【保存版】基隆廟口夜市完全ガイド|本当に美味しいおすすめグルメ10選と失敗しない行き方
基隆廟口夜市とは?
台湾北部に位置する基隆廟口夜市は、日本人観光客の間でも「基隆夜市」として親しまれている人気スポットです。
「廟口」とは「お寺の入口」を意味し、その名の通り夜市はお寺の前に広がっています。この夜市に隣接するお寺は約150年もの歴史があり、清王朝時代に中国の漳州から命がけで台湾に渡ってきた移民たちが祀った「開漳聖王」を祭神としています。危険な海を越えて無事に基隆にたどり着いた感謝の気持ちから、開漳聖王は今日まで地元の人々に厚く信仰されています。
基隆廟口夜市は、もともと人々がお寺に参拝に訪れるようになったことがきっかけで発展しました。お参りに来た人たちが自然と集まるようになり、次第に今日の賑やかな夜市の姿へと成長したのです。
基隆廟口夜市の規模は全長約400メートルとコンパクトですが、その中に驚くことに200軒以上もの屋台や小さな店舗が密集しており、台湾グルメの宝庫となっています。
基隆廟口夜市周辺は駐車スペースが非常に限られているため、観光で訪れる際には電車やバスなどの公共交通機関を利用するのがベストです。
この記事では、台北から基隆廟口夜市への便利なアクセス方法と、夜市で絶対に外せない厳選グルメを詳しくご紹介していきます。
基隆廟口夜市への行き方
台湾鉄道
台北市内から基隆廟口夜市へ行くなら、台湾鉄道(台鉄)が最もスムーズです。
まず台北駅から台湾鉄道に乗車し、基隆駅を目指します。この区間は台湾の通勤路線としても利用されており、電車の本数も多いのが特徴です。台北から基隆廟口夜市がある基隆までは、電車で約40分の旅となります。
基隆駅に到着したら、歩くこと約10分で、基隆廟口夜市に到着します。
クルーズ船
クルーズ船で基隆港に到着した方なら、台湾の食の楽園・基隆廟口夜市まで徒歩約20分でアクセスできます。
港から有名な基隆廟口夜市までは距離的には近いのですが、特に夏季は台湾特有の蒸し暑さと強い日差しにより、徒歩での移動は体力を消耗しがちです。せっかくの基隆廟口夜市観光を思いっきり楽しむためにも、熱中症対策には十分ご注意ください。
クルーズ船で寄港する場合は滞在時間が限られていることが多いため、基隆廟口夜市へ向かうにはバスやタクシー、または事前手配の送迎車の利用が便利です。
現地バスを使う場合、台湾の交通系ICカード「悠遊カード」または正確な硬貨が必要になります。短時間の寄港では、カードの購入や両替に時間を取られるよりも、すぐに基隆廟口夜市に向かえるタクシーや予約済みのチャーターサービスを選ぶ方が効率的でしょう。
バス
台北から基隆廟口夜市へのお出かけなら、高速バスも便利な選択肢です。
台北市内から基隆廟口夜市を目指すバス路線は主に2つあり、台北駅から出発する1813番線と、地下鉄圓山(ユエンシャン)駅から発車する9006番線があります。
どちらの路線も台湾でよく使われる交通ICカード「悠遊カード」が利用できますので、あらかじめカードを手に入れておくと乗車がスムーズです。
台北の市街地から人気観光スポット・基隆廟口夜市までは、道路の混み具合にもよりますが、だいたい1時間ほどの道のりです。
1813番のバスは10〜20分ごとに運行していますが、通勤時間帯は地元の方で車内が混雑します。同じく9006番も20分間隔で走っていますが、ラッシュ時は座席が確保できないこともあるので、時間に余裕を持って行動しましょう。
