東門市場は今どうなってる?2026年の建て替え工事と、永康街とセットで回る朝の食べ歩きガイド

台北の東門市場(ドンメンシーチャン)は、MRT東門駅から徒歩数分。

永康街のすぐ隣にありながら、今も地元客が中心の伝統市場です。

ただし2026年7月31日から建て替え工事が始まり、市場の姿は大きく変わりました。

この記事では、

  1. 東門市場の現在の状況と、残っている店・移転した店
  2. 台北のほかの市場との違いと選び方
  3. 建て替え後も食べられる名店8軒の住所・営業時間・定休日
  4. MRT東門駅からの行き方と、2番出口から歩く「コの字」ルート
  5. 永康街・十分・九份と組み合わせた半日・1日モデルコース

まで、訪問前に知っておきたい情報をまとめてご紹介します。

結論からお伝えすると、永康街を予定に入れているなら、寄る価値は十分にあります

ただし2026年7月末から建て替え工事が始まっており、以前紹介されていた店の一部は、もう現地にありません

ここでは「今どうなっているのか」を整理したうえで、行くべきかどうかを判断できるようにご紹介します。

今の東門市場はどうなっているの?

東門市場は1928年に建造された、台北でも歴史の長い伝統市場です。

建物の老朽化により、2026年7月31日から旧建物の解体が始まりました

地上11階・地下4階のビルとして生まれ変わる予定で、完成は2030年の見込みです。

ここで重要なのが、東門市場は「内市場(建物の中)」と「外市場(路地の露店)」の二重構造だという点です。

1979年の金山南路の道路拡幅工事によって市場が二つに分断され、台北でも珍しいこの形が生まれました。

そして今回、この2つで運命がまったく違います

内市場と外市場、2026年8月以降の違い
項目 内市場(建物内) 外市場(路地の露店)
規模 61店舗 東西あわせて187店舗
2026年8月以降 解体・営業停止 原則そのまま営業
移転先 華光エリアの仮設市場へ46店舗 移転なし・元の場所で営業
元に戻るのは 2030年の新ビル完成後 該当なし

つまり解体されたのは内市場だけで、旅行者が路地を歩いて食べ歩きをする体験そのものは、いまも生きています

💡tripoolからのアドバイス:工事の進捗によって、通行できる路地や仮囲いの位置が変わる可能性があります

どの店が残っていて、どの店が移転したの?

羅媽媽米粉湯

(画像出典:臺北市市場處の公式サイト

ここが最も実用的な部分です。

ネット上の東門市場の記事は2021年以前のものが大半で、紹介されている店名を頼りに行っても、その場所にもう店がない可能性があります

有名店の現在の状況
店名 区分 2026年8月以降 名物
東門興記手工水餃 外市場 ◎ 原則営業継続 手作り水餃子・点心
利隆餅店 外市場 ◎ 原則営業継続 葱油餅・韭菜盒子
沅誠水餃 内市場 × 移転または休業 水餃子
味好香 内市場 × 移転または休業 惣菜・加工品
黄媽媽米粉湯 内市場 × 移転または休業 米粉湯
羅媽媽米粉湯 内市場 × 移転または休業 米粉湯

朝の食べ歩きの主力である水餃子と粉ものは、外市場側に残っています

一方で、この市場の代名詞だった米粉湯の老舗は、どちらも内市場側でした

どうしても食べたい場合は、移転先と営業状況の事前確認が必要です(移転せず休業・閉店した店もあります)。

永康街からどれくらい近いの?

永康街

(画像出典:臺北市政府觀光傳播局の公式サイト

工事の話を踏まえたうえで、それでも寄る価値がある理由の1つ目は距離です。

東門市場と永康街は、同じMRT東門駅の出口ひとつ分しか離れていません

目的地 出口 駅からの目安
永康街 5番出口 徒歩約1分
東門市場(外市場) 1番・2番出口 徒歩数分

市場と永康街の移動は5〜10分程度。市場のために別の日を用意する必要はなく、永康街に行く日の朝に足すだけで済みます

何時に行けばいいの?

