【2025年最新】台北から高雄へ最もお得な行き方は?新幹線・高速バス・チャーターを徹底比較!

台北から高雄までは約352kmの距離があり、高速道路を利用した場合、車で約4時間10分ほどかかります。

この距離感をイメージしやすくするために、日本の地理と比較すると、名古屋から岡山までとほぼ同じ距離になります。日本の東海道・山陽道を走る感覚に近いと言えるでしょう。

台湾は南北に細長い島ですが、新幹線や高速バスなど様々な交通網が整備されているため、比較的スムーズに移動ができます。

ただし、移動手段によって所要時間や料金、快適さが大きく異なります。

これから各交通手段について詳しく解説していきますが、まずはこの距離感を頭に入れておくと、旅の計画が立てやすくなるでしょう。

台北から高雄の間の移動手段には、大きく分けて4種類あります。新幹線(台湾高速鉄道)、台湾鉄道、高速バス、そしてチャーターです。

それぞれに特徴があり、旅の目的や予算に合わせて選ぶことができます。移動手段を選ぶ際には、以下のポイントをしっかり考慮しましょう。

1. 台湾への入出国空港を工夫する

空港

多くの旅行者は往復とも同じ空港を利用しますが、実はひとつの賢い方法として、台北から入国して高雄から出国する(またはその逆)という選択肢があります。

これを「オープンジョー」と呼びますが、この方法なら台湾の南北を効率良く巡ることができ、往復の移動時間を節約できます。

ただし、片道航空券は往復に比べて割高になる傾向があります。

そこでおすすめなのが、Googleフライトなどの検索サイトで「複数都市」オプションを使って検索する方法です。

例えば「東京→台北、高雄→東京」と設定すれば、一度の予約でお得に手配できる可能性があります

航空会社によっては、このような旅程でも往復料金に近い価格で提供していることもあります。

2. 台湾での滞在日数に合わせた選択を

台湾での滞在が短い場合、特に3日2泊程度の弾丸旅行では、予算よりも移動時間を重視した方が賢明です。

限られた時間を最大限に活用するためには、多少費用がかかっても新幹線のような速い移動手段を選ぶことをおすすめします。

もちろん、夜行高速バスという選択肢もありますが、睡眠の質が犠牲になる可能性があります。

バスで十分に休めなかった場合、翌日の観光が台無しになってしまっては本末転倒です。せっかくの台湾旅行を存分に楽しむためには、体力も大切な要素になります。

台北と高雄を両方じっくり観光するなら、5日4泊程度の日程が理想的です。この日程であれば、移動日も含めてゆとりを持って旅を楽しむことができます。

3. 予約のタイミングを工夫する

台湾には年間を通して多くの連休があります。

これらの連休期間中は、台北で働く社会人や学生が高雄など南部の実家に帰省するため、交通機関が非常に混雑します。特に高速鉄道(新幹線)は座席が取りづらくなります。

そのため、台北から高雄への移動を計画する際は、できるだけ台湾の連休や週末を避けることをおすすめします。平日に移動すれば、座席の確保がしやすく、場合によっては割引料金で利用できることもあります。
台湾の主な連休や祝日は以下の通りです:

  • 4月の清明節(お墓参りの時期)
  • 5月の労働節
  • 6月の端午節(ドラゴンボートフェスティバル)
  • 7月から8月の夏休み
  • 9月の中秋節
  • 10月の国慶節(建国記念日)
  • 12月の年末年始
  • 1月末〜2月の旧正月(春節)

より詳しい台湾の祝日情報については、「台湾の祝日まとめ:人混みを避けて観光するコツと見逃せないイベント」という記事が参考になります。

この記事では各祝日の意味や現地のイベント情報も紹介されているので、旅行計画を立てる際にぜひチェックしてみてください。

新幹線

所要時間

台北から高雄間を結ぶ新幹線(台湾高速鉄道)は、停車駅の数によって所要時間が大きく異なります。

最も停車駅が少ない列車なら、台北駅から高雄の左営駅までわずか1時間34分で到着します。

一方、全ての駅に停車する各駅停車タイプの列車を利用した場合、所要時間は約2時間1分かかります。

この約30分の差は旅程に大きく影響するため、限られた旅行時間を有効に使いたい方は、事前に停車パターンを確認しておくことをおすすめします。

料金

台北から高雄までの新幹線の料金は以下の通りです:

