組みになっています。

景勝地シャトルには台湾好行(清境・日月潭・阿里山・墾丁)の4路線に加え、阿里山林業鉄道、宜蘭好行3日券、高雄MeN Goなどが含まれます。

配車・レンタル系では、Uber Rides 300台湾ドル割引クーポン、格上レンタカー300台湾ドル割引クーポン、24時間スクーターレンタル券が選択肢に入ります。

どちらを選ぶべきかは旅程によって変わるため、次の章で詳しく比較します。

台湾パスを選ぶときの分かれ目は、価格よりも「どこへ・どれくらいの速さで行きたいか」です。

台湾の高鉄周遊券(新幹線3日周遊券)は誰向け?

高鉄版は、台湾高速鉄道(高鉄=新幹線)の3日間乗り放題がセットになったタイプで、価格は大人2,800台湾ドル・子供1,700台湾ドルです。

高鉄は路線全長348.5km、台北〜左営(高雄)間を最短約95分で結ぶ西海岸の幹線で、区間内には12の駅が設置されている路線です。

つまり西部の主要都市(台中・台南・高雄)を短時間で一気に巡りたい人向けです。

ここで、tripoolが実際の料金から考える「元が取れるかどうか」の目安をお伝えします。

高鉄の台北〜高雄(左営)は片道で大人約1,490台湾ドル、往復で約2,980台湾ドル。

そのため、桃園空港から入って、3日以内に台北〜高雄を1往復するだけで、高鉄版の価格(2,800台湾ドル)の元が取れます

高雄まで足を伸ばす旅程なら、高鉄版は十分におすすめできます。

逆に注意したいのが近距離だけの場合です。

台北〜台中は片道で大人約700台湾ドル、往復で約1,400台湾ドルと、パス価格のほぼ半額。

台中だけが目的ならパスは割高で、おすすめしません

一番おすすめの使い方は、桃園空港から台湾に入り、南部の都市を最低2つ巡るプランです

たとえば「台中+台南」や「台南+高雄」のように組み合わせると、高鉄の移動回数が増えてパスの価値が生きてきます。

ただし1つ実情があります。

台中・台南は、台北や高雄ほど現地の公共交通が便利ではなく、台湾パス付帯の観光バスも本数が少なめです。

駅に着いてから観光地を巡る段階で動きづらくなりがちなので、tripoolとしては、台中・台南の現地移動には2〜12時間の貸切チャーターを併用するのがおすすめです

高鉄で都市間を速く移動し、市内はチャーターで効率よく回る、という組み合わせが快適です。

お得に利用したい方は、紹介コード 「tripoolblog」 でアプリをダウンロードして予約するのがおすすめです。

 

台鉄版(在来線3日周遊券)は誰向け?

台鉄版は、台湾鉄路(台鉄=在来線)の3日間周遊券がセットで、価格は大人2,500台湾ドル・1,700台湾ドル。

3日間、台鉄の指定席・自由席を無制限に利用でき、国籍を問わず台湾国内外の旅行者が利用できるのが特徴です。

結論から言うと、台鉄版は台湾東部(花蓮・台東など)へ行く人にだけおすすめします

理由はシンプルで、西部は高鉄だけで十分カバーできるからです。

高鉄が西海岸を貫くのに対し、台鉄は台湾を一周する路線で、花蓮・台東・宜蘭といった東部エリアまで網羅しています。

高鉄が走らない東海岸こそ、台鉄版の出番です

具体的な目安として、台北〜花蓮は普悠瑪号(最速の台鉄)で片道約655台湾ドル(参考までに自強号は台北〜花蓮583台湾ドル、台北〜台東936台湾ドル)。

したがって、台北・花蓮・台東を一度の旅でまとめて巡る人なら、2,500台湾ドルの価格に見合います

逆に1〜2区間しか乗らないなら、単発のチケットの方が安く済むこともあります

東部でも宜蘭については例外で、宜蘭へは客運(高速バス)を使う方が割安でおすすめです

台鉄版を選ぶかどうかは「花蓮・台東まで足を伸ばすか」で判断するとわかりやすいです。

なお速度面では、台北〜高雄は台鉄だと約3時間30分〜7時間かかり、運賃は高鉄の約半額。時間に余裕があり移動費を抑えたい人、東部の車窓をのんびり楽しみたい人に向いています。

