台北で絶対食べたい蔥抓餅の名店5選!天津蔥抓餅をはじめ、地元で愛される人気店をアクセス情報付きで紹介
台湾旅行で絶対に味わいたいB級グルメといえば「蔥抓餅」です。
パリパリの食感と香ばしいネギの風味が特徴的なこの台湾式クレープは、現地の人々にとって朝食の定番メニューであり、観光客にも大人気の軽食として親しまれています。
台北には数多くの蔥抓餅店がありますが、どこで食べればよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、台北で絶対に訪れたい蔥抓餅の名店6選を厳選してご紹介します。
ミシュラン認定の実力派店舗から老舗の有名店まで、それぞれの特徴やおすすめメニュー、アクセス方法、周辺観光スポットとの組み合わせ方まで詳しく解説します。
蔥抓餅とは?
蔥抓餅とは台湾で大人気のB級グルメです。
台湾の人々にとって朝食の定番メニューはもちろん、小腹が空いた時の軽食としても親しまれています。
多くの台湾の学生たちは学校帰りに蔥抓餅を買って、食べ歩きを楽しんでいます。
学生のお小遣いでも気軽に買える価格帯で、一般的に50台湾ドル前後(約250円)とリーズナブルな値段設定です。
蔥抓餅は様々な具材との組み合わせが楽しめるのも魅力の一つです。
卵、チャーシュー、牛肉、ソーセージ、フライドチキン、ベーコン、ハム、野菜などの具材に加え、醤油やケチャップなどのソースも選べます。
特に覚えておきたいのが、蔥抓餅と蔥油餅の違いです。
台湾では両者にあまり大きな違いはありませんが、蔥抓餅は蔥油餅よりも層の食感とサクサク感を重視しています。
一般的な蔥油餅と比べて、蔥抓餅の方がより軽やかでパリパリとした食感が特徴的です。
台北には数多くの蔥抓餅店がありますが、最も見つけやすいのは夜市や伝統的な市場です。
一般的なスーパーマーケットでは冷凍商品しか販売されていないため、観光客の方にはおすすめできません。
本格的な蔥抓餅を味わいたい方は、この記事で紹介するお店を訪れるか、夜市で新しいお店を開拓してみてください。
台北蔥抓餅おすすめ店その1:天津蔥抓餅
(イメージ画像)
店舗詳細とアクセス情報
- 住所:台北市大安區永康街6巷1號
- アクセス:台北MRTオレンジライン(中和新蘆線)、レッドライン(信義線)東門駅5番出口から徒歩約2分
- 営業時間:8:00~22:00
おすすめメニューと価格
天津蔥抓餅では8種類の豊富なメニューを取り揃えています。
オリジナル、卵入り、九層塔(バジル)と卵入り、ハムと卵入り、チーズと卵入り、ミックス、コーンと卵入り、コーンとチーズと卵入りから選ぶことができます。
価格は30台湾ドルから60台湾ドル(約150円~300円)とお手頃な値段設定です。
天津蔥抓餅は台北の蔥抓餅店の中でも最も有名な老舗として知られています。
初めて蔥抓餅を食べる方には、まず定番の「卵入り」をおすすめします。
また、九層塔(台湾バジル)は台湾の塩味系軽食によく使われる定番の香草なので、こちらも台湾らしい味を楽しみたい方にぴったりです。
周辺観光スポットとモデルコース
天津蔥抓餅は台北の人気グルメエリア「永康街」に位置しています。
この永康街は小物や雑貨のお店が軒を連ねる観光スポットとして有名で、蔥抓餅以外にも絶品グルメが集結しています。
周辺にはヌガークラッキーの名店「甜滿」と「来好」、マンゴーかき氷で有名な「思慕昔」、台湾を代表する小籠包の「鼎泰豐」、牛肉麺の老舗「永康牛肉麵館」、台湾の夏に欠かせない豆花の名店「白水豆花」などが点在しています。
永康街はまさに台北でグルメ巡りに最適な観光エリアと言えるでしょう。
9:30 ホテル出発
10:00 永康街到着
10:10 天津蔥抓餅で台湾式朝ごはんを堪能
10:30 永康街散策
11:30 鼎泰豐で本場の小籠包ランチ
13:00 来好 LAI HAO 永康本店でお土産選び
14:00 波士頓理髮廳で台湾レトロ風フォトスポット
15:00 豆花やマンゴーかき氷でアフタヌーンティー
