台南空港から市内へ:日本人向け入国手続き・アクセス方法・空港施設完全ガイド
台南空港は、台湾南部の玄関口として日本からのアクセスが便利になりつつある空港です。桃園空港よりも混雑が少なく、スムーズに入国できることが魅力です。
この記事では、入国前に必要なビザ免除制度やオンライン入国登録の方法、空港到着後の入国審査から税関申告までの流れ、両替やSIMカード購入などの到着後すぐに必要なサービス、そして台南空港から市内や高速鉄道駅へのアクセス方法を詳しくご紹介します。
初めて台南空港を利用する方も安心して旅行を楽しむことができます。
台南空港とは?
台南空港は台南市中心部から約6キロメートルの距離に位置しています。かつては国際線の運航はなく、金門や澎湖への台湾国内線のみの就航でしたが、近年ではベトナムや日本への国際線が増加しつつあります。月間の利用者数は約2万人であり、桃園空港と比較して快適に入国手続きを行うことができます。
日本から台南空港への直行便
台湾の格安航空会社(LCC)であるタイガーエア台湾(台湾虎航)は、2025年12月から台南空港と熊本を結ぶ路線、および台南空港と那覇を結ぶ路線の就航を発表しました。
台南空港のターミナル

(画像出典:台南空港の公式サイト)
台南空港には現在、一つのターミナルのみが設置されています。
台南空港入国前に知っておくべき入国要件
日本人のビザ免除制度
現在、台湾政府は日本人観光客に対してビザ免除制度を実施しています。台南空港を含む台湾の各空港から入国する場合、最大90日間台湾に滞在することができます。
パスポートの有効期限
日本人旅行者が台南空港を通じて台湾へ入国する際、パスポートの有効期限は滞在予定日数以上あれば入国可能です。
しかし、滞在予定日数を延長した場合、そのパスポートでは日本に帰国できなくなる可能性があります。
新しいパスポートの発給には顔写真などの必要書類が求められますので、事前にリストを確認してください。
オンライン入国登録
基本的に、台南空港を含む台湾の各空港へ渡航する日本国籍の方全員が、台湾到着日の3日前から入国するまでの間に、台湾の入国カードをオンラインで申請・提出することが求められています。
ただし、すでに台湾の居留ビザや居留証(ARC:Alien Resident Certificate)を取得している方、あるいは外交官員証(MOFA CARD)をお持ちの方は、台湾オンライン入国カードの提出が免除されています。
また、2025年10月1日より、台南空港を含む台湾への入国時に使用される紙の入国カードが完全に廃止され、オンライン登録のみとなることが正式に決定されました。
この変更により、2025年10月以降に台南空港から台湾を訪れる予定のある方は、必ず事前にオンラインでの入国カード申請を完了させる必要があります。
台南空港での入国手続きの流れ
入国審査

台南空港で飛行機を降りて入国する際、まず入国審査を通過する必要があります。
短期滞在の日本人観光客は、自動化ゲート(e-Gate)を利用することができません。ただし、台湾で居留資格を取得し、「外僑居留証」「外僑永久居留証」「就業PASSカード」または「就業金卡」のいずれかを所持しており、その証明書に数次再入国許可が記載されている日本人は例外となります。そのため、短期滞在者は有人の入国審査を通過する必要があります。
もし台湾を頻繁に訪れる方であれば、「常客証」を事前にオンラインで申請することも可能です。「常客証」を取得すると、「常客証」と表示されている専用レーンを利用でき、外来旅客快速査験通関(ファストトラック)を通過することができます。
「常客証」の申請条件
- 申請日から12か月以内に3回以上台南空港を含む台湾の空港へ入国していること
- 中華民国籍でない(中華民国のパスポートを所持していない)こと
- 以前の「常客証」の発行日から12か月以上経過していること
荷物受取

台南空港で入国審査を通過しましたら、預けた荷物を受け取ることができます。まず、電子掲示板で自分の航空便の番号を確認してください。
電子掲示板には、各航空便に対応するターンテーブルの番号が表示されています。
