【2025年完全版】台北市立動物園ガイド|パンダに会える!アクセス・料金・見どころ総まとめ

台北観光で絶対に外せないスポットといえば、東アジア最大級の規模を誇る台北市立動物園です。

この記事では、台北市立動物園を初めて訪れる方でも安心して楽しめるよう、入園料金やアクセス方法から、効率的な見学ルート、必見の人気動物ベスト5、パンダ館の詳細情報まで、実際の旅行で役立つ情報を網羅的にご紹介します。

併せて、台北市立動物園とセットで楽しめる猫空ロープウェイの情報や、よくある質問への回答も掲載していますので、ぜひ旅行計画の参考にしてください。

台北市立動物園は1914年に圓山地区で開園した歴史ある動物園です。

開園翌年の1915年に日本統治政府によって買収され、1916年に台北市立動物園として正式に運営が開始されました。

その後約70年間にわたって圓山で親しまれてきましたが、動物たちの数が増加し、より広いスペースが必要となったため、1986年に現在の木柵地区へと移転しました。

現在台北市立動物園は165ヘクタールという広大な敷地を誇り、東アジア最大級の規模を持つ動物園として知られています。

台北市立動物園の中でも特に注目を集めているのが、台湾固有の珍しい動物たちを間近で観察できる「台湾動物区」と、愛らしいジャイアントパンダに会える「パンダ館」です。

これらのエリアは台北市立動物園ならではの魅力的な見どころとなっており、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

台北市立動物園の入園券は5種類に分かれており、無料券、優待券、一般券、台北市民券、団体券が用意されています。

日本人観光客が主に利用するのは、無料券、優待券、一般券の3種類です。

0~5歳の幼児は国籍を問わず入園無料となります。

ただし、年齢確認のためパスポートを持参することをおすすめします。6~11歳の児童についても国籍を問わず優待券で入場可能です。

台北市立動物園の一般券は100台湾ドル(約500円)とリーズナブルな価格設定となっています。

台北市立動物園を訪れる際の注意点

  1. 入場時には年齢や資格を証明する有効な証明書を必ず提示してください。証明書を持参されない場合は優待料金が適用されませんのでご注意ください。
  2. 台北市立動物園では当日の再入園も可能です。一度退園される場合は、出口でスタンプを押してもらえば、同日中であれば再び入園できます。
  3. 現在、台北市立動物園ではオンラインでのチケット購入システムが停止中のため、当日現地でチケットを購入する形となります。

台北MRT

台北市立動物園へは、台北MRT(地下鉄)を利用することで最も便利にアクセスできます。

MRTのブラウン線(文湖線)に乗車し、終点の「動物園駅」で下車してください。

動物園駅は台北市立動物園の最寄り駅として設置されており、駅を出るとすぐに台北市立動物園の入口が見えてきます。

バス

台北市立動物園へは、市内各地からバスでもアクセス可能です。

台北市立動物園行きのバス路線は非常に充実しており、以下の路線をご利用いただけます。

236(区間車含む)、237、282(副線含む)、294、295、611、676、679、793、933、小12、棕3、棕6、棕11(副線含む)、棕15(区間車含む)、棕18、棕21、緑1、1501、1503、1558

これらのバスは全て「捷運動物園站(MRT動物園駅)」で下車となります。

バス停はMRT動物園駅のすぐ近くにあるため、下車後は台北市立動物園まで徒歩数分でアクセスできます。

ただし、バスはMRTとは異なり、車内で日本語による駅名アナウンスがなく、電光掲示板での駅名表示もありません

そのため、台湾旅行が初めての方や中国語に不慣れな方には、より分かりやすいMRTでの台北市立動物園へのアクセスをおすすめします。

チャーター

tripoolのチャーター

台北市立動物園へは台北MRTでも十分便利にアクセスできますが、一日で複数の観光スポットを効率よく巡りたい場合は、チャーター車での送迎サービスの利用がおすすめです。

