2025年の台湾・旧正月はいつ?絶対外せない食べ物ガイド&店舗と公共交通機関の営業時間まとめ
2025年の台湾の旧正月休みの日付
台湾では日本と違い、春節(旧正月)を祝います。旧暦を使用するため、毎年の日付が変わってきます。
2025年の旧正月休暦は2025年1月25日(土)から2月2日(日)までの9日間で、1月28日(火)が大晦日(除夕)にあたります。また、政府は市民がスムーズに帰省できるよう、本来は平日の1月27日(月)を臨時の休日としました。この振替休日の代わりに、2月8日が出勤日となります。
2025年の台湾の旧正月のおすすめイベント
旧正月は台湾の人々が家族と共に過ごす大切な伝統行事ですが、人とのつながりを大切にする台湾では、地域全体で楽しむ特色あるイベントも数多く開催されます。観光客の方も参加できる楽しいイベントを4つご紹介します。
お寺での春聯配布
2025年の春聯配布の詳細はまだ発表されていませんが、例年、台北の行天宮、台中浩天宮、苗栗後山邊媽祖廟などの由緒あるお寺で無料配布が行われます。また、台北圓山大飯店や台湾総統府でも配布されます。
2024年のWBSCプレミア12での台湾代表優勝を記念した「台灣尚勇」という特別な春聯も配布予定です。詳細は後日発表されますので、野球ファンの方はぜひチェックしてみてください。
紅包袋(お年玉袋)がもらえる
台湾総統府では、毎年デザインの異なる紅包袋を無料配布しています。2025年は巳年にちなんで、蛇のデザインになる予定です。また、多くの店舗では商品購入時に紅包袋をプレゼントしてくれます。コンビニやドラッグストアでも可愛いデザインの紅包袋が販売されているので、お土産としてもおすすめです。
年貨大街(年末年始の市場)散策
台北の迪化街が最も有名ですが、高雄市の三鳳中街、台中市の天津路、台北市の南門市場なども見どころ満載です。春聯や乾物、お菓子など、たくさんの商品が並びます。混雑が予想されるので、貴重品の管理には気をつけましょう。
台湾式初詣
行天宮は終夜開放され、松山慈祐宮では大晦日の祈福行事が行われます。大龍峒保安宮では除夜の鐘つきや新年の運勢占いが、指南宮では新春祝賀の儀式が執り行われます。また、台湾省城隍廟と松山霞海城隍廟では、それぞれ旧正月1日目と5日目に紅包や開運コインが配られ、新年の喜びを分かち合います。
また、台湾では旧正月の次に「元宵節」という伝統行事があります。この時期には、観光客に人気の「平渓天燈節」でランタン上げが体験できるほか、台湾各地でランタンフェスティバルが開催され、美しい光の祭典を楽しむことができます。
台湾の旧正月のおすすめ食べ物
台湾の旧正月には伝統的な食べ物が10種類あります。大根餅(蘿蔔糕)、白菜の漬物(長年菜)、丸鶏、魚、肉団子(丸子)、發糕(ファーガオ)、餃子、パイナップル、みかん、そしてお菓子です。この中でも、特に観光客の方に試してもらいたいのが「大根餅」と「發糕」です。また、年貨大街や伝統市場で見かけたら、ぜひ「年糕(ニエンガオ)」と蔴粩も味わってみてください。
大根餅(蘿蔔糕)について
台湾語で「大根」は「縁起が良い」という言葉と発音が似ているため、縁起物として食べられています。旧正月以外でも朝食としてよく食べられており、台湾式朝食店でも注文できます。
發糕(ファーガオ)について
表面に入る割れ目が花が開くように見えることから、「発展」や「繁栄」の象徴とされています。この割れ目は「笑顔」とも呼ばれ、割れ目が大きいほど、より多くの富が得られると言われています。ふんわりとした食感と優しい甘さが特徴です。お店では普段あまり見かけないので、年貨大街(年末年始の市場)や伝統的な市場で探してみることをおすすめします。
年糕(ニエンガオ)について
台湾語では「甜粿(ティエングエ)」とも呼ばれ、「年々上がっていく」という願いが込められています。もち米で作られ、キャラメル色をしており、甘くて粘り気があるのが特徴です。黒糖や小豆、ピーナッツを加えた種類もあります。蒸す、揚げる、焼くなど調理法によって味わいが変わりますが、特におすすめは揚げた年糕です。外はサクッと、中はもっちりとした食感で、噛むほどに香ばしさが広がり、小麦粉の香りも楽しめます。こちらも普段はあまり売っていないので、年貨大街か伝統市場で探してみましょう。
蔴粩(マーラウ)について
蔴粩は台湾語で「老(年寄り)」に発音が似ていることから、長寿の象徴とされています。そのため、旧正月のお供え物として欠かせないものですが、今では旧正月の時期に家庭でよく食べられるお菓子としても親しまれています。
揚げたての蔴粩は、表面に花生(ピーナッツ)粉をまぶし、手のひらで軽く押さえると、まんまるでぽってりとした愛らしい形になります。この形も縁起物として喜ばれています。