座席タイプ 通常料金 子供/シニア/障害者割引

10%オフ早割料金

20%オフ早割料金 35%オフ早割料金
標準席

1,490台湾ドル

(約7,450円)

745台湾ドル

(約3,725円)

1,340台湾ドル<br>(約6,700円)

1,190台湾ドル

(約5,950円)

965台湾ド

(約4,825円)

ビジネス席

2,440台湾ドル

(約12,200円)

1,220台湾ドル

(約6,100円)

- - -
自由席

1,445台湾ドル

(約7,225円)

720台湾ドル

(約3,600円)

- - -
  • 料金は台湾ドルで表示、日本円は1台湾ドル=約5円で換算(2025年5月現在)
  • 子供料金は6〜12歳、シニア料金は65歳以上の方が対象です
  • ビジネス席と自由席では一部割引が適用されません
  • この料金は2025年5月現在のものです。最新の料金情報は台湾高速鉄道の公式サイトでご確認ください。為替レートの変動により、日本円換算額は変わる場合があります。

外国人特別周遊券

「台湾高鉄周遊券」は台湾高速鉄道の公式サイトや主要駅で購入できる、外国人観光客専用の乗り放題切符です。

パスポートの提示が必要ですが、大幅な節約になるためぜひ検討してみましょう。

このパスには以下の2種類があります:

パスの種類 対象 料金 日本円換算 有効期間
3日パス 大人 2,200台湾ドル 約11,000円 連続する3日間乗り放題
3日パス 12歳未満の子供 1,100台湾ドル 約5,500円 連続する3日間乗り放題
フレキシブル2日パス 大人 2,500台湾ドル 約12,500円 7日間の中で好きな2日を選択可能
フレキシブル2日パス 12歳未満の子供 1,250台湾ドル 約6,250円 7日間の中で好きな2日を選択可能

これらのパスの大きな利点は、台北駅から高雄駅への普通車指定席が片道1,490台湾ドルであることを考えると、わずか数回の乗車で元が取れる点です。例えば、台北から高雄へ往復するだけで2,980台湾ドルかかりますが、3日パスなら2,200台湾ドルで利用できるため、780台湾ドル(約3,900円)もお得になります。

さらに、パス利用期間中は何度でも乗り降り自由なので、台中や台南などの中間都市にも気軽に立ち寄ることができます。

台湾の主要都市を効率良く周遊したい方には特におすすめです。

外国人特別割引キャンペーン

もう一つのお得な選択肢として、Klook(クルック)やKKdayなどのオンライン旅行サイトで販売されている「Go 2 Taiwan期間限定キャンペーン」があります。

これは外国人観光客2人で同行する場合、1人分の乗車券が無料になるというもので、実質的に2人で半額で利用できる計算になります。数量限定で、上限に達し次第終了となります。

ただし、ここで重要な注意点があります。

このGo 2 Taiwan新幹線乗車券については、実際に利用できないというトラブルが報告されているケースがあります。

台湾で乗車券を引き換えることができず、問い合わせても対応してもらえなかった事例が複数確認されています。

この問題の原因は、Go 2 Taiwan新幹線乗車券が台湾新幹線の公式サイトから直接販売されたものではないため、何らかの問題が発生した際に台湾新幹線の窓口でサポートを受けられない点にあります。

安全を考えるなら、外国人特別周遊券を公式サイトや駅窓口での購入をおすすめします。

予約方法

台湾高速鉄道の切符は以下のいずれかの方法で予約・購入できます:

  1. 公式サイト:日本語対応しており、クレジットカードで事前購入可能です
  2. 駅窓口:全ての駅で日本語対応の券売機があります
  3. コンビニ(7-11、全家など):店内のマルチメディア端末で購入できます

台湾鉄道

所要時間

台湾鉄道(台湾鐵路、TRA)は日本の在来線に相当する電車で、台湾全土をくまなく網羅しています。台北から高雄へは複数種類の列車が運行しており、停車駅の数によって所要時間が大きく異なります。

最も速くて停車駅が少ないのが「普悠瑪号(プユマ号)」、次いで「自強号」です。どちらも特急列車ですが、同じ自強号でも停車駅が異なるケースがあるため、所要時間に差が出ます。具体的には:

  • 普悠瑪号(最速):約4時間
  • 自強号(停車駅少):約4時間〜5時間
  • 自強号(停車駅多):約5時間〜7時間

このように最速の普悠瑪号と最も遅い各駅停車電車では、約3時間もの差があります。そのため、台湾鉄道を利用する際は、必ず事前に台湾鉄道の公式サイトやアプリで列車の種類と所要時間を確認しておくことをおすすめします。