理由の2つ目は時間帯です。

東門市場と永康街は、営業時間がきれいにずれています。

時間帯別・市場と永康街の様子
時間帯 東門市場 永康街 この時間の使い方
7:00〜9:00 活気の中心 ほぼ閉店中 市場で朝ごはん
9:00〜11:00 にぎわいのピーク 開き始める 食べ歩き+移動
11:00〜14:00 閉め始める店も 本格営業 永康街へ切り替え
14:00〜 終了 最もにぎわう 永康街に専念

旅行者が持て余しやすい朝7時から10時という空白時間が、そのまま市場の最盛期です。

時間割の穴をきれいに埋められます。

💡tripoolからのアドバイス:月曜は休みの店が多く、市場全体の活気も曜日で変わります

永康街の予定を月曜に組んでいる場合、セット訪問は成立しません。

永康街と何が違うの?

理由の3つ目は性格の違いです。

東門市場は近隣の眷村や中央官庁の関係者が買い物に訪れたことから「貴族市場」とも呼ばれ、約100年にわたって地元の台所であり続けてきました。

観点 永康街 東門市場
主な客層 観光客・若者 近隣住民・料理人
買うもの お土産・雑貨・スイーツ 生鮮食材・惣菜・小吃
言語 日本語メニューの店も 基本は台湾華語(指さしで可)
価格表示 明示が基本 量り売り・値札なしの店も
見どころ 洗練された台湾 台湾の日常そのもの

同じ半日で「観光地の台湾」と「生活の台湾」を両方見られる場所は、台北でもそう多くありません。

東門市場に寄る価値は、市場そのものよりもこの対比にあります

結局、今行くべき?

行く価値はあります。

ただし、期待値は正しく設定してください。

行く価値が高い人・そうでない人
行く価値が高い人 無理に行かなくていい人
朝に動ける(9時台までに到着できる) 午後からしか動けない
永康街を予定に入れている 大きな荷物を持って移動する日
路地の食べ歩きが目的 特定の内市場の老舗が目当て
変わりゆく市場の姿を見ておきたい 月曜に訪問予定

むしろ「今しか見られない」という価値があります。

2030年に新しいビルが完成すれば、東門市場は清潔で近代的な施設に生まれ変わります。

路地と露店が織りなす現在の風景は、この数年間だけのものです。

台北には、性格の異なる市場がいくつもあります。

限られた滞在日数のなかで「どれに行くべきか」を判断できるよう、代表的な5つを並べました。

台北の主要市場を比べるとどうなる?

性格・営業時間・観光客の比率・向いている人という4つの軸で整理しました。

台北の主要市場 比較表
市場 性格 営業の中心 観光客の比率 向いている人
東門市場(中正区) 永康街に隣接する朝の伝統市場。
2030年まで建て替え工事中
朝〜昼 低め 永康街とセットで朝の食べ歩きをしたい人
南門市場(中正区) 2023年に建て替えられた「百貨店級」の室内市場 朝〜夜 中くらい 惣菜や手土産をしっかり買いたい人
雙連朝市(大同区) 全長約300mの路上の青空朝市 朝のみ 中くらい 台湾の朝の生活風景を見たい人
晴光市場(中山区) 昼を中心に動くローカル市場。
夜は隣の屋台街に主役が移る
昼〜夜 低め 観光地化されていない台北を短時間で見たい人
迪化街・永樂市場(大同区) 歴史ある問屋街と、台湾最大の布地市場 高い お土産探しと街歩きをまとめて楽しみたい人

こうして並べると、東門市場の立ち位置がはっきりします。

「買う市場」ではなく「食べる市場」であり、しかも永康街のついでに寄れる立地という点が、ほかにない特徴です。

営業時間で選ぶならどこ?

市場選びで最も見落とされやすいのが、営業時間の違いです。

同じ「市場」でも、動いている時間帯はまったく異なります。

営業時間と定休日の比較
市場 営業時間の目安 定休日
東門市場 7:00〜14:00頃 月曜休みの店が多い
南門市場 7:00〜19:00 毎週月曜
雙連朝市 7:00〜14:30
(12時以降は店じまいが増える)
基本なし
晴光市場 9:00〜21:00 市場としては設定なし

朝に動ける日なら、東門市場・雙連朝市・南門市場のいずれも候補になります。

逆に午後からしか動けない日、東門市場と雙連朝市はすでに閉まりはじめています

その場合は南門市場か晴光市場を選んでください。

💡tripoolからのアドバイス:月曜は東門市場も南門市場も休みの店が集中します

月曜に市場を組み込むなら、雙連朝市か晴光市場が確実です。

目的別に選ぶならどこ?