バス停で降りたら、地元の人々の流れに沿って歩いていけば、基隆廟口夜市の入口に到着します。
チャーター:tripool
tripoolなどのチャーターサービスを利用すれば、台北市内からも、クルーズ船で訪れる方も、手軽に台湾グルメの聖地・基隆廟口夜市へ向かうことができます。
台北から基隆廟口夜市を目指す場合、時間制の貸切チャーターが大変重宝します。
多くの旅行者に人気なのは、お昼に九份や十分で絶景を楽しんだあと、夕方から基隆廟口夜市で食べ歩きを満喫するプランです。
費用を抑えたい方には、「台北→九份→基隆廟口夜市」という4時間コースがぴったり。基隆廟口夜市でたっぷり台湾グルメを堪能したあと、台北のホテルに戻りたい方は、6時間チャーターがおすすめです。
「台北→十分→基隆廟口夜市」というルートも同様に組めますので、ランタン上げと屋台グルメを一日で楽しめます。
基隆を丸ごと満喫する日帰り観光も評判です。「台北→和平島公園→正濱漁港→佛手洞→基隆廟口夜市→台北」というモデルコースなら、絶景スポットと名物グルメを効率よく巡れます。
このコースは8時間の貸切が理想的です。
クルーズ船の乗客の方にも、上記の基隆周遊コースが最適です。
限られた寄港時間を無駄なく使って基隆の見どころを巡り、締めくくりに基隆廟口夜市の名物料理を味わえます。
コンパクトながらも200店以上の屋台が軒を連ねる基隆廟口夜市は、チャーターサービスを使えば他の観光地とセットで効率よく訪問できるので、台湾旅行をより充実させることができるでしょう。
基隆廟口夜市のおすすめグルメ10選
魯肉飯:天一香肉焿順
(画像出典:公式ファンページ)
基隆廟口夜市の人気グルメ、天一香肉焿順は夜市の31番屋台にあります。この辺りで最高の魯肉飯(ルーローハン)と言われており、魯肉飯と肉焿(ロウクゥア)の注文がおすすめです。以前は食品安全の問題で営業停止になったことがありますが、現在は問題なく営業しています。
鐤邊銼:呉家鐤辺趖
(画像出典:公式サイト)
台湾・基隆の名物夜市「廟口夜市」で外せないグルメスポット、呉家鐤辺趖(ティエビェンズー)。27-2番屋台にあります。こちらではエビやキャベツ、イカ、干し小魚などをじっくり煮込んだ、コクがありながらも塩加減絶妙なスープが自慢です。
麺は新米と古米をブレンドした米粉から作られ、しいたけやキンシンタケ、エビ、肉焿(ロウクゥア)といった具材が入った、さっぱりとした風味が楽しめます。
初めて食べると、その魅力に気づかない方もいるかもしれませんが、かつてはこれほど贅沢な具材を使った店は基隆廟口夜市でも珍しかったですよ。
螃蟹羹:吳記螃蟹羹
(画像出典:公式 Google ストア)
ぜひ足を運びたいのが5番屋台の吳記螃蟹羹(パンシェカン)。看板メニューのカニのとろみスープと香り豊かな油飯は絶対に外せない一品です。シンプルなメニュー構成なので注文も迷いません。お手頃価格でほどよい量なので、これを味わった後も、基隆廟口夜市の他の屋台グルメを楽しむ余裕がありますよ。夜市グルメ巡りの第一歩にぴったりです!
栄養サンドイッチ:天盛舖營養三明治
58番屋台の天盛舖營養三明治(テンセンプー)。サクサクの揚げパンにハム、煮卵、きゅうり、トマトを挟み、たっぷりのマヨネーズであえた特製サンドイッチは絶品の一言。一般的な台湾の屋台フードとは違う魅力があり、基隆廟口夜市散策の際には必食の逸品といえるでしょう。B級グルメ好きなら、このユニークなサンドイッチを味わわずには帰れません!
