台湾・台北のパワースポット艋舺龍山寺へ行こう!アクセス&近隣夜市観光ガイド

龍山寺

台北市萬華区にある龍山寺は、1738年に建立された台湾で最も歴史のある有名なお寺の一つです。1985年には国の重要文化財(二級古跡)に指定され、台北を訪れる外国人観光客の間では、故宮博物院や中正紀念堂と並んで、人気の観光スポット「台北三大名所」の一つとして知られています。

日本の神社のように、龍山寺にもたくさんの神様が祀られています。地元の人々が安全を祈る観音様や、受験合格を願う文昌帝君(学問の神様)などがいます。中でも一番人気があるのは月下老人(月老)と呼ばれる縁結びの神様です。道教の伝説では、月下老人は男女の縁を赤い糸で結び付け、運命の相手と出会えるようにしてくれると言われています。参拝方法や気を付けることについては、この後詳しくご紹介していきます。

台湾鉄道

台北市以外のホテルにお泊まりの方は、まず台湾新幹線(台湾高速鉄道)か電車(台湾鉄道)で台北駅まで出てきましょう。台北駅から龍山寺までは、MRTか路線バスが便利です。

龍山寺までのMRTアクセス

台北駅から板南線(青ライン)に乗り、「龍山寺駅」で下車するだけです。

龍山寺までのバスアクセス

龍山寺駅バス停を利用する場合

以下の路線が停まります:
0西、1、38、49、231、233、234、264、265、310、628、701、702、703、705

老松小学校前バス停を利用する場合

以下の路線が停まります:
205、218

台北駅から板南線(青ライン)に乗り、「龍山寺駅」で下車するだけです。

相乗り

台北の朝食やカフェを楽しんだ後、龍山寺に行きたい方におすすめの移動手段があります。MRTの駅から離れた場所からでも、相乗りサービスを使えばドアツードアで快適にアクセスできます。暑い夏も雨の多い冬も、店の前から直接龍山寺まで移動できて便利です。

おすすめの相乗りサービス「tripool」の特徴:

  1. 1〜3名までの少人数での利用が可能
  2. 女性同士の旅行や夫婦旅行に最適
  3. 乗車場所は自由に設定OK(ホテル、カフェ、レストランなど)
  4. 高級車での移動がリーズナブルな料金で可能

最寄りのバス停は2か所あります:

龍山寺駅バス停を利用する場合

以下の路線が停まります:
0西、1、38、49、231、233、234、264、265、310、628、701、702、703、705

老松小学校前バス停を利用する場合

以下の路線が停まります:
205、218

台北駅から龍山寺までタクシーを利用すると、約20分で到着します。料金は100〜150台湾ドル(日本円で約400〜600円)ほどです。

ハイヤー・チャーター

龍山寺参拝の後は、チャーターカーを利用して周辺の観光スポットを巡るのがおすすめです。4時間のチャーターなら、昼は東三水街市場や新富町文化市場、艋舺老街などを、夜は西昌街や華西街、廣州街、梧州街の夜市巡りが可能です。/p>

「tripool」のチャーターサービスならこんな特徴が:

  1. 車単位の料金なのでグループ旅行に最適
  2. 行き先もスケジュールも自由に設定可能
  3. 荷物を車に置いたまま観光できて便利
  4. 乗車場所と降車場所は別々に設定OK(例:観光後に次のホテルへ直行)

チャーターカーなら、龍山寺を起点に周辺の観光スポットへスムーズにアクセスできます。まずは料金を確認してみませんか?

龍山寺周辺には4つの夜市が徒歩圏内にあり、観光がてら食べ歩きも楽しめます。最も近いのは東側にある西昌街夜市で徒歩2分、西側の廣州街夜市は4分、西北側の華西街夜市と梧州街夜市は共に6分で到着します。
もっと有名な夜市を目指すなら、バスを使って南機場夜市(15分)や寧夏夜市(30分)へアクセスできます。

西昌街夜市

画像出典:台北市政府観光伝播局

龍山寺のすぐ東側にある西昌街夜市は、他の夜市とは少し雰囲気が異なります。台北市による再開発で露店が通りの中央に整然と並び、古着や日用品、電化製品、アンティーク、古銭、書画など、古物店のような品揃えが特徴です。
グルメ目的の方には少しおすすめできない夜市ですが、地元の暮らしを感じられる独特な雰囲気を楽しめます。