ただし台鉄版を選ぶなら、東部での現地移動はあらかじめ計画しておくことをおすすめします

花蓮・台東の公共交通は、台中・台南よりもさらに本数が限られます

レンタカーという選択肢もありますが、台湾は右側通行・左ハンドルで、日本(左側通行・右ハンドル)とは逆

慣れない運転は事故のリスクもあり、誰にでもおすすめできるものではありません。

レンタカーを使わない場合、現地の足はタクシーが中心になりますが、花蓮・台東はUberを呼んでも西部より割高になりがちです。

そこでtripoolがおすすめするのは、先に行程を固めておき、台鉄で東部の駅に着いたら、その駅からそのまま2〜12時間の貸切チャーターを利用する方法です。

駅に降りた瞬間から観光をスタートでき、一日の終わりはホテルの前で降ろしてもらえます。

公共交通が少なく、配車も割高になりがちな東部だからこそ、駅起点の貸切チャーターなら移動のストレスなく、花蓮・台東の旅をまるごと楽しめます。

 

付帯するMRT・観光バスはどう選ぶ?

ここは高鉄版・台鉄版で共通で、4種類のMRTから1つ+15種類の人気スポット交通から1つを選びます。

「各1つだけ」なので、旅程に合わせて最も使う組み合わせを選ぶのがコツです。

MRTの選択肢は北北基おもしろカード(交通周遊版・2日)、桃園空港MRT往復、台中旅行MRT(48時間)、高雄MRT&LRT(2日)の4種類

それぞれ簡単に説明します。

北北基おもしろカード(交通周遊版・2日) は、台北周辺をカバーする2日間乗り放題カードです。

台北MRT、台北・新北・基隆の路線バス、さらに6路線の台湾好行(九份金瓜石線、北投竹子湖線、木柵平渓線、皇冠北海岸線、黄金福隆線、濱海奇基線)に、有効日数内で何度でも乗車できます。

台北市内をMRT中心に動く旅程と相性が良い1枚です。

高雄MRT&LRT(2日) は、高雄のMRT(レッドライン・オレンジライン)とLRT(ライトレール/環状軽軌)に2日間乗り放題のチケットです。

高雄は台北と並んで地下鉄網が使いやすい都市なので、高雄に滞在する旅程ならこれを選ぶと市内移動が快適になります。

残る2枚のうち、桃園空港MRT往復は、桃園空港から入って出る予定なら空港〜台北の往復をそのままカバーでき、無駄がありません。

一方で台中・台南は要注意です。

台中のMRTは緑線1路線のみで行ける範囲が限られ、台南にはまだ営業中のMRTがありません(藍線は計画段階で開通は2030年代の見込み)

MRTが本当に活きるのは台北と高雄、と考えておくと選びやすくなります

ここで、多くの人が訪れたい九份・十分について正確にお伝えします。

この2か所にはMRT(地下鉄)が通っておらず、北北基カードの「地下鉄乗り放題」という魅力だけでは到達できません

九份へは台湾好行「九份・金瓜石線」バス(カード対象)で行けますが、本数が限られます。

さらに十分・平渓方面については、台鉄平渓線に乗れるのは北北基カードの上位版「無限暢遊版」のみで、台湾パスに付帯する「交通周遊版」は対象外です。

そのため瑞芳までの台鉄運賃や追加のバス代が別途必要になる場合があり、悠遊カードを別に用意して乗ることも多くなります。

加えて、九份と十分の間は公共交通の便が非常に限られ、バスや電車を乗り継ぐと、谷をいったん下りて瑞芳経由で移動し直すことになり、移動だけで膨大な時間を取られます。

そこでtripoolからの提案です。

台北滞在中に「一日を九份・十分メインで過ごす」なら、台湾パスを買わずに、tripoolの6時間貸切チャーターを選ぶのがおすすめです。

ホテルから直行で九份・十分を効率よく結べるので、乗り継ぎや待ち時間のストレスがありません。

さらに、九份の幻想的な夜景まで楽しみ、夜市にも立ち寄りたいなら、8時間チャーターにすると余裕をもって一日を満喫できます

観光バス(人気スポット交通)の選び方

人気スポット交通は15種類と幅広く、台湾好行の清境・日月潭・阿里山・墾丁の各路線、阿里山林鉄、宜蘭好行3日券、高雄MeN Goなどの観光バスに加え、Uber Rides 300台湾ドル割引クーポン、格上レンタカー300台湾ドル割引クーポン、24時間スクーターレンタル券から1つを選びます。