動植物検疫
台南空港での税関申告の前に、まず動植物検疫を受ける必要があります。機内食で配られた果物類、日本の空港で購入した牛乳、機内で飲みきれずに余ってしまった牛乳、肉入りカップ麺などは、すべて持ち込み禁止物品となります。
違反した場合の罰金は非常に高額で、日本人旅行者であっても新台湾ドル20万元(約100万円)の罰金が科されることがあります。
さらに深刻なのは、罰金を支払わない場合、台南空港を含む台湾への入国が拒否される可能性があることです。
そのため、事前に台湾への持ち込み禁止リストを確認しておき、動植物検疫を受ける前に該当する物品は処分しておくことをお勧めします。
税関申告
台南空港での動植物検疫を通過した後は、税関申告を行います。
日本では加熱式タバコや電子タバコを専用喫煙室で使用できますが、台湾では事情が大きく異なります。電子タバコや加熱式タバコは台湾への持ち込みが禁止されており、もし持参した場合には新台湾ドル5万元から500万元(約25万円~2,500万円)という極めて高額な罰金が科される可能性がありますので、十分にご注意ください。
また、台南空港から台湾へ入国する際には、現金の持ち込みに関する制限と申告義務があります。新台湾ドルは10万元まで持ち込むことができますが、それを超える場合には税関への申告が必要です。
外貨については、米ドル換算で1万ドル相当額を超える場合に申告が必要です。
不明な点がある場合には、遠慮なく税関職員に確認しましょう。質問をしたことで罰則を受けることはありません。
所要時間の目安
基本的に、台南空港は比較的国際線の入国者が少ない空港であるため、台湾の祝日以外の期間であれば、30分から1時間程度で入国手続きを完了することができます。
ただし、旧正月や清明節などの大型連休の場合は、50分から1時間半程度かかることもありますので、事前にご自身の旅行日程が台湾の祝日と重なっていないか確認しておきましょう。
台南空港到着後すぐ必要なサービス
(画像出典:台南空港の公式サイト)
両替・ATMの場所と営業時間
台南空港で税関を通過してロビーに入りましたら、まっすぐ進んでください。出口付近に台湾銀行の窓口があり、そこで両替をすることができます。営業時間は午前7時から午後6時までですが、フライトの時間に応じて調整される場合があります。
台湾銀行の窓口の隣には24時間の土地銀行のATMが設置されており、現金引き出しや振込(国際キャッシング、銀聯カードを含む)などのサービスを利用することができます。
SIMカード
台南空港で税関を通過してロビーに入り、まっすぐ進むと、SIMカードを販売している旅行会社のカウンターがあります。
ただし、桃園空港と比べて選択できるSIMカードの種類が少ないため、事前に日本でオンラインでSIMカードを購入しておくことをおすすめします。
荷物預かり・コインロッカー

(画像出典:台南空港の公式サイト)
台南空港の到着ロビーには、旅行者が荷物を預けられる電子式のコインロッカーが設置されており、電子決済機能も利用できます。
ただし、ロッカーの数には限りがあります。また、スタッフによる荷物預かりサービスは提供されていませんので、台湾入国後すぐに観光や予定を始めたい方は、先にホテルに立ち寄って荷物を預けることをおすすめします。
台南空港から高速鉄道台南駅への行き方
MRTでのアクセス
台南空港から高速鉄道台南駅へのアクセス方法としては、残念ながらMRT(地下鉄)は運行していないため、MRTを利用することはできません。
バスでのアクセス
台南空港から高速鉄道台南駅へは、H31番路線バスを利用すると便利です。所要時間は約20分、料金は36台湾ドルとなっています。
運行ダイヤは1時間に2~3便程度ありますが、台南空港はこの路線の後半の停留所となるため、バスの到着まで30分ほど待つことも少なくありません。
なお、バスでは自動でお釣りが出ませんので、必ず硬貨を準備してください。あるいは、SIMカードを購入できる旅行会社のカウンターで悠遊卡(交通系ICカード)を先に購入してチャージしておくと便利です。