廣州街夜市

画像出典:台北市政府観光伝播局

台北の名所・龍山寺のすぐそばにある広州街夜市は、地元の人々に愛される伝統的な屋台グルメが集まるスポットです。イカの炒め物や揚げスペアリブ、台湾名物の胡椒餅、薬膳スープの四神湯、そして台湾の国民食とも言える魯肉飯(ルーローハン)など、本場の味が気軽に楽しめます。100年以上の歴史を誇る老舗「両喜号」のイカ料理は、特に人気があります。

夜市では食べ歩きだけでなく、衣類や雑貨のショッピングも楽しめます。通りの両側には、ヘアアクセサリーやスマホケースなどを扱う店が並び、ピンボールや金魚すくい、輪投げといった懐かしいゲームコーナーもあるので、家族連れでも楽しめます。

華西街夜市

画像出典:台北市政府観光伝播局

台北の観光名所・龍山寺のそばにある華西街夜市は、台湾最古の観光夜市として知られています。山の幸や新鮮な海鮮、珍しい郷土料理が並び、連日多くの観光客で賑わっています。

また、昔は「蛇街」と呼ばれ、ヘビのショーで有名でしたが、現在は動物保護の観点から、漢方の効能を活かしたヘビ料理を提供する専門店が中心となっています。変わった食材に挑戦したい方には、特におすすめのスポットです。

地元の人々に愛される名物グルメも豊富で、北港甜湯の焼きもちや勇伯の米粉団子スープは絶品です。また、漢記の骨なしガチョウ料理や阿義の魯肉飯(ルーローハン)、阿娥の昔ながらの具だくさん麺など、台湾の伝統的な味が気軽に楽しめます。

その他に、特に注目なのが、ミシュランガイド「ビブグルマン」に3年連続で選ばれた「小王煮瓜」です。看板メニューの肉入りスープと、コク深い黒醤油で味付けした魯肉飯は、ぜひ試してみたい一品。地元で「万華(ワンホア)エリアの必食グルメ」として知られる「源芳」の台湾式肉まん(グワバオ)も、ジューシーな具材がたっぷり詰まった逸品です。

梧州街夜市

画像出典:台北市政府観光伝播局

台北の下町で、海鮮炒め物の名店が集まる梧州街夜市。看板メニューは、カリッと焼き上げた牡蠣オムレツと、つるっとした食感の麺に牡蠣がたっぷり入った麺線(めんせん)。とろとろに煮込んだ豚足や、体が温まる薬膳スペアリブスープ、コラーゲンたっぷりの骨付きスペアリブスープ、冬の定番・羊肉鍋など、台湾の伝統的な味も楽しめます。また、新鮮なウナギの炒め物や、優しい味わいのサワラのとろみスープなど、どれも絶品です。

Q:龍山寺の営業時間は?

毎日午前6時から午後10時まで開いています(年中無休)。

Q:龍山寺のご利益は?

龍山寺の本尊は観音菩薩で、文殊菩薩や普賢菩薩もお祀りされています。これらの仏様に願い事をすることで、願望成就や日々の平安のご利益があるとされています。後堂には様々な神様が祀られており、学問のご利益がある文昌帝君、安産のご利益がある注生娘娘、健康のご利益がある華佗仙師、縁結びの月老神君などがいらっしゃいます。参拝者は自分の願い事に応じて、それぞれの神様にお参りすることができます。

 

龍山寺は特に恋愛成就や良縁祈願のご利益で知られていますが、健康祈願、学業成就、安産祈願、商売繁盛、家内安全など、様々なご利益を願うことができる由緒ある寺院です。

Q:龍山寺のお参りの仕方は?