この旅で一番行きたい日帰り目的地に合わせ、最も値が張る1枚を選ぶのが得策です(阿里山なら阿里山関連、墾丁なら墾丁エクスプレス、というように)。

最後にtripoolの立場から、台湾パスの弱点を正直にお伝えします。

配車系の特典はUber Rides 300台湾ドル割引クーポン1枚のみで、観光バスも「15種から1つだけ」。

そしてここまで見たとおり、付帯交通が本当に役立つのは台北・高雄で、台中・台南、東部(花蓮・台東)、そして九份・十分のような乗り継ぎが多いエリアでは、パスだけでは回りきれません

台北・高雄はパスのMRTで、台中・台南・東部・九份十分はtripoolのチャーターで——この役割分担が、台湾パスを最も賢く使う形です(詳しい比較は後半のH2で行います)。

お得に利用したい方は、紹介コード 「tripoolblog」 でアプリをダウンロードして予約するのがおすすめです。

 

Taiwan PASSの価格はいくら?

台湾パスの価格は、選ぶ版によって次のとおりです。

大人 子供 セットになる長距離鉄道
高鉄版(新幹線) 2,800台湾ドル 1,700台湾ドル 高鉄 3日間周遊券
台鉄版(在来線) 2,500台湾ドル 1,700台湾ドル 台鉄 3日間周遊券

子供料金の適用ルールは身長基準で、身長115cm以上150cm未満が子供料金、150cm以上は大人料金、12歳未満で150cm以上の場合は身分証明書の提示で子供料金で購入可能です。

価値の目安として知っておくと役立つのが、台鉄版に含まれる台鉄3日間周遊券は単体の定価が2,400台湾ドルという点。

つまり台鉄版は、鉄道券単体(2,400台湾ドル)にわずか100台湾ドル上乗せするだけでMRT券と観光バス券が付く計算になり、台鉄を使う旅程なら割安感があります。

なお価格は改定されることがあるため、購入直前に公式サイトで最新額を確認するのが確実です。

どこで買うのが安い? 

最初に大切な事実をお伝えします。

台湾パスは公式が価格を定めた商品なので、正規の販売経路であればどこで買っても基本価格(定価)は同じです。

「どこが一番安いか」を血眼で探すより、信頼できる正規経路を選ぶのが基本になります。

公式に案内されている主な購入経路は次のとおりです。

購入経路 日本語対応 特徴
KKday ◎(日本語のサポートあり) 台湾発でアジアに強い。
Klook 世界規模で品揃え安定。
初回クーポン等のキャンペーンが多い
Trip.com 総合旅行予約。航空券・ホテルとまとめやすい
Lion Travel(雄獅旅遊) 台湾大手旅行社
Alishan Easy Go/STA.com 地域・専門系の販売チャネル

基本価格が同じなら、差が出るのはクーポン・ポイント・クレジットカード還元・日本語サポートの手厚さです。

たとえばKlookは初回購入10%OFFクーポンを配布していることがあるといった違いがあります。

tripoolからのアドバイスは2点です。

1つ、わずかな価格差を追うより、日本語サポートや支払い方法が自分に合う正規プラットフォームを選ぶこと。

トラブル時の対応のしやすさは、数十元の差より価値があります。

2つ、正規経路以外や、古い価格・日数を載せたままの転売・まとめサイトでは買わないこと

購入後に必要なアプリ・引換手続きは?