例えば、台北市立動物園の見学を終えてから士林夜市に向かいたい場合、MRTでは複数回の乗り換えが必要で移動が複雑になります。

しかし、チャーター車であれば台北市立動物園から士林夜市まで直接移動でき、時間と体力を大幅に節約できます。

特に夏季には、台北市立動物園は屋外での見学が中心となるため、涼しい午後2時以降の訪問がおすすめです

この場合、午前中は台北101や迪化街などの屋内施設でショッピングを楽しみ、午後にチャーター車で直接台北市立動物園へ向かうという効率的なスケジュールが組めます

チャーター車を活用することで、台北市立動物園と他の人気観光スポットを無駄なく巡ることができ、より充実した台湾旅行をお楽しみいただけます。

ぜひスケジュール作成の際にチャーター車をご検討ください。

台北市立動物園の園内マップ

残念ながら、現在台北市立動物園では日本語版のマップがまだ提供されていません。

そのため、文字で台北市立動物園内にどのような展示館があるかをご紹介いたします。

なお、効率的な見学ルートについては、後ほどテーマ別に詳しくご説明します。

台北市立動物園の室内展示館

台北市立動物園の室内展示館では、天候に左右されることなく動物たちを観察できます。主な室内展示館は以下の通りです:

  1. 昆虫館(昆蟲館)
  2. ペンギン館(企鵝館)
  3. コアラ館(無尾熊館)
  4. 両生爬虫類動物館(兩棲爬蟲動物館)
  5. パンダ館(貓熊館)
  6. センザンコウ館(穿山甲館)

台北市立動物園の屋外展示エリア

台北市立動物園の広大な敷地には、様々なテーマに分かれた屋外展示エリアが設けられています:

  1. 台湾動物区(台灣動物區)
  2. 子ども動物区(兒童動物區)
  3. 熱帯雨林区(熱帶雨林區)
  4. アフリカ動物区(非洲動物區)
  5. オーストラリア動物区(澳洲動物區)
  6. 砂漠動物区(沙漠動物區)
  7. 温帯動物区(溫帶動物區)
  8. 鳥園

台北市立動物園は165ヘクタールという広大な敷地に、多数の室内展示館と屋外展示エリアが点在しているため、全体を見学するには最低でも4時間程度の時間が必要です

動物がお好きな方や、じっくりと写真撮影を楽しみたい方の場合は、各展示をより詳しく見学されるため、5時間程度かかることも珍しくありません。

旅行スケジュールの都合で時間が限られている方は、台北市立動物園の全エリアを無理に回ろうとせず、事前に訪れたい展示館やエリアを厳選して巡ることをおすすめします。

効率的な見学のために、後ほどご紹介する推奨見学ルートに沿って台北市立動物園を巡れば、限られた時間でも主要な見どころを逃すことなく楽しむことができます。

台北市立動物園には数多くの魅力的な動物たちが暮らしていますが、その中でも特に人気の高い動物たちをランキング形式でご紹介します。

人気動物NO.5:台湾梅花鹿(タイワンジカ)

台湾シカ

台湾梅花鹿は台湾固有の亜種で、台北市立動物園の台湾動物区で見ることができます。

1969年に野生の梅花鹿は完全に絶滅してしまいましたが、現在台北市立動物園で見られるのは人工繁殖により復活した個体です。

体に梅の花のような美しい白い斑点があることから「梅花鹿」と呼ばれており、他のアジアの鹿と比べて体が小さく、穏やかな性格で人気を集めています。

人気動物NO.4:台湾センザンコウ

センザンコウ

(画像出典:台北市立動物園の公式サイト)

人気ポケモン「サンド」の原型となった動物として知られるセンザンコウは、台北市立動物園の必見動物の一つです。

台北市立動物園は現在、世界で唯一センザンコウの世代継続繁殖に成功している動物園として注目されています。

台北市立動物園で最も有名だったセンザンコウ「川胖(チュアンパン)」は、世界のセンザンコウ記録において最高齢の個体として知られていました。

彼は台北市立動物園が研究開発したセンザンコウ専用フードのすべてのバージョンを試食した経験を持つ、まさに台北市立動物園の生き証人でした。

台湾センザンコウには専用の展示館も設けられています。

残念ながら看板メンバーの「穿胖(チュアンパン)」は既に亡くなりましたが、彼の家族たちも十分に見応えがあります。

人気動物NO.3:台湾ツキノワグマ(タイワンクロクマ)