料金

台北から高雄までの台湾鉄道の基本料金は、列車の種類によって異なります:

列車の種類 座席タイプ 料金 日本円換算 特徴
普悠瑪号・自強号 一般席(指定席) 843台湾ドル 約4,215円 -
普悠瑪号・自強号 グリーン席 1,205台湾ドル 約6,025円 -
普悠瑪号・自強号 自由席 801台湾ドル 約4,005円 -
特定列車 一般席(指定席) 1,145台湾ドル 約5,725円 乗車時間が長い列車、避けた方が良い

グリーン席は一部の自強号にのみ設置されており、座席が広く快適です。長時間の移動でも疲れにくいため、少し贅沢をしたい方におすすめです。

悠遊カードでの乗車

台湾の交通系ICカード「悠遊カード(EasyCard)」やiPASS(一卡通)を使って台湾鉄道に乗車することも可能です。

これらのカードは台湾の環島路線全線および支線(平渓線、深澳線、内湾線、六家線、集集線、沙崙線など)の各駅で利用できます。

ただし、以下の列車では悠遊カード・iPASSは使用できないので注意が必要です:

  1. 観光列車
  2. 団体列車
  3. 太魯閣号
  4. 普悠瑪号
  5. 自強3000型
  6. 貸切列車
  7. ビジネス車両
  8. 親子車両
  9. その他台湾鉄道が指定する列車(専用性のある列車や自由席の販売がない列車)

悠遊カードで乗車する場合、指定席の予約はできず、自由席での乗車となります。

また、料金の計算方法はやや複雑なため、時間に余裕がない場合以外、駅窓口やオンラインで正規のチケットを購入することをおすすめします。

予約方法

台湾鉄道のチケットは以下の方法で予約・購入できます:

  1. 公式サイト:日本語対応していますが、一部機能は中国語のみです
  2. 台鉄e訂通アプリ:スマホアプリで予約可能(中国語・英語のみ)
  3. 駅窓口:全ての主要駅に窓口があります
  4. コンビニ:7-11などのマルチメディア端末でも購入可能

高速バス

台北から高雄への高速バスは、現在「國光客運(クオグァンキーユン)」、「統聯客運(トンリェンキーユン)」、「和欣客運(フォシンキーユン)」の3つのバス会社が運行しています。

所要時間

バス会社 路線番号 所要時間 特徴
統聯客運 1610番 約5時間 主に深夜12時から発車する夜行バス
統聯客運 1660番 約5時間30分 毎日17:30に板橋客運站から発車
國光客運 1838番 約5時間30分 -
和欣客運 7513番 約5時間30分 車体が新しく、座席間隔が広め

高速バスは新幹線の約3分の1の速度ですが、夜行バスなら移動中に睡眠を取ることができるため、宿泊費の節約にもなります。

時間帯や交通状況によって所要時間が多少前後することがあります。特に週末や連休は渋滞で遅れる可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

料金

台北から高雄までの高速バスの料金は、バス会社や座席グレードによって異なります:

バス会社 路線番号 座席タイプ 平日料金 日本円換算 週末・休日料金(金〜月朝) 日本円換算
國光客運 1838番 3列シート 585台湾ドル 約2,925円 585台湾ドル 約2,925円
國光客運 1838番 4列シート 477台湾ドル 約2,385円 477台湾ドル 約2,385円
統聯客運 1610番 3列シート 550台湾ドル 約2,750円 610台湾ドル 約3,050円
統聯客運 1610番 4列シート 490台湾ドル 約2,450円 502台湾ドル 約2,510円
統聯客運 1660番 3列シート 550台湾ドル 約2,750円 590台湾ドル 約2,950円
統聯客運 1660番 4列シート 495台湾ドル 約2,475円 495台湾ドル 約2,475円
和欣客運 7513番 2列シート 660台湾ドル 約3,300円 760台湾ドル 約3,800円
和欣客運 7513番 3列シート 550台湾ドル 約2,750円 600台湾ドル 約3,000円

高速バスは台北から高雄へ移動する手段の中で最も経済的な選択肢です。

料金面では台湾鉄道よりもさらに安く、台湾高速鉄道(新幹線)と比較すると半分以下に抑えることができます。

予算を重視する旅行者にとって大きな魅力となっています。

ただし、この経済性と引き換えに考慮すべき点もあります。

まず所要時間は約5時間から5時間30分と、新幹線の約3倍かかります。また、バス内のトイレは設置されていても必ずしも快適とは言えず、長時間の乗車中は少々不便を感じることもあるでしょう。さらに、高速道路の渋滞状況によっては予定よりも到着が遅れる可能性もあります。