台湾パスは紙のチケットではなく、専用アプリで使う電子チケットです。

実体チケットは発行されず、アプリをダウンロードし、引換コードを入力して有効化すると、アプリ内で各交通のQRコードや引換証を取得できる仕組みです。

基本の流れは次の4ステップです。

  1. 購入後、台湾パスの引換コードを受け取る
  2. 「Taiwan PASS」アプリをダウンロードする
  3. 引換コード(シリアル番号)を入力して有効化する
  4. 使いたい商品を選び、商品説明に沿って引換・利用する

実際に使う際は、いくつか注意点があります。

利用期間はいずれかの交通を最初に利用・引換した時点から7日間が起算される(初日を含む)ため、有効化=即カウント開始ではない点は安心材料です

一方で台鉄3日間周遊券は指定駅で紙のチケットに引換し、利用開始日を30日以内で選択開始日は一度選ぶと変更できないので、駅での引換と日付選びは慎重に行ってください。

さらにアプリ内のリアルタイムQRコードのみ有効で、スクリーンショットは使えません。

引換コードは未使用なら譲渡可能ですが、使用後は不可で、紛失時の再発行はできないため取り扱いには注意しましょう。

ここでtripoolから一言。

台湾パスはアプリの有効化、駅での紙チケット引換、利用開始日の選択といった事前準備や駅での待ち時間が発生します。

これも立派な「移動コスト」です。

tripoolの空港送迎や貸切チャーターは、アプリで予約すれば指定時間・指定場所に車が来るため、こうした引換の手間や行列がありません

パスの手続きが向くシーン(鉄道メインの周遊)と、手間なく動きたいシーン(到着直後・大荷物・複数スポット)を分けて考えると、旅全体がスムーズになります。

ここまで見てきたとおり、台湾パスは都市間の鉄道移動や、台北・高雄の市内交通には便利なチケットです。

ただし「台湾パスを1枚買えば移動はすべて解決するか」というと、答えは正直に言って「ノー」です。

移動シーン 台湾パスで足りる? 補足
都市間の鉄道移動(台北⇔台中⇔高雄など) ◎ ほぼ十分 高鉄・台鉄の周遊券が活きる
台北・高雄の市内移動 ○ おおむね十分 付帯MRTで対応可能
台中・台南の市内移動 △ 不十分なことが多い MRTが弱く観光バスも本数少なめ
駅・空港から観光地までの最後の移動 △〜× 別途タクシー等が必要
大きな荷物・子連れでの移動 × 苦しい 乗り換え・徒歩・待ち時間が負担
深夜・早朝の空港アクセス × 時間帯により不可 MRTは終電・始発の制約あり

駅から観光地までの最後の移動はどうする?

台湾パスが得意なのは「駅から駅まで」です。

しかし旅の目的地は駅の中ではなく、その先の観光地やホテルにあります。

この「ラストワンマイル(駅から先)」が、パスでは埋めきれない部分です

たとえば高鉄は速くて便利ですが、すべての高鉄が停車するのは台北・板橋・台中・台南・左営の5駅のみで、台南などの高鉄駅は市街中心から離れた郊外にあります

駅に着いてから観光地まで、結局バスや在来線、タクシーへの乗り換えが必要です。

さらに前のセクションで触れたとおり、台中はMRTが緑線1路線のみ、台南は営業中のMRTがなく、観光バスも本数が限られます。

九份・十分のように乗り継ぎが多いエリアでは、移動だけで一日の大半を消費しかねません。

tripoolの提案は明確です。

駅間はパスの鉄道で、駅から観光地・ホテルまではtripoolの専用車送迎や貸切チャーターでつなぐ

これなら乗り換えや路線検索のストレスなく、目的地の入口まで直行できます。

大きな荷物や子連れでも快適に動ける?

ここはパスの弱点が最もはっきり出る場面です。

台湾パスでの移動は、基本的に鉄道とMRT、路線バスの乗り継ぎが前提になります。

つまり、大きなスーツケースを持って改札を通り、階段やホームを移動し、混雑した車内に乗り込み、引換のために列に並ぶ——こうした動作が一日に何度も発生します

小さな子ども連れやベビーカー、高齢の家族との旅行、買い物で荷物が増えた帰り道では、この負担は一気に重くなります。

前のセクションで触れたように、台鉄3日間周遊券は指定駅で紙のチケットに引換する必要があり、駅での手続き・待ち時間も発生します。

このシーンこそ、tripoolのドアツードアで動ける専用車・貸切チャーターの価値が際立ちます。

荷物はトランクに預けてそのまま乗車、乗り換えゼロ、子どもが疲れても車内で休めます。

人数が多いほど割り勘で1人あたりの負担も下がるため、家族・グループ旅行とは特に相性が良い移動手段です。

深夜便・早朝便の空港移動までカバーできる?