もし時間に余裕がない場合は、事前にチャーター車を予約することをおすすめします。
相乗りサービス
一人旅をしている方で、旅費を抑えながら時間も節約したい場合は、tripoolの相乗りサービスがおすすめです。
tripoolは、台南空港から同じ方向へ向かう乗客同士で車両をシェアする相乗りサービスです。専用チャーター車と同じ車種を使用しますが、乗車中に他の乗客のピックアップや降車地点に立ち寄ることがあります。つまり、車内で同じ方向に向かう他の旅行者と同乗する形となり、その分料金が割安に設定されているのが特徴です。
tripoolの相乗りサービスの料金は945台湾ドルで、専用車チャーターの1,575台湾ドルと比べて約600台湾ドル安くなっています。
予約は乗車時間の2時間前まで可能ですが、リアルタイムでの予約には対応していません。
なお、料金は固定制で、追加料金は発生しません。
旅行スタイルやご予算に合わせて、ぜひご検討ください。
タクシー
台南空港の屋外にはタクシー乗り場がありますが、車内の清潔度の問題からあまりおすすめできません。リアルタイムで配車したい場合は、Uberの利用をおすすめします。
台南空港から高速鉄道台南駅までは約400台湾ドルで、安価かつ迅速に移動できます。しかし、実際にはクレジットカードでの請求金額がアプリで表示された料金と異なるケースも少なくありません。
これはドライバーによる予期せぬ経路変更が原因であることが多いため、ご注意ください。
また、ラッシュアワーや悪天候時には、料金が1.5~2倍程度に急騰することもあります。これらのリスクを理解した上でご利用ください。
チャーター

快適さを重視する方には、貸し切りチャーターサービスがおすすめです。
台南空港から高速鉄道台南駅までの料金は1,575台湾ドルとなっています。
tripoolの貸し切りチャーターは高品質な予約制サービスのため、空港送迎の場合は流しのタクシーよりも料金が高くなります。しかし、料金は固定制であるため、Uberのように悪天候時やラッシュアワー時に料金が2倍以上に高騰することはありません。事前に料金が確定するため、予算管理がしやすいのが特徴です。
3~4人で移動する場合、1人あたりの料金が抑えられてお得になります。荷物が多い場合や、小さなお子様連れの旅行にも最適です。
tripoolの主なメリット
- 言語サポート: アプリ内翻訳機能でドライバーと安心してコミュニケーション
- リアルタイム追跡: ドライバーの位置をアプリで確認可能
- 明朗会計: 分かりやすい料金設定で追加料金なし
- 柔軟なキャンセル: 前日朝6時までキャンセル料無料
- 予約の柔軟性:最短で乗車時間の2時間前まで予約可能なため、急な予定変更にも対応できます
台南空港から高速鉄道台南駅まで効率的かつ快適に移動したい方は、tripoolの貸し切りチャーターサービスをぜひご検討ください。
全交通手段の比較
- とにかく安く移動したい → バス(36台湾ドル)
- 快適さ重視の1人旅で費用を抑えたい → 相乗り(945台湾ドル)
- すぐに移動したい(リアルタイム) → タクシー・Uber(約400台湾ドル)
- 快適さと確実性を重視 → チャーター(1,575台湾ドル)
- 3~4人のグループ旅行 → チャーター(1人あたり約400~500台湾ドル)
台南空港から台湾鉄道台南駅への行き方
MRTでのアクセス
台南空港から台湾鉄道台南駅へのアクセス方法としては、残念ながらMRT(地下鉄)は運行していないため、MRTを利用することはできません。
バスでのアクセス
以下の路線バスを利用すれば、台南空港から台湾鉄道台南駅に直接アクセスすることができます。
- 5番
- 紅3台南關廟線
- 8046号バス
- 239高雄客運
しかし、このうち8046号バスは1日5便、239高雄客運は1日4便しか運行しておらず、便数が少ないためあまりおすすめできません。
5番バスは平日約18便、休日約11便が運行しており、所要時間は約45分、料金は30台湾ドルとなっています。
紅3台南關廟線は約30分~1時間に1便の運行で、所要時間は約40分、料金は30台湾ドルとなっています。