「何をしたいか」で選ぶと、迷いが減ります。

目的別のおすすめ
やりたいこと おすすめの市場 理由
朝ごはんの食べ歩き 東門市場 水餃子・粉もの・羹スープが徒歩圏に集中
日本へのお土産探し 南門市場

乾物・菓子・ナッツが充実。
室内で天候に左右されない

台湾の日常を眺める 雙連朝市 路上の青空市場。生活の場そのもの
夜に市場へ行きたい 晴光市場 隣接する雙城街夜市が夜の主役になる
買い物と街歩きを両立 迪化街 問屋街とレトロ建築が同時に楽しめる

お土産をまとめ買いしたいなら、東門市場は最適とは言えません。

乾物や菓子の品揃えは南門市場のほうが確実です

東門市場の強みは、あくまで朝の小吃と、永康街との組み合わせやすさにあります。

東門市場ならではの特徴は?

ほかの市場と比べたとき、東門市場には2つの独自性があります。

特徴1:観光エリアと隣り合っている

南門市場は中正紀念堂、雙連朝市は迪化街や赤峰街と組み合わせられます。

ただし東門市場ほど有名観光エリアと密着している市場はほかにありません

永康街まで徒歩5分から10分、中正紀念堂までも徒歩圏です。

市場単独で予定を組む必要がないという点で、旅程を圧迫しません。

特徴2:今しか見られない姿がある

南門市場は2023年に建て替えが完了し、清潔で近代的な施設に生まれ変わりました。

東門市場も同じ道をたどっており、2030年には新しいビルになる予定です

つまり現在は、路地と露店が残る最後の数年間にあたります

建て替え後の南門市場と、建て替え前の東門市場を同じ旅で見比べれば、台湾の市場が今どう変わろうとしているのかが実感できるはずです。

💡tripoolからのアドバイス:東門市場と南門市場は、どちらも中正区にありMRTで1駅ほどの距離です

朝に東門市場、午後に南門市場という組み方なら、半日で2つの市場を見比べられます。

「市場だけで半日かかるのでは」と身構える必要はありません。

東門市場は、60分あればひと通り楽しめるサイズ感です。

永康街の前に組み込みやすいのは、この手軽さがあるからです。

何分見ておけばいいの?

使える時間によって、回り方は変わります。

目安は次のとおりです。

滞在時間別・できること
滞在時間 できること 向いている人
30分 金山南路沿いの点心・粉ものを買って食べ歩き 永康街のついでに軽く覗きたい人
60分 外市場の東西を歩き、朝ごはん+甘味まで 標準的なおすすめの枠
90分〜 生鮮売り場や乾物店までじっくり、買い物も 市場好き・食材を買いたい人

多くの人は60分あれば満足できます。

朝8時台に着いて9時台に出れば、永康街が開く時間にちょうど間に合う計算です。

内市場がなくなって、何が変わったの?

建て替え工事により、屋根付きの建物内を歩く部分はなくなりました。

その結果、以前より短い時間で回りきれるようになっています

💡tripoolからのアドバイス:滞在時間を短く見積もれる分、永康街や中正紀念堂に時間を回せます

市場は「朝の1時間」と割り切って予定を組むのがおすすめです。

内市場の解体により、食べられるものは以前と変わりました。

ただし朝の食べ歩きの主力は、外市場側に残っています

ここでは現在も狙えるものを、確度がわかる形でご紹介します。

外市場で狙えるグルメは?