これは台湾パスではどうにもならない、明確な「×」の領域です。

パスに付帯する桃園空港MRT(往復)は便利ですが、運行時間に限りがあります

区間 始発・終電の目安
台北駅 → 桃園空港 MRT 始発 約5:30〜6:00
桃園空港 → 台北駅 方面 MRT 終電 約23:35〜23:37(空港発)

桃園空港MRTは桃園空港発の始発が6:00ごろ、終電が23:37ごろで、早朝に台北発で空港へ向かう場合の始発は5:30です。

LCCに多い深夜0時以降の到着便や、早朝5〜8時発の出発便は、この運行時間の外に出てしまいます

深夜・早朝帯は空港バスがほぼ24時間運行になったものの本数が限られ、厳しい時間帯です。

深夜にスーツケースを抱えて本数の少ないバスを待つのは、旅の最初や最後としては避けたいところです。

tripoolが最も力を発揮するのが、まさにこの時間帯です。

空港送迎なら、深夜便・早朝便でも到着時刻・出発時刻に合わせて車を手配でき、ターミナルからホテルまで直行できます

MRTやバスの終電・始発を気にせず、到着したらすぐ乗車、出発前は余裕をもって空港へ——時間帯の制約から自由になれます。

3〜4人ならtripoolの方が1人あたり安い? 

これは多くの人が見落とすポイントです。

台湾パスや高鉄の単品切符は1人ずつ料金がかかるのに対し、tripoolの送迎・チャーターは1台の料金を人数で割るため、3人以上になると逆転する場面が出てきます。

前のセクションで、「台中だけが目的ならパスは割高(台北〜台中は往復約1,400元でパスのほぼ半額)なので単品切符がおすすめ」とお伝えしました。

ところが3人以上なら、その単品切符よりtripoolの空港送迎が有利になることがあります

具体例で見てみましょう。

桃園空港から台中のホテルまで、3人で移動する場合の比較です。

移動方法(桃園空港→台中ホテル・3人) 料金の目安 乗り換え ドアツードア
高鉄+二次交通(MRT→高鉄→バス→バス) 高鉄 約540台湾ドル×3人=約1,620台湾ドル+バス代等 3回程度 × ホテルまで届かない
tripool 空港送迎(桃園空港→台中ホテル直行) 約2,800台湾ドル(1台・3人で割ると1人あたり約930台湾ドル) 0回 ◎ ホテル前まで直行

tripoolの桃園空港→台中ホテル直行の空港送迎は3人で約2,800台湾ドル。

高鉄切符に1人あたり約300台湾ドル足すだけで、ホテルの前まで直行できる計算になります。

しかも高鉄ルートは、ホテルまで届きません。

桃園空港から台中へ高鉄で向かう場合、まず空港MRTで桃園高鉄駅へ行き、台中高鉄駅に着いた後も台鉄台中駅までバスで約20分かかり、市内中心部まで実際は約100分程度。

さらにそこからホテルまでバスを乗り継ぐ必要があります。

乗り換え3回・荷物の上げ下ろし・待ち時間を考えると、1人あたり約300台湾ドルの差で得られる快適さは大きいといえます

台湾パスとtripoolのチャーターはどう使い分ければいい?

ここまでを踏まえた、tripoolからの率直な使い分けの指針です。

どちらかが万能なのではなく、移動の性質で選ぶのが正解です。

場面 おすすめ 理由
都市間の長距離移動(台北⇔高雄など) 台湾パス(高鉄・台鉄) 速くて1人あたりも安い
台北・高雄の市内移動 台湾パス(付帯MRT) 地下鉄網が充実
空港⇔ホテルの移動 tripool 空港送迎 ドアツードア・深夜早朝も対応
台中・台南の市内観光 tripool 6時間チャーター MRTが弱く、複数スポットを効率周遊
九份・十分などアクセス難所 tripool 6〜8時間チャーター 公共交通の乗継が非常に不便
東部(花蓮・台東)の現地移動 tripool 貸切チャーター 公共交通が少なく配車も割高
3人以上での移動全般 tripool(人数で割る) 1人あたりが切符より安くなりやすい