いずれの路線も運行本数が少なく所要時間も長いため、時間に余裕がない場合は他のアクセス方法をおすすめします。
相乗りサービス
台南空港から台湾鉄道台南駅へ向かう場合、tripoolの相乗りサービスの料金は977台湾ドルで、専用車チャーターの1,629台湾ドルと比べて約700台湾ドル安くなっています。
所要時間は、相乗りでマッチングする同乗者がいない場合は約11分、同乗者がいる場合は約20分となります。
予約は乗車時間の2時間前まで可能ですが、リアルタイムでの予約には対応していません。
なお、料金は固定制で、追加料金は発生しません。
旅行スタイルやご予算に合わせて、ぜひご検討ください。
タクシー
台南空港から台湾鉄道台南駅までは約250台湾ドルで、安価かつ迅速に移動できます。しかし、実際にはクレジットカードでの請求金額がアプリで表示された料金と異なるケースも少なくありません。
これはドライバーによる予期せぬ経路変更が原因であることが多いため、ご注意ください。
また、ラッシュアワーや悪天候時には、料金が1.5~2倍程度に急騰することもあります。これらのリスクを理解した上でご利用ください。
チャーターサービス

快適さを重視する方や、複数の観光スポットを効率よく巡りたい方には、tripoolの空港送迎や貸し切りチャーターサービスがおすすめです。台南空港から台湾鉄道台南駅までの片道料金は1,629台湾ドルとなっています。
もし台南空港到着後、直接台南市内での観光を始めたい場合は、時間制貸し切りチャーターの利用がおすすめです。4時間3,500台湾ドルのプランを利用すれば、以下のような台南の主要観光スポットを1日で効率よく巡ることができます。
- 安平古堡
- 赤崁樓
- 林百貨
- 七股鹽山
公共交通機関の待ち時間やバスの遅延を気にすることなく、自分たちのペースで観光を楽しむことができます。
台南を効率よく、快適に楽しむなら、tripoolの貸し切りチャーターサービスをぜひご検討ください。特に複数人での移動であれば、1人あたりの料金も抑えられてお得です。台南の魅力を存分に満喫できる移動手段としておすすめします。
全交通手段の比較
- とにかく安く移動したい → バス(30台湾ドル)※時間に余裕がある方
- 快適さ重視の1人旅で費用と時間のバランスを重視 → 相乗り(977台湾ドル、11~20分)
- すぐに安く移動したい(リアルタイム) → タクシー・Uber(約250台湾ドル、約10分)
- 快適さと確実性を重視 → チャーター片道(1,629台湾ドル、約10分)
- 到着後すぐ観光を始めたい → チャーター4時間プラン(3,500台湾ドル)
- 3~4人のグループ旅行 → チャーター(1人あたり約400~900台湾ドル)
台南空港での深夜・早朝到着時の移動方法
各交通手段の運行時間
台南空港から台湾鉄道台南駅へ向かう5番バスは、始発が朝6時20分、終発が22時08分となっています。
紅3台南關廟線は、始発が朝6時50分、終発が21時10分となっています。
台南空港から高速鉄道台南駅へ向かうH31路線バスは、始発がおよそ朝5時30分、終発が23時30分となっています。
H31路線バスは運行本数が比較的多いですが、高速鉄道台南駅と台湾鉄道台南駅は全く異なる場所にあるため、台南市内中心部へ行く場合は台湾鉄道台南駅へ向かう方が適切です。
したがって、朝6時以前または深夜23時以降に台南空港に到着・出発する航空便を利用する場合は、公共交通機関以外のアクセス方法を検討する必要があります。
また、5番バスと紅3台南關廟線は運行本数が少ないため、時間に余裕がない場合は他のアクセス方法を検討してください。
24時間対応の移動手段
台南空港では、朝6時以前または深夜23時以降に到着・出発する航空便を利用する場合、バスなどの公共交通機関が運行していないため、以下の24時間対応可能な移動手段をおすすめします。
相乗りサービス(tripool)
台南空港から台湾鉄道台南駅までの料金は977台湾ドル、高速鉄道台南駅までは945台湾ドルとなっています。ただし、予約は乗車時間の2時間前までに行う必要があるため、深夜・早朝便を利用する場合は事前の予約が必須です。リアルタイムでの予約には対応していませんので、ご注意ください。