ジャンル別に、現在の状況を整理しました。

ジャンル別・現在の状況
ジャンル 状況 内容 狙う時間帯
水餃子・港式点心 ◎ 外市場に継続 蝦餃・叉焼酥など。パック持ち帰りも可 終日
葱油餅・韭菜盒子 ◎ 外市場に継続 焼きたての粉もの。半分単位で買える店も 朝〜昼
惣菜・煮物・揚げ物 ◎ 通り沿いに継続 持ち帰り中心。量り売りの店が多い 午前
生鮮(肉・魚・青果) ◎ 外市場に継続 市場本来の姿。見学だけでも楽しい 早朝〜午前
豆花 △ 店により要確認 食べ歩きの締めに。売り切れ次第終了 午前〜昼過ぎ
米粉湯 × 有名店は内市場側 移転先の確認が必要

どれも量は控えめです。

2〜3人でシェアすれば、60分で4〜5種類は試せます。

💡tripoolからのアドバイス:永康街にもスイーツ店が多くあります。

甘いものは市場で食べきらず、永康街まで残しておく配分が賢い回り方です

食材やお土産は買える?

外市場側では、野菜・フルーツ・肉・魚介のほか、乾物や冷凍点心も並びます。

お土産向きなのは、常温で持ち運べる乾物や調味料です。

ただし持ち帰りには注意が必要です。

肉類・生鮮・果物などは、日本への持ち込みが制限される場合があります

渡航時点の検疫・持ち込み規制を必ずご確認ください。

また、買い物をすると荷物が増えます。

このあと永康街を歩くことを考えて、量を決めるのがおすすめです。

支払いや言葉はどうする?

市場では現金が中心の店が多く、電子決済に対応していない場合があります。

小額紙幣と小銭を用意しておくとスムーズです。

値札がない店や、量り売り(斤単位)の店もあります。

言葉に不安があっても、指さしと数のジェスチャーで十分に通じます。

内市場は解体されましたが、路地の名店は今も営業を続けています

MRT東門駅の2番出口を起点に、「コの字」を描くように歩けば、8軒を効率よく回れます。

朝9時に歩き始めれば、2時間半ほどで一周できる道のりです。

2番出口から歩く「コの字」ルートは?

順路は次のとおりです。

東門市場 食べ歩きルート(全8軒)
店名 エリア 楽しみ方
1 厭世龜車輪餅 臨沂街 テイクアウト
2 惠Q潤餅 臨沂街 テイクアウト
3 東門赤肉羹 臨沂街 店内で朝ごはん
← ここで金山南路を渡ります
4 東門興記 金山南路 テイクアウト
5 嘉品港點 金山南路 テイクアウト
6 利隆餅店 信義路二段79巷 テイクアウト
7 東門鴨莊 金山南路 店内またはお弁当
8 小飲茶庵 杭州南路一段143巷 茶藝館でひと休み

1〜3軒目は臨沂街沿いに並んでいます。

金山南路を渡ると、4軒目以降が集まるエリアに入ります。

💡tripoolからのアドバイス:テイクアウトの店が多いため、紙袋やエコバッグを持っていくと持ち歩きがラクです。買ったものは最後の茶藝館で食べるという回り方もできます。

臨沂街側の3軒は?

1. 厭世龜車輪餅(エンセイグイ・チャールンビン)

厭世龜車輪餅

(画像出典:厭世龜車輪餅の公式サイト

日本の今川焼きによく似た「車輪餅」の店です。

カスタード、タロイモ、小豆などから選べます。

皮はカリッと、中はとろりとした食感です。

住所 台北市中正区臨沂街77号
営業時間 8:00〜13:00
定休日 月曜・火曜
看板メニュー 車輪餅(カスタード・タロイモ・小豆)

焼き上がりを待てば、熱々のものが食べられます

2. 惠Q潤餅(フイQ・ルンビン)

惠Q潤餅

(画像出典:惠Q潤餅の公式サイト

台湾風の生春巻き「潤餅」の専門店です。

薄い皮に、野菜・肉・ピーナッツ粉を包んだ一品です。

地元客の行列ができる人気店で、具材はすべて自家製です。

住所 台北市中正区臨沂街73-1号
営業時間 7:00〜13:00
定休日 月曜・金曜
看板メニュー 潤餅(オリジナル・辛味)

