台南必見の観光名所・安平古堡への行き方|見どころからグルメ・お土産情報まで徹底解説
安平古堡とは
台南に建つ歴史的な城塞「安平古堡」は、1624年にオランダ人によって建設されました。当時は「オレンジ城」または「ゼーランディア城」と呼ばれていました。オランダ統治時代、台湾には多くの国が往来していたため、安平古堡は外敵から台湾を守る重要な防衛拠点として機能していました。
その後、明王朝から台湾へ渡った鄭成功の王朝が安平古堡を統治することになります。戦乱の歴史を持つ安平古堡には、数々の都市伝説が残されています。その一つが、もう一つの台南の観光名所である赤崁楼との間に、密道が存在するというものです。
こうした興味深い伝説とともに、安平古堡にはオランダ統治時代の城壁や建造物の遺構、そして日本統治時代の税関宿舎(現在は休憩所として利用)が今も残されています。台南の歴史を学ぶ上で、安平古堡は欠かすことのできない重要な観光スポットといえるでしょう。
安平古堡の見どころ
現在、安平古堡内に見られる大砲や洋風建築は、いずれも日本統治時代に設置または建設されたものです。しかし、城内にある安平古堡史料館では、安平古堡に関する貴重な歴史資料が数多く展示されています。特に注目すべきは、当時のゼーランディア城(安平古堡の旧称)の様子を再現した精巧な模型です。かつて安平古堡は海に囲まれていましたが、この様子も詳細なミニチュアで見ることができます。
また、1945年に建設され1975年にリニューアルされた展望台からは、安平一帯の景色を一望することができます。特に周辺に点在する寺院群を見下ろす眺めは圧巻です。
安平古堡へのアクセス方法1:台湾高速鉄道
台湾高速鉄道(台湾新幹線)の台南駅から安平古堡へは、バスと徒歩を組み合わせてアクセスできます。台南駅から32番路線バスに乗車し、「原住民文化会館」バス停で下車。そこから徒歩13分で安平古堡に到着します。台南駅から合計約1時間の所要時間となります。
安平古堡へのアクセス方法2:台湾鉄道
台湾鉄道の台南駅から安平古堡へは、複数のバス路線でアクセスできます。
77番バス利用の場合
台南駅から77番バスに乗車し、「原住民文化会館」バス停で下車。そこから徒歩13分で安平古堡に到着します。所要時間は約40分です。
2番バス利用の場合
台南駅から徒歩9分の「小東路」バス停で乗車し、「安平古堡」バス停で下車。バス停のすぐそばが安平古堡です。所要時間は約1時間です。
19番バス利用の場合
台南駅から徒歩9分の「小東路」バス停で乗車し、「原住民文化会館」バス停で下車。そこから徒歩13分で安平古堡に到着します。所要時間は約1時間です。
安平古堡へのアクセス方法3:チャーター・ハイヤー
安平古堡へは、台湾高速鉄道や台湾鉄道からバスでアクセスできますが、適切なバス停を探す必要があります。また、台南市内にはMRT(地下鉄)がないため、他の観光スポットへの移動も基本的にバスに頼ることになります。そのため、効率的かつ快適に台南を観光したい方には、時間制の貸切チャーターサービスがおすすめです。
tripoolの貸切チャーターサービスは2時間単位で予約でき、指定時間にホテルまでお迎えに来てくれます。特におすすめなのは4時間コースで、安平古堡とその周辺の観光名所やグルメスポットを余裕を持って巡ることができます。
安平古堡だけを訪れる予定の場合は、ホテルからの往復送迎サービスの利用もおすすめの選択肢です。
安平古堡へのアクセス方法4:バス
台湾高速鉄道(台湾新幹線)の台南駅から安平古堡へは、32番バスに乗車し「原住民文化会館」バス停で下車後、徒歩13分で到着します。所要時間は約1時間です。
台湾鉄道の台南駅からは、77番、2番、19番の3路線のバスが利用できます。最も早いのは77番バスで、台南駅から乗車し「原住民文化会館」バス停で下車。そこから徒歩13分で安平古堡に到着します。所要時間は約40分です。
安平古堡へのアクセス方法5:タクシー
台湾高速鉄道の台南駅から安平古堡までタクシーを利用する場合、料金は約720台湾ドル(約3,600円)で、所要時間は約50分です。一方、台湾鉄道の台南駅からは約300台湾ドル(約1,500円)で、所要時間は約30分です。
ただし、台南のタクシーは運転手との言語の壁があり、料金交渉や目的地の説明が難しい場合があるため、路上でタクシーを拾うことはあまりおすすめできません。また、配車アプリのUberは台南では観光客の需要が多く、料金が大幅に上昇することがありますので注意が必要です。
安平古堡へのアクセス方法6:相乗りサービス
タクシーでの移動を考えているものの、チャーターやハイヤーは予算的に厳しい方には、tripoolの相乗りサービスがおすすめです。チャーターやハイヤー並みの快適さを維持しながら、よりリーズナブルな料金で利用できます。例えば、台湾高速鉄道の台南駅から安平古堡までの場合、1人900台湾ドル(約4,500円)でご利用いただけます。