台湾の旧正月のおすすめお土産
台湾の旧正月に人気のお土産について、紅包袋(お年玉袋)の他に、ぜひ購入したいのが台湾の伝統的なお菓子です。年貨大街(旧正月の市場)は大変混雑するため、一般的なお店でも手に入るお菓子をおすすめします。
ヌガー(牛軋糖)
台湾では、ヌガーを食べると「知恵が増える」と言われています。台湾のヌガーの特徴は、粉ミルクや牛乳が入っていること。さらに、ピーナッツやマンゴー、ライチ、キンモクセイなど、台湾ならではのナッツやドライフルーツが入っているのも魅力です。
ピーナッツブリットル(花生糖)
香ばしく炒ったピーナッツを、黄金色の飴でコーティングした伝統菓子です。ピーナッツは長寿の象徴とされ、その形が人に似ていることから、人との絆や友情を表すとも。また「花生」という言葉には「良いことが花開く」という願いが込められています。
パイナップルケーキ(鳳梨酥)
台湾を代表するお菓子の一つです。小麦粉、バター、砂糖、卵で作った生地に、パイナップルと冬瓜のジャムを詰めて焼き上げます。台湾語でパイナップルを意味する「旺来(オンライ)」には「子孫繁栄」という願いが込められています。サクサクした生地と甘酸っぱい餡が絶妙なバランス。
台湾の旧正月期間中の営業情報
公共交通機関の混雑予想
2025年旧正月期間中の台湾の交通事情についてご案内します。
高速鉄道
特に混雑が予想される日時:
- 1月24日午後(台北から南下・東部方面)
- 23日夕方も混雑するため、早めの予約をおすすめします
- 1月25日、30日(終日・全方面)
- 2月2日(終日・南部・東部から台北方面)
航空便
- 空港の混雑期間:1月23日~2月8日
- 台湾入国のピーク:1月23日~26日、2月1日~2日
- 1月23日~26日は海外在住の台湾人の帰省ラッシュと重なります
- 1月30日以降は短期旅行者の帰国便も増加
市内交通
- 台北MRT、台中MRT、桃園空港MRT、市内バス:休日ダイヤで運行
高速道路
- 旧正月期間中は交通規制が実施されます
- 一部区間では3人以上乗車の車両のみ通行可能
- 特に国道5号線の北向き、国道1号線・3号線の一部北向き入口で規制あり
デパート・ショッピングモールの営業時間
2025年の台湾の旧正月休暇期間は1月25日から2月2日までです。百貨店の営業時間については、以下のような予想ができます。
百貨店の営業時間
2025年の詳細な営業時間は、各店舗とも現時点では発表されていません。
一般的な営業パターンは次の通りです:
- 1月28日(除夕/大晦日)は短縮営業となります。
- 1月29日(旧正月1日目)は営業時間が変更される可能性があります。
- 1月30日(旧正月2日目)は営業時間が変更される可能性があります。
- 1月31日(旧正月3日目)以降は通常営業となります。
買い物を計画される方は、GoogleMapの営業時間情報が旧正月期間中は実際と異なる可能性が高いため、1月31日以降に行くことをおすすめします。
スーパーマーケット(全聯、カルフールなど)
1月28日(除夕/大晦日)は午後までの短縮営業となります。その他の期間については、各店舗の案内を確認してください。
飲食店・小売店の営業情報
2025年台湾の旧正月期間(1月25日~2月2日)のレストランと夜市の営業について、以下のような予想ができます。
人気店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」は、例年の傾向から1月28日(除夕/大晦日)と29日(旧正月1日目)の2日間は休業する可能性が高いでしょう。また、人気の火鍋店「馬辣(マーラー)」も、1月28日(除夕/大晦日)は休業する可能性があります。なお、2025年の具体的な営業時間は、現時点ではどの店舗も発表していません。
台北の夜市(南機場、饒河街、寧夏、臨江街、雙城街、公館、延三、廣州街、梧州街、西昌街、華西街、艋舺、士林)は、例年通り旧正月期間中も営業する見込みです。ただし、個々の店舗は休業する可能性もあるため、最新情報の確認をおすすめします。
台湾の旧正月に関するよくある質問
Q:旧正月期間中の台湾旅行について、気をつけておくべき点を教えてください。
観光スポットでは、特にお寺や夜市が混雑します。人気の観光地へ行く場合は、早めの時間帯の訪問がおすすめです。
宿泊施設は旧正月期間中、通常より料金が値上がりすることが多く、人気のホテルは早めに予約が埋まってしまいます。そのため、早めに予約することをおすすめします。
また、この時期は気温の変化が大きいので、薄手と厚手の上着を用意しておくと良いでしょう。