タクシー・Uber
台南空港の屋外タクシー乗り場は24時間利用可能で、リアルタイムで配車できるため、深夜・早朝到着時に最も便利な移動手段です。台湾鉄道台南駅までは約250台湾ドル、高速鉄道台南駅までは約400台湾ドルで移動できます。ただし、深夜・早朝時間帯は通常より料金が高くなる可能性があります。また、クレジットカードでの請求金額がアプリで表示された料金と異なるケースもありますので、ご注意ください。
チャーターサービス(tripool)
台南空港から台湾鉄道台南駅までの片道料金は1,629台湾ドル、高速鉄道台南駅までは1,575台湾ドルとなっています。予約は乗車時間の2時間前までに可能で、前日の朝6時までであればキャンセル料も無料です。料金は固定制のため、深夜・早朝時間帯でも追加料金は発生しません。3~4人で移動する場合は、1人あたりの料金が抑えられてお得になります。
深夜・早朝便利用時のおすすめ
- 1人旅で事前に予定が決まっている場合 → 相乗りサービス(事前予約必須)
- すぐに移動したい場合(リアルタイム) → タクシー・Uber
- 快適さと料金の確実性を重視する場合 → チャーターサービス(事前予約推奨)
- 3~4人のグループ旅行 → チャーターサービス(1人あたり約400~550台湾ドル)
台南空港周辺のおすすめホテル
Just Sleep 台南虎山館

(画像出典:Just Sleep 台南虎山館の公式サイト)
Googleマップでは4.5つ星の評価を獲得しており、館内の内装がまさに芸術品のようで、客室のベッドが大きくて快適だと好評です。
すべての客室には無線Wi-Fi、薄型テレビ、ミニ冷蔵庫、お茶とコーヒーの沸かし設備が完備されています。
十鼓文創園区からは徒歩1分、奇美博物館へは徒歩13分で到着できるため、観光には便利な立地です。ただし、台南市内中心部からは少し距離があるため、入国日または帰国前日の宿泊におすすめです。
台南空港からは徒歩27分の距離にあり、H31番路線バスまたは5番路線バスを利用すると約23分かかります。そのため、アクセス方法としてはタクシーまたはチャーターが便利です。
住所: 台南市仁德区文華路二段300号
※2025年1月1日より、Just Sleep 台南虎山館を含む台湾のすべてのホテルでは、環境に配慮したエコフレンドリー政策により、使い捨てアメニティ(歯ブラシ、歯磨き粉、髭剃り、シェービングクリーム、シャワーキャップ、綿棒など)の提供が行われなくなりました。
台南空港からの出国の流れ
チェックイン
台南空港の入口に入りましたら右に曲がると、チェックインカウンターが見えます。
台南空港にはターミナルが一つしかありませんが、チェックインカウンターは中華航空と立榮航空のみとなっています。
空港がコンパクトなため迷うことはありませんが、カウンターの数が少ないため、混雑時には並ぶ必要があるかもしれません。
チェックインの前に、まず手荷物として持ち込み禁止の物と、預け荷物に入れてはいけない物を確認してください。
保安検査
台南空港は他の空港より小さいため、保安検査で並ぶ人が比較的少ない傾向にあります。
手荷物内の液体、スプレー類、ジェル状の物は、透明でジッパー付きのプラスチック袋に適切に収納してください。プラスチック袋の容量は1リットル以内に制限されています。
各乗客が持ち込めるこのようなプラスチック袋は1つのみとなります。
これらのプラスチック袋は手荷物とは別にして、保安検査員に提示し、個別にX線検査を受ける必要があります。
また、医薬品や特別な食品・必需品(乳児用ミルクを含む)についても、手荷物検査場で手荷物とは別にして保安検査員に申告する必要があります。処方薬を携帯する乗客は、名前が一致する身分証明書類(パスポートや医師の診断書など)を用意しておく必要があります。
服装に関しては、台南空港を含む台湾の空港では、保安検査時に帽子、ベルト、靴を脱ぐ必要があるため、ベルトや靴の着用は避けることをおすすめします。