定休日が月曜と金曜の2日あるため、訪問日にご注意ください。

3. 東門赤肉羹(ドンメン・チーロウゲン)

豚の赤身肉を使ったとろみスープの老舗です。

つなぎが少なく、肉そのものの食感が残っています。

米粉湯や滷肉飯と組み合わせれば、しっかりした朝ごはんになります。

住所 台北市中正区臨沂街56号
営業時間 6:30〜14:30
(土曜は13:30まで)
定休日 日曜
看板メニュー 赤肉羹、肉羹米粉湯、滷肉飯、煮込みメンマ

席数が限られているため、昼前には売り切れる品もあります

金山南路を渡った先の4軒は?

4. 東門興記(ドンメン・シンジー)

手作り水餃子と点心の店です。

冷凍パックで購入でき、お土産にもしやすい一軒です

蝦餃、焼売、鳳爪など香港式の点心も揃っています。

住所 台北市中正区金山南路一段124号
営業時間 8:00〜17:30
(火曜9:00〜17:00、日曜8:00〜14:30)
定休日 月曜
看板メニュー 手作り水餃子、肉まん、港式点心

5. 嘉品港點(ジャーピン・ガンディエン)

東門興記のすぐ隣にある、香港式点心の持ち帰り専門店です。

蝦餃や大根餅、獅子頭(大きな肉団子)が並びます。

地元客でにぎわう店で、価格も手ごろです。

住所 台北市中正区金山南路一段120号
営業時間 8:00〜17:00
(日曜8:00〜14:00)
定休日 月曜
看板メニュー 蝦餃、焼売、大根餅、獅子頭

点心は常温で渡されることが多いため、温め直すとより美味しく食べられます。

6. 利隆餅店(リーロン・ビンディエン)

焼きたての中華風の粉ものを売る老舗です。

葱油餅は厚みがあり、ネギと白ゴマの香りが特徴です。

韭菜盒子(ニラ饅頭)や牛肉餅も人気があります。

住所 台北市中正区信義路二段79巷15号
営業時間 7:00〜12:30
定休日 日曜・月曜
看板メニュー 葱油餅、韭菜盒子、牛肉餅、大根餅

閉店が12:30と早いため、8軒のなかでは優先度を上げて回るのがおすすめです。

7. 東門鴨莊(ドンメン・ヤージュアン)

この地で30年以上続く広東式のお弁当店です。

店内は清潔で、屋台が苦手な方でも入りやすい一軒です

鴨肉のほか、叉焼や蒸し鶏の弁当も選べます。

住所 台北市中正区金山南路一段134号
営業時間 10:00〜20:00
定休日 なし
看板メニュー 烤鴨(ローストダック)、燒臘弁当、叉焼

8軒のなかで唯一、年中無休で夜まで営業しています

最後は茶藝館でひと休み

8. 小飲茶庵(シャオイン・チャアン)

住宅街の路地にある、隠れ家のような茶藝館です。

台湾茶と茶菓子をゆっくり味わえます。

席数が少なく落ち着いた空間なので、食べ歩きの締めに向いています。

住所 台北市中正区杭州南路一段143巷12-1号
営業時間 11:30〜19:00
定休日 なし
看板メニュー 台湾茶(烏龍茶など)、茶菓子、点心

注意点が2つあります。

ひとつは開店が11:30と遅いことです。

朝9時から歩き始めると、ちょうど開店時刻にたどり着く計算になります。

1人あたりの最低利用金額が設定されているため、事前にご確認ください。

💡tripoolからのアドバイス:十分・九份へ向かう日は、10:30ごろに市場を出ることになります。

茶藝館まで含めた8軒コースは、市内でゆっくり過ごす日に組み込むのがおすすめです

何曜日に行くのがベスト?