このような特性から、高速バスは特に体力のある若者や学生、バックパッカーなど時間よりも予算を優先する旅行者に適した移動手段と言えるでしょう。

予約方法

高速バスのチケットは以下の方法で予約・購入できます:

公式サイト:各バス会社のウェブサイトで予約可能(中国語が中心)
バスターミナルの窓口:台北バスステーション、板橋バスターミナルなど
コンビニ:セブンイレブンなどの端末で購入可能(Hi-Life、全家、7-11)

チャーター

台北から高雄への移動手段として、プライベートチャーターサービスを利用する方法もあります。グループでの旅行や、大きな荷物がある場合など、自由度の高い移動を希望する方におすすめです。

所要時間

台北から高雄までのチャーター移動は、高速道路(国道1号線)を利用して約4時間程度かかります。

ただし、交通状況によっては渋滞が発生し、さらに時間がかかる場合があります。特に週末や連休、朝夕のラッシュ時間帯は混雑が予想されるため、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

チャーターは新幹線や高速バスと異なり、単に駅から駅への移動ではなく、指定した場所からドアツードアで移動できるのが大きな魅力です

ただし、その分、市街地の信号や交通状況によって所要時間が変動することを考慮しておく必要があります。

例えば台北市内のホテルから出発し、高雄市内のホテルまで送迎してもらう場合、市内の移動時間も含めると全体で4時間30分〜5時間程度を見ておくと安心です。

料金

チャーターの料金は乗車人数や車種、サービス内容によって異なります。一般的に以下のような料金体系になっています:

乗車人数 大型荷物数(22~28インチ) 総額(台湾ドル) 日本円換算(総額) 1人あたり(台湾ドル) 日本円換算(1人あたり)
1人 1個 5,669台湾ドル 約28,345円 5,669台湾ドル 約28,345円
2人 2個 5,669台湾ドル 約28,345円 2,835台湾ドル 約14,175円
3人 2個 5,669台湾ドル 約28,345円 1,890台湾ドル 約9,450円
3人 3個 6,236台湾ド 約31,180円 2,079台湾ドル 約10,395円
4人 3個 6,236台湾ド 約31,180円 1,559台湾ドル 約7,795円
4人 4個 7,599台湾ドル 約37,995円 1,890台湾ドル 約9,450円
5人 5個 7,599台湾ドル 約37,995円 1,520台湾ドル 約7,600円
6人 6個 7,599台湾ドル 約37,995円 1,267台湾ドル 約6,335円
7人 6個 7,599台湾ドル 約37,995円 1,086台湾ドル 約5,430円
8人 6個 7,599台湾ドル 約37,995円 950台湾ドル 約4,750円

台北から高雄までのチャーターサービスは、一見すると高額に感じるかもしれませんが、実は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。

この区間は日本の名古屋から岡山までとほぼ同じ距離(約350km)ですが、料金を比較すると台湾のチャーターサービスがいかにお得かが分かります。

日本で同等距離の名古屋から岡山までをタクシーでチャーターした場合、総額は約137,120円かかります。これを人数で割ると、2人乗車で1人あたり約68,560円、3人乗車で1人あたり約45,706円、4人乗車でも1人あたり約34,280円という高額な料金になってしまいます。

一方、台湾のtripoolなどのチャーターサービスを利用すると、台北から高雄までの総額は乗車人数や荷物の量にもよりますが、基本的には5,669〜7,599台湾ドル(約28,345〜37,995円)程度です。これを人数で割ると、驚くほどリーズナブルになります。1人での利用でも約28,345円、4人なら1人あたり約7,795円という計算になります。

つまり、台湾のチャーターサービスは日本の同等サービスと比較して、なんと1/4程度の料金で利用できるということになります。

さらに、この料金には単なる移動だけでなく、以下のようなメリットも含まれています:

  1. ドアツードアの送迎(ホテルから目的地まで直行)
  2. 大きな荷物の積み込み・積み下ろしの手間が省ける
  3. プライベート空間での快適な移動

特に4人以上のグループ旅行では、1人あたりの料金が新幹線よりも安くなることもあり、非常に経済的です。

また、チャーターサービスの中には日本語対応のドライバーを手配できるところもあり、言葉の壁を感じることなく旅行を楽しめます。特に初めて台湾を訪れる方や、年配の方、小さなお子様連れのファミリーには大変便利なサービスと言えるでしょう。