ソーセージ:世盛一口吃香腸
(画像出典:公式ファンページ)
人気の屋台グルメといえば、43-1番で営業している一口吃香腸(イーコウチーソーセージ)が外せません。地元でも愛される名物で、食べたい分だけ自由に注文できるのが嬉しいポイント。一口サイズのソーセージを生ニンニクと交互に頬張りながら夜市を散策すれば、基隆廟口夜市の雰囲気を存分に味わえます。片手で手軽に食べられるので、他の屋台も楽しみたい食べ歩きにぴったりの一品です。
牡蠣オムレツ:碳烤蚵仔煎
絶対に外せない一品が、入口正面の36番屋台で提供される炭焼き牡蠣オムレツ(公式店名:かきの鉄板揚げ)です。メニューはシンプルに牡蠣オムレツと牡蠣スープのみ。炭火焼きならではの香ばしい風味が特徴で、とろみのある濃厚なタレは、台湾の現地の人より少し塩味の効いた味付けを好む日本人の味覚にもぴったり合います。基隆廟口夜市で本場の台湾グルメを堪能したいなら、この一品は見逃せません。
台湾風天ぷら:王記天婦羅
必食グルメといえば「台湾風てんぷら」が外せません。基隆では日本統治時代の名残として、呼ばれる天ぷらが地元民の日常食として親しまれています。中でも16番屋台の王記天婦羅は、新鮮な魚のすり身を絶妙な揚げ加減で仕上げた逸品。アツアツの天ぷらをさっぱりとしたキュウリと一緒に頬張れば、サクサク食感と魚の旨味が口いっぱいに広がります。
台湾風肉みぞれスープ:光復肉羹
基隆廟口夜市で外せないグルメといえば、廟口そばの19番地にある光復肉羹(コウフクニクゲン)です。看板には「肉みぞれスープ・スペアリブスープ」と日本語も表記されているので見つけやすいでしょう。店名に肉羹湯(肉みぞれスープ)と入っていますが、実は魯肉飯(ルーローハン)も絶品です。時間があれば、肉みぞれスープ、スペアリブスープ、そして魯肉飯の3品すべてを注文してみてください。どれも基隆の味を存分に楽しめる逸品ばかりです。
泡泡冰(ふわふわかき氷):陳記泡泡冰創始店
(画像出典:公式ファンページ)
基隆廟口夜市を訪れたら、甘いものが恋しくなったときは廟口そばの41番地にある「陳記泡泡冰創始店」で一休みするのがおすすめです。この老舗かき氷店では、イチゴミルク味は甘さが強めでやや後を引く感じがありますが、地元でも人気のピーナッツフレーバーを選べば間違いありません。台湾らしいひんやりとした甘味で、夜市散策の疲れを癒やしましょう。
豆花:基隆三兄弟豆花
基隆廟口夜市で人気の豆花(トウファ)なら「基隆三兄弟豆花」がおすすめです。この店は店内スペースと屋台の両方で営業しており、写真付きメニューから番号で注文できるので言葉の心配はありません。ただし、店内で食べる場合は店内のレジで、持ち帰る場合は外の屋台で別々に注文・支払いをする点に注意しましょう。
夏の暑い日には、H1番の「タロイモ・シロップ漬けレンコン・タピオカ入り豆花」が特におすすめです。具だくさんで涼感たっぷり!台湾ならではのさつまいもシロップ煮を味わいたい方は、A4番を試してみてください。甘さ控えめで優しい味わいが日本人の口にも合いますよ。
tripoolスタッフが語る基隆廟口夜市の魅力
私たちtripoolスタッフの中にも、基隆廟口夜市のファンが多いんです!個人的に一押しなのは52番の「碳烤三明治(炭焼きサンドイッチ)」。最初は「え、台湾でサンドイッチ?」と思うかもしれませんが、鉄板で焼き上げるスタイルがとっても台湾らしいんですよね。
実はこれ、お子さんや初めての台湾旅行の方の強い味方!エスニック料理が苦手な方でも、サンドイッチなら安心して食べられますから。日本だとパン屋さんでじっくり選ぶサンドイッチが、台湾では屋台メニューになっているというギャップも楽しいポイントです。台湾人って本当に何でも鉄板で焼きたがるんですよね(笑)
夜市散策の後は、近くの「李鵠餅店」でお土産選びもおすすめ。もちろんパイナップルケーキも買えますよ!ちなみに、台湾のパイナップルケーキって、中身に冬瓜を使うタイプと本物のパイナップルを使うタイプに分かれていて、これがまさに日本の「きのこの山」vs「たけのこの里」みたいな論争になっているんです。李鵠餅店のは昔ながらの伝統的な味わいなので、有名メーカーのものと食べ比べるのも面白いですよ!
あ、最後に一つだけ注意点を。旧正月の時期だけは基隆廟口夜市に行くのは絶対避けた方が無難です。もう人の波がすごすぎて、注文するのも至難の業。せっかくの台湾グルメ体験が台無しになっちゃいますからね~。
基隆廟口夜市に関するよくある質問
Q:基隆廟口夜市へ、tripoolのチャーターの予約方法を教えてください。
予約後は、tripoolのアプリをダウンロードしてください。アプリでメールに記載されている予約番号を入力すると過去のすべての予約を管理し照会できます。
乗車の30分前からは台北アリーナに向かうドライバーの位置情報をリアルタイムで確認できます。
また、チャット機能には自動翻訳機能があるため、ドライバーとは日本語で簡単なコミュニケーションが取れます。