詳しい指示については、その場の案内表示も参照してください。
出国審査
台南空港での出国審査において、短期滞在の日本人観光客は、自動化ゲート(e-Gate)を利用することができません。
ただし、入国審査と同様に、「常客証」を取得している場合は、「常客証」と表示されている専用レーンを利用でき、外来旅客快速査験通関(ファストトラック)を通過することができます。
免税店
台南空港で出国審査を終えましたら、免税店で台湾のお土産を購入することができます。ただし、日本への持ち込みが禁止されている物は購入しないことをおすすめします。
- カップ麺やインスタントラーメンなどの袋麺といった肉類・肉製品
- マカダミアナッツに限らず、クルミや落花生など、殻付きのものや生のナッツ類
化粧品の日本への持ち込みは、個人使用に限り「1品目24個まで」に制限されています。
また、ハンドクリームや肌用の化粧品で、アロエなど一部の成分を含む化粧品は持ち込めない場合があります。ただし、アロエベラの場合は規制の対象外です。
海外で購入した商品の市価の合計額が20万円を超える場合には、20万円以内におさまる品物が免税となり、その残りの品物は課税対象となります。
台南空港に関するよくある質問
Q:台南空港に両替所はありますか?
はい、台南空港には両替所があります。税関を通過してロビーに入り、まっすぐ進むと出口付近に台湾銀行の窓口があり、そこで両替をすることができます。営業時間は午前7時から午後6時までですが、フライトの時間に応じて調整される場合があります。台湾銀行の窓口の隣には土地銀行のATMも設置されており、国際キャッシングや銀聯カードにも対応しています。
Q:台南空港から台北まで何時間かかりますか?
台南空港から台北までは、まず高速鉄道台南駅へ移動する必要があります。台南空港から高速鉄道台南駅までは、バスで約20分、タクシーやチャーターで約15分です。その後、高速鉄道で台北駅までは約1時間30分~2時間程度かかります。したがって、合計で約2時間~2時間30分程度を見込んでおくとよいでしょう。待ち時間や乗り継ぎ時間を考慮すると、余裕を持って3時間程度を想定することをおすすめします。
Q:台南空港で日本語は通じますか?
台南空港は比較的小規模な空港のため、日本語が堪能なスタッフが常駐しているとは限りません。ただし、基本的な案内表示には英語表記があり、入国審査や税関などの主要な手続きは、簡単な英語やジェスチャーでも対応可能です。不安な場合は、翻訳アプリを事前にスマートフォンにインストールしておくと便利です。また、tripoolなどのチャーターサービスを利用すれば、アプリ内翻訳機能でドライバーと安心してコミュニケーションを取ることができます。
Q:台南空港でSIMカードは購入できますか?
はい、台南空港でSIMカードを購入することができます。税関を通過してロビーに入り、まっすぐ進むと、SIMカードを販売している旅行会社のカウンターがあります。ただし、桃園空港と比べて選択できるSIMカードの種類が少ないため、事前に日本でオンラインでSIMカードを購入しておくことをおすすめします。
Q:台南空港で一番安い市内への移動方法は?
台南空港から市内への一番安い移動方法は、路線バスの利用です。台湾鉄道台南駅へ向かう5番バスまたは紅3台南關廟線を利用すれば、料金は30台湾ドルで移動できます。ただし、5番バスの所要時間は約45分、紅3台南關廟線は約40分と時間がかかり、運行本数も少ないため、時間に余裕がある場合におすすめです。
なお、バスでは自動でお釣りが出ませんので、必ず硬貨を準備してください。あるいは、SIMカードを購入できる旅行会社のカウンターで悠遊卡(交通系ICカード)を先に購入してチャージしておくと便利です。
Q:台南空港から高速鉄道駅まで歩けますか?
いいえ、台南空港から高速鉄道台南駅までは徒歩での移動はおすすめできません。距離が離れており、徒歩で移動するには時間がかかりすぎるため、現実的ではありません。移動手段としては、H31番路線バス、タクシー、相乗りサービス、またはチャーターの利用をおすすめします。