8軒はそれぞれ定休日が異なります。

すべてを回りたい場合、訪問できる曜日は限られます。

曜日別・営業している店の数
曜日 営業 休みの店
月曜 × 3軒のみ 厭世龜、惠Q、東門興記、嘉品、利隆
火曜 △ 7軒 厭世龜
水曜 ◎ 8軒すべて なし
木曜 ◎ 8軒すべて なし
金曜 △ 7軒 惠Q
土曜 ◎ 8軒すべて なし
日曜 △ 6軒 東門赤肉羹、利隆

すべて回れるのは水曜・木曜・土曜です。

逆に月曜は5軒が休みとなり、食べ歩きには向きません

💡tripoolからのアドバイス:土曜は8軒すべてが営業しますが、午前中は地元客で最も混み合います

行列を避けたい方には水曜か木曜がおすすめです。

変更される場合がありますので、訪問前に最新情報をご確認ください。

東門市場へのアクセスは、MRTがもっとも手軽です。

ただし駅から近いにもかかわらず、路地の入口が分かりにくく、迷う人が少なくありません

ここでは駅からの歩き方と、ホテルから直接向かう場合の選択肢を整理します。

MRT東門駅からの歩き方は?

東門駅は淡水信義線と中和新蘆線が交わる駅です。

市場へは次の順路で向かいます。

  1. 東門駅で下車し、1番または2番出口から地上へ出る
  2. 金山南路と信義路二段の交差点方向へ進む
  3. 金山南路沿いの点心店・惣菜店の看板を目印に、横の路地へ入る

駅から徒歩数分の距離です。

永康街へ向かう5番出口とは反対側の出口なので、間違えないようご注意ください。

💡tripoolからのアドバイス:解体工事の影響で、通行できる路地や仮囲いの位置が変わっている可能性があります

ホテルから直接向かうなら、どの手段がいい?

台北駅周辺のホテルからであれば、どの手段でも大きな差はありません。

選ぶ基準になるのは、人数と荷物の量です。

移動手段別の比較(台北駅起点)
手段 所要時間の目安 料金相場の考え方 こんな人向け
MRT 約10分+徒歩数分 最安クラス(※区間運賃) 身軽に安く行きたい人
路線バス 約20〜30分
(※交通状況による)
最安クラス(※区間運賃) 路線に慣れている人
タクシー・配車アプリ 約10〜20分
(※交通状況による)
中(※メーター実費) 少人数で手軽に行きたい人
専用車送迎 約10〜20分
(※交通状況による)
やや高め(※変動制) 子連れ・大荷物・複数人で動く人

バスの場合は「信義金山南路口」の停留所が最寄りです。

早朝に台北へ着く日はどう動く?

朝に到着する便なら、ホテルのチェックイン前に市場へ向かうという選択肢があります。

市場がもっとも活気づく時間に、ちょうど間に合うからです。

ただし注意点がひとつあります。

スーツケースを持ったまま市場の路地を回るのは現実的ではありません

通路が狭く、買い物客と台車が行き交うためです。

公共交通で向かう場合は、空港からMRTやバスで市内へ出て、東門駅で乗り換えることになります。

荷物の置き場所を先に決めてから動くのが前提です。

💡tripoolからのアドバイス:空港からホテルまで直行できる送迎を使えば、先に荷物を預けてから身軽に市場へ向かえます

早朝便で公共交通の始発前に到着する場合も、ドアツードアで移動できます。

 

東門市場は、単独で予定を立てるより、永康街や中正紀念堂とつなげたほうが効率的です。

3か所とも徒歩圏内にあるためです。

ここでは徒歩で回る場合と、車で回る場合の2パターンをご紹介します。

徒歩で回る半日コースは?

身軽に動ける日なら、徒歩だけで完結します。

半日モデルコース(徒歩)
時間 行き先 過ごし方
8:30〜9:30 東門市場 朝ごはんと食べ歩き(目安60分)
9:30〜9:40 移動 MRT東門駅を横切って永康街へ
9:40〜11:40 永康街 カフェ・スイーツ・雑貨(目安2時間)
11:40〜12:40 中正紀念堂 徒歩またはMRTで数分(目安60分)

合計で半日程度です。

午後は別のエリアに移動する余裕が残ります。

チャーターで回るならどんなプラン?