予約方法

チャーターサービスの予約方法は会社によって異なりますが、日本語対応のサービスとして人気の「tripool(トリプール)」を例に説明します。

tripoolでは、わずか3ステップのシンプルな手順で予約が可能です:

  1. 乗車場所と降車場所を入力:ホテル名や観光地名、空港などを指定できます
  2. 乗車人数と荷物数を選択:これにより適切な車種が提案されます
  3. 日時とオプションを選択:移動希望日時や追加サービスを指定

入力が完了すると、自動的に明朗会計の料金が提示されます。

料金に納得したら、そのままウェブサイト上で予約を確定させることができます。クレジットカードなど複数の支払い方法に対応しています。

tripoolの特徴は、全てのプロセスが日本語対応している点です。予約画面の案内に沿って進めれば、簡単に予約が完了します。不明点があれば、カスタマーサポートにチャットで質問することも可能です。

予約完了後は、確認メールが送られてきます。移動日が近づいたら、Tripoolのアプリをダウンロードしておくと便利です。アプリでは予約番号を入力することで、過去の全ての予約を管理・照会できます。

また、乗車の30分前からは、tripoolのアプリを通じてドライバーの位置情報をリアルタイムで確認できます。これにより、「いつ来るのだろう」という不安がなく、スムーズに出発できます。

さらに、ドライバーとのチャット機能には自動翻訳機能が搭載されているため、日本語でのコミュニケーションが可能です。「少し遅れます」「〇〇に立ち寄りたい」といった簡単なやり取りができるので安心です。

比較項目 台湾高速鉄道(新幹線) 台湾鉄道(在来線) 高速バス チャーター(tripool)
所要時間 1時間34分〜2時間1分 4時間〜7時間 5時間〜5時間30分 約4時間〜5時間
1人あたり料金(4人利用時) 1,490台湾ドル(約7,450円) 843台湾ドル<br>(約4,215円) 477〜660台湾ドル<br>(約2,385〜3,300円) 1,559〜1,890台湾ドル<br>(約7,795〜9,450円)
出発駅/場所 台北駅 台北駅

台北轉運站(台北駅から徒歩10分)

ホテルなど指定場所
到着駅/場所 左営駅(高雄市北部) 高雄駅(市内中心部) 建國客運站など ホテルなど指定場所
快適性 ★★★★★
広い座席、静か
★★★★☆
普通の座席、やや揺れる
★★★☆☆
狭い座席、長時間の乗車
★★★★★
プライベート空間
荷物の扱い 小〜中型のみ便利
大型は不便
小〜中型のみ便利
大型は不便
大型荷物可
トランクに預ける
大型荷物対応
言語対応 オンラインのみ日本語対応あり オンラインのみ日本語対応あり 中国語中心 日本語対応可
おすすめの旅行者 時間重視の方
ビジネス旅行者
短期滞在者
景色を楽しみたい方
予算と時間に余裕がある方
予算重視の方
学生
バックパッカー
グループ旅行者
快適さ重視の方
最大のメリット 最速で移動できる コストパフォーマンス 最も安価な移動手段 ドアツードア、柔軟性、プライベート
最大のデメリット 料金が高い、駅が市内から離れている 時間がかかる 所要時間が長い、快適性に欠ける 少人数の場合総額が高い

台北から高雄への移動手段を比較した結果、それぞれの交通手段には明確な特徴があり、旅行のスタイルや優先事項によって最適な選択肢が変わってきます。

上記の比較表から見えてくる結論としては、最終的には、旅行の目的や状況に応じて最適な移動手段を選ぶことが大切です:

  • 時間を最優先する場合:台湾高速鉄道
  • 予算を最優先する場合:高速バス
  • 快適さと利便性を重視する場合:チャーターサービス

また、台湾の祝日や連休期間は交通機関が混雑するため、どの移動手段を選ぶにしても、繁忙期には早めの予約を心がけることをおすすめします。

台北から高雄へ移動する際には、スムーズな旅行のために以下の注意点を把握しておくと便利です。

1. 乗車場所の違いに注意

台北市内での各交通手段の乗車場所も異なるため、出発前に確認しておきましょう。

台湾高速鉄道・台湾鉄道

両者とも台北駅から発着します。台北駅は台北市最大のターミナル駅であり、MRTや市内バスとの乗り換えも便利です。

ただし、台北駅は非常に広く、新宿駅のような「迷宮」と言われることもあります。特に初めて訪れる方は、余裕を持って到着するようにしましょう。

高速バス

高速バスの多くは「台北轉運站(台北バスターミナル)」から発車します。このターミナルは台北駅からやや離れており、徒歩で約10分ほどかかります。アクセス方法は以下の通りです:

  1. 台北駅から中山地下街方向のR1出口を出る
  2. あるいは台北地下街のY1、Y3、Y5出口から出て、徒歩約10分で到着

台北駅の構内は複雑なため、もし道に迷った場合は躊躇せず地元の人に尋ねるか、一度地上に出てからGoogle マップなどを使ってナビゲーションすることをおすすめします。

2. 降車場所の違いに注意

各交通手段によって高雄市内での到着場所が異なるため、宿泊先や観光予定地との位置関係を事前に確認しておきましょう。

台湾高速鉄道(新幹線)の場合

台湾高速鉄道の「高雄駅」は、実際には「左営駅」という名称です。この駅は高雄市の北部に位置しており、高雄市中心部までは距離があります。

左営駅は高雄MRTの紅線(レッドライン)の駅と直結しており、市内中心部の「美麗島駅」まで約15分、「中央公園駅」まで約20分で到着します

台湾鉄道(在来線)の場合

台湾鉄道の高雄駅は高雄市の中心部にあり、市内の主要スポットへのアクセスが便利です。

高雄駅は高雄MRTの美麗島駅に近く、市内観光の拠点としても適しています。台湾鉄道を利用すると、追加の交通手段をあまり使わずに市内移動ができる点が利点です。

高速バスの場合

高速バスの多くは「建國バスターミナル」に到着します。

このターミナルは台湾鉄道の高雄駅から徒歩約5分の場所にあり、市内アクセスも比較的便利です。

夜行バスを利用した場合、早朝に到着することが多いので、この時間帯のホテルチェックインや交通手段についても確認しておくと良いでしょう。

3. 高速バス利用時の注意点

高速バスを利用する際には、以下の点に注意するとより快適に過ごせます:

トイレ事情

多くの高速バスにはトイレが設置されていますが、スペースが狭く、揺れもあるため快適とは言えません。

長距離移動前は事前にトイレを済ませ、水分摂取を控えめにすることをおすすめします。また、休憩時には必ずトイレを利用しておきましょう。

車内の温度

台湾のバスは冷房が効きすぎていることが多いです。特に夏場は外気温との差が大きく、薄手の上着やストールを持参すると快適に過ごせます。冬場でも冷房が強い場合があるので、防寒対策は必須です。

充電環境

最近の高速バスには充電用USBポートが設置されていることが多いですが、バスによっては利用できない場合もあります。モバイルバッテリーを持参しておくと安心です。

乗り遅れ防止

休憩時には必ず出発時間を確認し、余裕を持って戻るようにしましょう。バスは時間になると出発してしまうことがあります。

貴重品管理

車内では貴重品を常に身につけ、大きな荷物は荷物棚に預けましょう。特に睡眠中は注意が必要です。

4. チャーター利用時の注意点

チャーターサービスを利用する際、途中でトイレに行きたくなった場合は、遠慮なくドライバーに伝えましょう。ドライバーは高速道路のサービスエリアで一時停車してくれますが、多くの場合、停車時間は5〜10分程度と限られています。

Q: 台北から高雄までの距離はどれくらいですか?

台北から高雄までは約350km(352km)の距離があります。日本で例えると名古屋から岡山までとほぼ同じ距離です。

Q: 台北から高雄まで最も速く移動する方法は何ですか?

最も速い移動手段は台湾高速鉄道(新幹線)で、最短1時間34分で到着します。停車駅の多い列車でも約2時間程度です。

Q: 台北から高雄へ最も安く移動する方法は何ですか?

最も安価な移動手段は高速バスで、約450〜650台湾ドル(約2,250〜3,250円)で利用できます。

Q: 荷物がある場合、どの移動手段が良いですか?

荷物がある場合は、チャーターサービスか高速バスがおすすめです。新幹線や台湾鉄道は座席上部の荷物棚に限りがあり、大型スーツケースの取り扱いが不便です。チャーターなら荷物の積み下ろしも手伝ってもらえます。
 

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