台湾ツキノワグマ

台湾ツキノワグマは胸の前にある白いV字型の模様が特徴的で、そのかっこいい姿が多くの子どもたちを魅了しています。

台湾ツキノワグマと日本のツキノワグマは同じ種に分類されますが、生息地域の違いにより、現在では習性に多くの違いが見られるようになりました。

台北市立動物園の現在のスター選手は「黑輪(ヘイルン)」で、彼の愛らしくほのぼのとした姿を見る機会があれば、ぜひお見逃しなく。

人気動物NO.2:ベンガルヤマネコ(石虎)

台湾ツキノワグマ

ベンガルヤマネコは台湾の固有種ではありませんが、台湾では絶滅危惧種となっており、環境保護団体による保護呼びかけの後、急速に人気が高まりました。2025年3月には新しいベンガルヤマネコの赤ちゃんが生まれたことで、台北市立動物園での人気が再び急上昇しています。

人気動物NO.1:パンダ

パンダ

堂々の第1位はパンダです!現在台北市立動物園にいるパンダは「圓仔(ユエンザイ)」という名前です。

活発でいたずら好きな性格で、誕生日の際に誤って誕生日ケーキを倒してしまったエピソードは、台北市立動物園来園者の間で語り継がれる可愛らしい思い出となっています。

台北市立動物園のパンダ館は、1つの屋外展示場と2つの室内展示館で構成されています。

台北市立動物園の正門からパンダ館までは徒歩約7分の距離にあり、園内でも特に人気の高いエリアとなっています。

台北市立動物園のパンダ館2階には、見学の合間に休憩できる便利な施設が揃っています。

パンダテーマレストラン

パンダテーマレストラン

(画像出典:台北市立動物園の公式サイト)

麺類などの温かい食事をはじめ、新鮮なサラダやケーキなどのデザート、各種ドリンクを取り揃えたテーマレストランがあります。パンダを見学した後の食事休憩に最適です。

パンダテーマグッズショップ

台北市立動物園オリジナルのパンダグッズが豊富に揃うショップも併設されています。主な商品は以下の通りです:

  1. ぬいぐるみ
  2. オリジナル文房具
  3. 服飾・バッグ・スカーフなどのファッションアイテム
  4. パンダ記念プリクラ
  5. パンダ関連記念品各種

台北市立動物園のパンダ館では、現金、クレジットカード、悠遊卡(EasyCard)、一卡通(iPASS)、LINE PAYなど、多様な決済方法に対応しているため、お買い物も便利です。

台北市立動物園の広大な敷地を効率よく見学するために、園内には有料の遊園列車が運行されています。

料金は台湾5元で、悠遊卡(EasyCard)での支払いまたは硬貨での支払いが可能です。

遊園列車の運行情報

  • 運行区間:列車総站 ⇔ 鳥園站
  • 運行時間:列車総站(16:30最終)⇔ 鳥園站(17:00最終)
  • 待ち時間:10~15分間隔(乗車人数により調整)

この遊園列車を利用することで、台北市立動物園内の移動による体力的な負担を大幅に軽減できます。

台北市立動物園のおすすめ見学ルートは、滞在時間に応じて3つのコースをご用意しています。

1日フルコース(所要時間:4~5時間)

台北市立動物園の魅力を余すことなく楽しみたい方におすすめのコースです。

台湾動物区 → コアラ館 → 列車総站鳥園駅 → 鳥園 → 両生爬虫類動物館 → 温帯動物区 → ペンギン館 → 下り坂を歩いてアフリカ動物区 → 熱帯雨林区 → センザンコウ館 → ジャイアントパンダ館

このルートなら台北市立動物園を一周することができ、主要な展示をすべて見学できます。

なお、虫が苦手な方は両生爬虫類動物館や熱帯雨林区をスキップすることをおすすめします。

半日コース(所要時間:2~3時間)

限られた時間で台北市立動物園の見どころを効率よく巡りたい方向けのコースです:

台湾動物区 → 列車総站鳥園駅 → 温帯動物区 → ペンギン館 → アフリカ動物区 → 熱帯雨林区 → センザンコウ館 → ジャイアントパンダ館 → コアラ館

2時間お手軽コース(所要時間:2時間)

小さなお子様連れや体力に不安がある方に最もおすすめのコースです:

台湾動物区 → コアラ館 → ジャイアントパンダ館 → センザンコウ館

このコースなら台北市立動物園の人気動物たちに無理なく会うことができ、お子様の体力に合わせた見学が可能です。

猫空(マオコン)

猫空

台北市立動物園での見学を終えた後は、猫空ロープウェイに乗って猫空エリアの豊かな人文歴史と自然生態景観を楽しむことを強くおすすめします。

台北市立動物園からのアクセスも抜群で、一日で両方を満喫できる理想的な観光コースです。

猫空の歴史と魅力

「猫空」という地名の由来については諸説ありますが、最も古い記録では日本統治時代に「猫空」という文字でこの地域が記録されたことが地名の起源とされています。

猫空ロープウェイの見どころ

猫空ロープウェイで特に体験していただきたいのが「猫纜之眼(マオランジーイエン)」と呼ばれる水晶車両です。

床面が透明ガラスでできており、安全性を保ちながら台湾の美しい山林風景を足元から眺めることができる特別な体験をお楽しみいただけます。

猫空ロープウェイの駅情報

猫空ロープウェイ

猫空ロープウェイには4つの駅があります:動物園駅、動物園南駅、指南宮駅、そして終点の猫空駅です。猫空駅周辺には数多くの伝統的な茶館が点在しており、台湾の茶文化に興味がある方には絶好の体験スポットとなっています。

台北市立動物園から猫空への便利なアクセス

台北市立動物園と猫空ロープウェイを結ぶシャトルバスも運行されており、台北の美しい景色を一望できる移動手段として人気があります。

猫纜シャトルバス運行情報

  • 運行区間:鳥園駅 ⇔ 猫纜動物園内駅
  • 運行時間:鳥園駅(16:40最終)⇔ 猫纜動物園内駅(16:00最終)
  • 運行ルート:列車総站 - 鳥園駅間
  • 乗車定員:約70名

台北市立動物園と猫空を組み合わせることで、動物観察と台北の絶景観賞を一度に楽しめる充実した一日をお過ごしいただけます。

Q 台北市立動物園の営業時間と休園日を教えてください。

台北市立動物園の営業時間は午前9時から午後5時まで(最終入園は午後4時)となっています。なお、動物の展示エリアは午後4時30分までの見学となりますので、お時間にご注意ください。

台北市立動物園の休園日は毎月第一月曜日(祝日の場合は翌日)および旧正月期間です。

具体的な休園日については、台北市立動物園の公式ウェブサイトで最新情報をご確認ください。

Q 台北市立動物園内で食事はできますか?

はい、台北市立動物園内には多彩な飲食店が点在しており、様々なお食事を楽しむことができます。

主な店舗は以下の通りです:

  1. サービスセンター付近:セブンイレブン
  2. 出口付近:マクドナルド
  3. レッサーパンダ展示場隣:ファミリーマート(萊爾富)
  4. アフリカ動物区近く:継光香香雞(台湾で人気のチキンチェーン店)

Q 台北市立動物園でパンダを見るのに予約は必要ですか?

いいえ、台北市立動物園のパンダ館は事前予約なしで自由に見学できます。ただし、土日祝日や連休期間中は混雑します。ゆっくりとパンダを見たい場合は、平日のや開園直後の時間帯がおすすめです。

Q 台北市立動物園の遊園列車は別料金ですか?

はい、台北市立動物園の遊園列車は入園料とは別途、1回につき5台湾ドルの乗車料金が必要です。お支払いは悠遊卡(EasyCard)または硬貨で利用できます。

Q 台北市立動物園のお土産はどこで買えますか?

台北市立動物園内には複数のギフトショップがあります。中でもパンダ館2階にあるショップでは、ここでしか手に入らない限定グッズが豊富に取り揃えられています。

また、正門近くにあるメインショップでは、台北市立動物園オリジナルの記念品を幅広く取り扱っており、お土産選びに最適です。
 

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