十分と九份を予定に入れているなら、東門市場の朝ごはんから1日をつなげるのがおすすめです

市場が動いている時間と、ランタン上げに向かう出発時刻がちょうど噛み合うためです。

まずは朝、MRTで東門市場へ向かいます。

狙いたいのは、外市場に残っている小吃です。

出発前に立ち寄りたい外市場の4軒
店名 楽しみ方 ポイント
東門興記手工水餃 店内で朝ごはん 手作りの水餃子・点心
東門赤肉羹 店内で朝ごはん 豚の赤身入りのとろみスープ
嘉品港點 テイクアウト 行列ができる人気店
惠Q潤餅 テイクアウト 行列ができる人気店

嘉品港點と惠Q潤餅は持ち帰り専門で、いつも人が並んでいます。

それでも9:00ごろに着けば時間に余裕があり、並んででも試す価値があります

朝食を終えたら、東門駅前からそのまま車で出発します。

8時間チャーターの1日モデルコース
時刻 場所 過ごし方
9:00〜10:30 東門市場 外市場で朝ごはん、テイクアウトも購入
10:30 MRT東門駅 乗車。ここからチャーター開始
11:30〜13:00 十分 到着後すぐランタン上げ、土産店を散策
13:00〜14:00 移動 十分から九份へ
14:00〜17:30 九份 散策・撮影・買い物、阿妹茶樓で食事とお茶
17:00ごろ 九份 赤い提灯に明かりが灯り始める
17:30 九份 乗車して台北へ
18:30ごろ 台北市内のホテル 到着

九份では3時間ほど確保しておくと安心です。

阿妹茶樓は待ち時間が出ることもありますが、この配分なら17:00の点灯までゆったり過ごせます

8時間の貸切チャーターなら、3か所を余裕をもって回りきれる計算です。

なお、時間制チャーターは運転手付きの貸切送迎です

ガイドや旅程の手配は含まれないため、行きたい場所は事前に決めておいてください。

💡tripoolからのアドバイス:この日は朝から夜まで動くことになります。

翌日は遅めに起きて、午後から永康街で買い物とかき氷を楽しむ日程にすると、体力的にも無理がありません

tripoolの送迎・チャーターはどんなサービス?

tripoolは、台湾全土でドアツードアの送迎を提供している配車サービスです。

空港送迎から時間制の貸切チャーターまで、公式サイトとアプリの両方が日本語に対応しています

東門市場と永康街を回る日に使えるのは、次の3つです。

tripoolの送迎・チャーター
サービス こんなときに使う 特徴・ポイント
空港送迎 桃園・松山空港 ⇔ ホテルの移動 片道・ドアツードア。LCCの早朝便・深夜便にも対応
専用車送迎 A地点→B地点の片道移動 貸切で相乗りなし。往復は2回に分けて予約
時間制貸切チャーター 十分・九份など複数スポットの周遊 予約時間内は乗り降り自由。各スポットでドライバーが待機

時間制チャーターは2時間単位で選べます。

東門市場から十分・九份を回る1日プランなら、8時間が目安です。

💡tripoolからのアドバイス:時間制チャーターに観光ガイドや旅程作成は含まれません。運転手付きの貸切送迎ですので、行きたい場所はご自身で決めておいてください。

車種とオプション

空港送迎と時間制チャーターでは、車種を選べます。

車種 定員
セダン 5人乗り
SUV 5人乗り
ワゴン 9人乗り

オプションとして、ベビーシート・チャイルドシートのレンタルが可能です

ペット同伴可能な車両や、空港での名前入りプラカードによる出迎えにも対応しています。

途中で複数の乗降地点を追加することもできます。

料金と予約の流れ

料金は変動制で、一般的に早めの予約ほどお得になります

予約前に公式サイトで正確な料金を確認でき、表示された金額がそのまま最終料金です。

深夜や長距離の移動でも、追加料金は発生しません。

予約は次の流れで完了します。

  1. 利用する国を選び、出発地と目的地を入力する
  2. 乗車人数と荷物の量を入力し、車種を選ぶ
  3. 乗車希望日時を選択する
  4. 支払い方法を選んで予約を確定する