シンプルにまとめると、「駅から駅」「台北・高雄の市内」は台湾パス「駅・空港から先」「台中・台南・東部・九份十分」「3人以上」はtripool

この組み合わせが、移動費と快適さのバランスが最も取れた台湾旅行の形です。

tripoolのチャーター

ここまでで、台湾パスは「駅から駅」「台北・高雄の市内」では頼れる一方、駅から先・空港・台中台南・東部では空白が残ると整理してきました。

その空白を埋めるのがtripoolです。

ここでは、台湾パスと組み合わせて使いたいtripoolのサービスを、特徴と予約方法とともに紹介します。

まず前提として、tripoolがどんなサービスかを正確にお伝えします。

tripoolは台湾政府から認可を受けた正規の運営会社で、完全な日本語対応を提供する数少ない配車サービスの一つです

台湾の電話番号がなくてもウェブやアプリから予約でき、料金は乗車前に確定するため、メーターがどこまで上がるか分からないという不安がありません

主なメリットを整理すると次のとおりです。

  1. 台湾政府から正規認可を受けた企業による安心・安全な運営
  2. 追加料金なしのわかりやすい料金設定
  3. 前日台湾時間朝6時までキャンセル料無料
  4. 最短で乗車2時間前まで予約可能

tripoolのサービスは大きく2つのプランに分かれます。

  1. 送迎プラン(出発地から目的地まで直行するシンプルな移動)
  2. 時間制貸切プラン(2時間単位で予約し、複数スポットを巡るのに最適)

台湾パスと併用するうえで、それぞれがどんな場面に効くのかを見ていきます。

空港送迎で到着後すぐ移動できる?

専用車送迎でホテル・観光地へ直行できる?

台湾パスの付帯交通(桃園空港MRTなど)は便利ですが、前のセクションで見たとおり深夜・早朝は終電や始発の制約があります。

ここを埋めるのがtripoolの空港送迎です。

空港送迎は、到着便・出発便の時刻に合わせて車を手配し、ターミナルからホテルまで直行できる片道送迎です。

空港送迎は便名を入力すると到着遅延を自動追跡し、一定時間まで無料で待機するため、入国審査や預け荷物の受け取りで時間がかかっても安心です。

深夜・早朝を問わず予約でき、公共交通が通っていない場所への送迎にも対応します(22時〜翌7時は深夜割増あり)。

つまり、台湾旅行の「最初」と「最後」をtripoolの空港送迎で固め、滞在中の都市間移動を台湾パスで担う——この組み合わせが、移動全体をいちばんスムーズにします。

2〜12時間の貸切チャーターで自由に巡れる?

台湾パスで最も埋めにくいのが、MRTの弱い都市や乗り継ぎの多いエリアでの「面」の観光です。

ここで真価を発揮するのが時間制貸切チャーターです。

時間制チャーターは予約した時間と走行距離内で自由に乗り降りでき、2・4・6・8・10・12時間の設定があり、市内観光や複数スポット訪問に適しています。

前のセクションで触れたとおり、台中なら彩虹眷村・宮原眼科・春水堂創始店・高美湿地・台中第二市場、台南なら赤崁楼・安平・神農街・海安路を、6時間程度のチャーターで一度に巡れます。

アプリ内の翻訳付きメッセージ機能でドライバーと立ち寄り先を自由に調整でき、ホテルを起点に九份・十分・北投温泉・淡水などの定番スポットを1日で回ることも可能です。

MRTと路線バスを乗り継ぐより移動がシンプルで、限られた日程でも多くのスポットを効率よく回れます。

予約の流れもシンプルです。

  1. アプリかシミュレーションバーで乗車地と最終下車地を入力
  2. 乗車日時・人数を選択。時間制貸切の場合は立ち寄り先も追加
  3. クレジットカードで支払い
  4. 予約詳細がメールで届く
  5. 当日のスムーズな合流のため、事前にアプリをダウンロードしておく
  6. 乗車前日の台湾時間20時にドライバー情報がメール・アプリで届く
  7. 乗車当日、乗車30分前からアプリでドライバーの位置を確認
  8. アプリのメッセージ機能でドライバーと乗車位置を再確認して乗車