龍山寺を参拝する際は、まず右側にある龍門から入ります。参拝の作法は以下の通りです。神様の前で合掌し、「お名前」「生年月日」「現在のご住所」「お願い事」を心を込めてお伝えします。そして、感謝と敬意を表して三回お辞儀をします。

 

本堂では、まず中央の観音菩薩様、続いて文殊菩薩様、普賢菩薩様の順に参拝します。龍山寺には人生の様々な願いを叶えてくださる神様が多くお祀りされています。参拝の際は礼儀を守り、すべての神様に順番にお参りすることが大切です。

その後、外に出て空を仰ぎ、天公様に参拝します。後堂には様々な御神徳を持つ神様方がいらっしゃいますので、こちらも順番に丁寧に参拝します。縁結びの神様である月老様にお願いする場合も、必ず先に他の神様への参拝を済ませましょう。いきなり月老殿に行って縁結びの赤い糸をいただくことは失礼になります。

赤い糸をいただく時は、まず月老様にお願いをし、それから観音様の香炉の前で、お供え物を時計回りに3周させながら、ご加護を願います。

最後に虎門から退出します。このように参拝の順序を守り、丁寧にお参りすることで、神様からの御利益をより一層いただけるとされています。

Q:龍山寺のおみくじはどうやって引くのですか?

おみくじを引く前に、まずは寺院内のすべての神様に順序よくお参りを済ませることが大切です。その後、三川殿のおみくじ筒の前で筊(ポエ)を一対手に取り、観音様に向かいます。

 

おみくじを授かる作法は以下の通りです:

合掌して筊(ポエ)を両手で持ち、「お名前」「生年月日」「現在のご住所」「お悩みごと」をお伝えし、「おみくじを引かせていただいてよろしいでしょうか。よろしければ、聖筊(せいきょう)をお示しください」とお願いして、筊(ポエ)を投げます。

筊(ポエ)の結果の意味:

  • 聖筊(せいきょう):一つが平らで一つが膨らんだ面を上にする場合で、おみくじを引いてよいという御許可をいただいた合図です
  • 笑筊(しょうきょう):両方とも平らな面が上の場合で、神様がまだ決めかねている(微笑んで答えを保留している)か、お願いの内容が不明確という意味です。お願い事を明確にして、もう一度投げ直しましょう
  • 陰筊(いんきょう):両方とも膨らんだ面が上の場合で、おみくじを引くことができないという意味です。特に重要な事柄で陰筊が出た場合は、しばらくの間は同じ質問を控え、別の相談事にするのがよいでしょう

聖筊が出たら、おみくじ筒から一本引き、番号を確認して筒に戻します。
※おみくじを筒から完全に抜き出すことは避けましょう。

再び筊(ポエ)を両手で持って合掌し、「この番号のおみくじでよろしいでしょうか」とお伺いを立て、筊(ポエ)を投げます。続けて三回聖筊が出れば、そのおみくじが神様から授かったものです。陰筊や笑筊が出た場合は、別の番号のおみくじを引き、三回連続で聖筊が出るまで同じ手順を繰り返します。

最後に、確定した番号のおみくじを御神籤箱から取り出せば、おみくじの儀式は完了です。このように丁寧におみくじの作法を守ることで、より確かなご利益が得られるとされています。

Q:龍山寺のお守りはどんな種類がありますか?

龍山寺では様々なご利益のあるお守りをお求めいただけます。お参りの際に特におすすめのお守りをご紹介します:

 

  • 粽(ちまき)型のお守り

赤い紐と黄色い絹布で作られた粽の形のお守りです。布地には果物の模様と「包(めぐみ)」の文字が刺繍されています。「包」という言葉には「ご利益を包み込む」という願いが込められています。学業成就のご利益があるとされ、カバンや学習机、オフィス、教室などに置くのに適しています。
価格:60台湾ドル(約240円)

  • 檜木(ひのき)でできた瓢箪(ひょうたん)のお守り

「福と富をもたらす」というご利益があるお守りで、贈り物としても、自分用としても最適です。
檜の木目と優雅な香りを活かした瓢箪型の置物で、中央部分に檜木のエッセンシャルオイルが1本付いています。表面には「招財納福(しょうざいのうふく:富と福を招く)」、裏面には龍山寺の印と招き猫のデザインが施されています。コーヒー色の組紐と房飾りで上品に仕上げられています。
価格:400台湾ドル(約1,600円)

Q:tripoolのチャーター・ハイヤーの予約方法を教えてください。

現在ご覧になっている公式サイトから予約が可能です。日本語ページがありますので、案内に沿って予約してください。
予約後は、tripoolのアプリをダウンロードしてください。アプリでメールに記載されている予約番号を入力すると過去のすべての予約を管理し照会できます。
乗車の30分前からは台北アリーナに向かうドライバーの位置情報をリアルタイムで確認できます。
また、チャット機能には自動翻訳機能があるため、ドライバーとは日本語で簡単なコミュニケーションが取れます。