2人で予約すると更にお得で、合計1,200台湾ドルとなり、1人あたり600台湾ドル(約3,000円)まで料金が下がります。
このサービスは同じ目的地に向かう他の利用者と相乗りする形になりますが、tripool独自のシステムにより寄り道のない効率的なルートで移動できます。また、乗車人数が制限されているため、車内が混雑することもありません。
経済的で快適な移動手段をお探しの方は、ぜひtripoolの相乗りサービスをご検討ください。
安平古堡周辺のおすすめ観光スポット
安平古堡周辺には、他にもおすすめの観光スポットがたくさんあります。
おすすめの観光ルートは以下の通りです:
安平古堡 → 安平開台天后宮 → 安平樹屋 → 安平老街 → 億載金城
安平開台天后宮
安平古堡の入り口近くにある寺院で、媽祖(まそ)が祀られています。ここの媽祖は「開台媽祖」と呼ばれ、17世紀に鄭成功が台湾征服の際に持ち込んだと伝えられています。そのため「開台(台湾を開いた)」という名が付いています。一般的な寺院にある門神(門を守る神)の代わりに、鐘型の木製装飾が施された6枚の朱色の扉が媽祖を守っているのが特徴です。
- 住所:台南市安平区国勝路33号
- 営業時間:午前5時~午後10時(毎日営業)
安平樹屋
かつて徳記商社の倉庫だった建物が長年放置され、ガジュマルの木に覆われた独特の景観を持つ観光スポット。カンボジアのアンコールワットにあるタ・プローム寺院のような、建物と自然が織りなす神秘的な雰囲気が写真撮影にも人気です。入場料は70台湾ドル(約350円)。
- 住所:台南市安平区古堡街108号
- 営業時間:午前8時30分~午後5時30分(毎日営業)
安平老街
オランダ統治時代に作られた歴史ある通りで、のんびりと散策を楽しめます。
- 住所:台南市安平区延平街
億載金城
別名「二鯤鯓砲台」と呼ばれる赤レンガ造りの要塞。四方に稜堡(やぐら)があり、お堀に囲まれた城郭です。かつては軍事施設でしたが、現在は落ち着いた雰囲気の撮影スポットとして人気があります。3月から4月には周辺に咲く黄色いイペーの花が絶景です。入場料は70台湾ドル(約350円)。
- 住所:台南市安平区光州路3号
- 営業時間:午前8時30分~午後5時30分(毎日営業)
安平古堡周辺のおすすめグルメ
文章牛肉湯
台南名物の牛肉スープが人気のお店です。
- 住所:台南市安平路300号
王氏魚皮
看板メニューの魚皮湯(魚の皮のスープ)がおすすめです。たっぷりの大ぶりな魚の皮と魚肉が入っており、生姜がきいた上品な出汁の風味が楽しめる一品です。
- 住所:台南市安平区安平路612号
周氏蝦捲
新鮮な海老をたっぷり使った海老巻きが看板メニュー。外はカリッと、中には大きな海老の身が入っており、セロリの風味が効いています。甘辛いソースをつけて食べるのがおすすめです。
- 住所:台南市安平区安平路125号
同記安平豆花
なめらかでクリーミーな豆花(豆腐のデザート)は、豆の風味が豊かで、タピオカも大変たっぷり入っています。昔ながらのシロップは、かすかな焦がしの香りがあり、甘めではありますが大変美味しい一品です。
- 住所:台南市安平区安北路433号
これらのお店は営業時間が変更になることがありますので、お出かけ前にGoogleマップで最新の営業時間を確認されることをおすすめします。
安平古堡周辺で買えるおすすめお土産
安平古堡周辺には、おすすめのお土産がたくさんあります。
得意蝦餅
豊富な味のバリエーションがあり、揚げタイプと非揚げタイプの2種類があります。
全ての味を試食できるので、好みの味を見つけやすいのが特徴です。日本のえびせんべいファンの方にも必ずハマると評判です!
- 住所:台南市安平区安平路123号
安平小舖蝦餅
非揚げタイプのエビせんべいの元祖店です。エビの風味が非常に濃厚で、油っこくないため、ついつい手が止まらなくなってしまいます。さらに高級な「龍蝦餅(ロブスターせんべい)」も販売しています。
- 住所:台南市安平区安平路788号
安平古堡に関するよくある質問
Q:安平古堡の入場料はいくらですか?
Q:安平古堡の営業時間は?
Q:tripoolのチャーター・ハイヤーの予約方法を教えてください。
予約後は、tripoolのアプリをダウンロードしてください。アプリでメールに記載されている予約番号を入力すると過去のすべての予約を管理し照会できます。
乗車の30分前からは台北アリーナに向かうドライバーの位置情報をリアルタイムで確認できます。
また、チャット機能には自動翻訳機能があるため、ドライバーとは日本語で簡単なコミュニケーションが取れます。