支払いはクレジットカード、Apple Pay・Google Pay、コンビニ払い、銀行振込に対応しています。

ドライバーの情報は、利用日前日の20時に、氏名・連絡先・車両ナンバー・車種がメールとSMSで届きます

💡tripoolからのアドバイス:利用日前日の朝6時まではキャンセル料が無料です

旅程が固まったら早めに予約しておき、予定が変わったらキャンセルするという使い方ができます。

Q. 工事中でも入れますか?

外市場(路地の露店エリア)は営業を続けています

解体されたのは建物内の内市場です。

ただし通行できる路地や仮囲いの位置は工事の進捗によって変わるため、訪問直前に最新情報をご確認ください。

Q. 有名店はまだありますか?

外市場側の東門興記手工水餃、利隆餅店などは営業を継続しています

一方で、米粉湯の有名店は内市場側にあったため、移転または休業しています

目当ての店がある場合は、事前に営業状況をご確認ください。

Q. 何時に行くのがベストですか?

午前中、できれば9時台までの到着がおすすめです。

人気の店は売り切れ次第終了し、14時以降は閉める店が増えます。

Q. 休みの日はありますか?

月曜は休みの店が多くなります

市場全体の活気も曜日によって変わるため、月曜の訪問は避けるのが無難です。

Q. 永康街とセットで何時間見ておけばいいですか?

市場に60分、永康街に2時間ほどが目安です。

中正紀念堂まで足をのばす場合は、合計で半日程度を見ておいてください。

Q. 永康街まではどれくらい歩きますか?

徒歩5分から10分程度です。

市場はMRT東門駅の1番・2番出口側、永康街は5番出口側にあります。

Q. クレジットカードや電子決済は使えますか?

現金のみの店が多くあります

小額紙幣と小銭を用意しておくと安心です。

Q. 日本語や英語は通じますか?

観光地向けの市場ではないため、日本語や英語のメニューは期待できません

ただし指さしと数のジェスチャーで十分に買い物ができます。

Q. スーツケースを持ったまま回れますか?

おすすめできません

通路が狭く、買い物客と台車が行き交うためです。

先にホテルへ荷物を預けてから向かってください。

Q. キャンセルはできますか?

利用日前日の朝6時まで、キャンセル料は無料です

返金も可能です。

Q. 深夜や早朝でも利用できますか?

24時間年中無休で対応しています

LCCの早朝便・深夜便でも利用できます。

Q. 東門市場を組む日帰りコースは、公共交通だけで回れますか?

市内で完結する日なら、MRTだけで十分です

東門市場・永康街・中正紀念堂はすべて徒歩圏にあるため、貸切を使う必要はありません。

判断が分かれるのは、十分や九份まで足をのばす日です

この2か所には直通の公共交通がありません。

九份から十分へ移動するには瑞芳駅を経由して平溪線に乗り換える必要があり、その平溪線は1時間に1本程度の運行です

東門市場で朝ごはんを食べてから2か所を回ろうとすると、乗り換えと待ち時間だけで午後が終わってしまいます。

コース別・向いている移動手段
その日のコース おすすめ 理由
東門市場+永康街+中正紀念堂 MRT・徒歩 すべて徒歩圏。貸切は不要
東門市場+十分+九份 8時間貸切チャーター 直通の公共交通がなく、乗り換えに時間がかかる
到着日・帰国日に市場へ寄る 空港送迎 荷物を持ったまま路地を歩くのは現実的でない

公共交通が向いているのは、身軽な少人数で、時間に余裕があり、乗り換え自体を旅の一部として楽しめる方です。

一方で貸切が向いているのは、お子さま連れやご年配の方と一緒の場合、荷物が多い場合、限られた滞在日数で複数スポットを回りたい場合です

💡tripoolからのアドバイス:東門市場のためだけに貸切を使うのは、正直あまり効率的ではありません。

市場の朝ごはんを起点に、そのまま郊外へ向かう日にこそ本領を発揮します

10:30に東門駅で乗車すれば、十分でランタン上げ、九份で夕暮れの赤提灯まで無理なく回れます。

 

Komi Hu

Komi Hu

台湾生まれ、台湾在住のコラムニスト。日本語で「なぜ今、台湾旅行に行くべきか」を発信中。チャーターでしか訪れられない観光スポットから、効率的なモデルコース、本場のグルメまで——台湾の歩き方は、私にお任せください。

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