スムーズに合流するために、事前にアプリをダウンロードしておくのがおすすめです。

リアルタイム位置追跡・翻訳付きメッセージ・スケジュール管理など、便利な機能をフルに使えます。

最後に、正確にお伝えしておきたい点があります。

ネットで探せばtripoolより安い個人タクシーが見つかることもありますが、トラブルが発生した際はすべて自己責任になります

tripoolは法的に認可された企業のサービスなので、万が一の場合も安心して対処できます。

お得に利用したい方は、紹介コード 「tripoolblog」 でアプリをダウンロードして予約するのがおすすめです。

 

Q. 高鉄版は日本人でも買える?

 

はい、日本人は問題なく購入できます。

 

むしろ逆で、高鉄版は外国人旅行者「限定」の商品です。

高鉄(台湾新幹線)の周遊券は短期滞在(180日以内)の外国人旅行者向けのお得なパスで、台湾の居留証などを所持している方は使用できません。

日本からの旅行者はまさに対象そのものなので、安心して利用できます。

一方の台鉄版は、国籍を問わず台湾国内外の旅行者が利用可能です。

整理すると、高鉄版=外国人旅行者限定、台鉄版=誰でも可。

日本人旅行者はどちらも選べます。

Q. 高鉄・台鉄の周遊券は座席指定できる?

 

できます。

 

台湾パスの高鉄周遊券(新幹線3日周遊券)は、指定席・自由席のどちらにも乗車可能です。

まず利用の前提として、高鉄は乗車前に紙のチケットへの引換が必要です。

台湾パス公式サイトによると、高鉄は台湾到着後に紙チケットへ引換が必要で、アプリ内の引換コードと有効な入境書類(ビザ・免ビザスタンプ・入台証など)を高鉄の窓口で提示して受け取ります。 

座席予約には2つの方法があります。

公式の案内では、アプリのコードを使って高鉄公式サイトからオンライン予約する方法と、高鉄駅の窓口でコードを提示する方法があり、いずれも乗車前日までに予約が必要です(例:1/2乗車なら1/1の23:59まで)。

土日や連休は台湾の人も多く利用するため、座席を確保したい場合はオンラインでの事前予約がおすすめです。

なお、付帯交通の利用方法は交通手段ごとに異なります。

MRTは台中・高雄がQRコードで直接改札を通過でき、台北MRTや空港MRTは指定場所で実体カードへの引換が必要、シャトルバスはQR搭乗・紙チケット引換・一部予約制と路線により異なるため、事前に旅程を確認してから利用するのが確実です。

台鉄版の台鉄3日間周遊券も指定席・自由席を無制限に利用できますが、こちらは指定駅で紙チケットへの引換が必要で、利用開始日を選ぶ方式です。

詳細は前のセクションをご参照ください。

Q. 台湾パスとtripoolのタクシーは併用できる?

 

もちろんです。

 

むしろ併用してこそ、台湾の移動はいちばん快適になります。

両者は競合するものではなく、役割が違うからです。

台湾パスは「駅から駅」「台北・高雄の市内」を担い、tripoolは「空港〜ホテル」「駅から観光地」「台中・台南・東部の周遊」を担う——この組み合わせが理想形です。

  • 都市間の長距離鉄道:台湾パス(高鉄・台鉄)
  • 台北・高雄の市内:台湾パス(付帯MRT)
  • 空港⇔ホテル(特に深夜早朝):tripool 空港送迎
  • 駅・ホテルから観光地:tripool 専用車送迎
  • 台中・台南・東部・九份十分の周遊:tripool 時間制貸切チャーター

たとえば「深夜便で桃園空港着→tripoolでホテル直行→翌日は台湾パスで高鉄移動→台南でtripoolの6時間チャーター」といった形で、シームレスに使い分けできます。

 

Komi Hu

Komi Hu

台湾生まれ、台湾在住のコラムニスト。日本語で「なぜ今、台湾旅行に行くべきか」を発信中。チャーターでしか訪れられない観光スポットから、効率的なモデルコース、本場のグルメまで——台湾の歩き方は、私にお任せください。

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