16:00 小茶栽堂で台湾茶購入&上信饌玉でヌガー購入
17:00 永康牛肉麵館で台湾式ディナー
18:00 カフェ羊毛與花で一日の締めくくりカフェタイム
天津蔥抓餅のある永康街は丸一日楽しめる魅力的なエリアです。
もし台北101などの離れた観光地も巡りたい場合は、tripoolの専用車送迎サービスや時間制貸切を利用すると効率的に移動できて便利です。
台北蔥抓餅おすすめ店その2:雄記蔥抓餅
(イメージ画像)
店舗詳細とアクセス情報
- 住所:台北市中正區羅斯福路四段108巷2號
- アクセス:台北MRTグリーンライン(松山新店線)公館駅1番出口から徒歩約2分
- 営業時間:15:00~23:30
- 定休日:日曜日
おすすめメニューと価格
雄記蔥抓餅は2019年に台北ミシュランビブグルマンに選出された実力派の屋台です。
オリジナル、卵入り、チーズ入り、コーン入り、ハム入り、ベーコン入りなど6種類の基本メニューを用意しています。
雄記蔥抓餅では具材の組み合わせも自由に楽しめます。 「卵とハム入り」や「チーズとハム入り」など、お好みに合わせてカスタマイズ注文が可能です。
価格は45台湾ドルから70台湾ドル(約225円~350円)とお手頃な値段設定です。
2種類以上の具材を選ぶ場合は、追加料金として1つにつき5台湾ドルが加算されます。
注意点として、チーズを追加すると袋の底に溶けて落ちてしまうため、食べ歩きには少し不向きかもしれません。
座れる場所での飲食がおすすめです。
雄記蔥抓餅を初めて味わう方には、シンプルで蔥抓餅本来の美味しさが楽しめる「卵入り」がイチオシです。
周辺観光スポットとモデルコース
雄記蔥抓餅は公館駅エリアに位置し、「台湾の東京大学」と呼ばれる台湾大学のすぐ近くにあります。
台湾大学の向かいにある公館夜市は、士林夜市や寧夏夜市とは異なる魅力を持っています。
大学生向けの高コスパグルメが豊富で、リーズナブルな価格設定が特徴的です。蔥抓餅以外にも学生に人気の美味しい屋台グルメを楽しめます。
周辺の主要観光スポットには、宝蔵巌国際芸術村、台北動物園、猫空などがあり、1日かけて巡ることができます。
10:00 ホテルから台北動物園へ出発
11:00 台北動物園入園(パンダや台湾固有種の動物を見学)
14:00 台北動物園から猫空へ移動
14:30 猫空の絶景茶カフェで台湾茶とスイーツタイム
15:30 宝蔵巌国際芸術村で台湾の歴史的建築見学&撮影
16:00 台湾大学校史館で台湾限定の記念グッズをお土産購入
17:00 雄記蔥抓餅でミシュラン認定の絶品蔥抓餅ディナー
18:00 公館夜市で学生街グルメの食べ歩き
台北動物園まではMRTで簡単にアクセスできますが、猫空から雄記蔥抓餅のある公館駅への移動はMRTだと乗り換えが複雑になります。
効率的に観光を楽しみたい方は、tripoolの専用車送迎サービスや時間制貸切の利用がおすすめです。
台北蔥抓餅おすすめ店その3:一煎二顧蔥抓餅
(イメージ画像)
店舗詳細とアクセス情報
- 住所:台北市萬華區長泰街1號
- アクセス:台北MRTブルーライン(板南線)龍山寺駅から徒歩約30分
- 営業時間:06:00~18:00
- 定休日:水曜日
おすすめメニューと価格
一煎二顧蔥抓餅では7種類の豊富なメニューを取り揃えています。
チーズと卵入り、九層塔(台湾バジル)と卵入り、卵入り、ベーコンと卵入り、ハムと卵入り、ベーコンとチーズと卵入り、ミックスから選ぶことができます。
価格は40台湾ドルから80台湾ドル(約200円~400円)となっています。
一煎二顧蔥抓餅の特徴は、他の蔥抓餅店とは違って紅茶やミルクティーも注文できることです。
蔥抓餅は塩味系の軽食のため、甘い飲み物との相性が抜群で、セットでの注文をおすすめします。
蔥抓餅と紅茶の組み合わせは、台湾人にとって定番の朝食スタイルです。 台湾の朝食文化を体験したい方は、ぜひこの黄金コンビを試してみてください。
周辺観光スポットとモデルコース
一煎二顧蔥抓餅の周辺には、台北を代表する観光スポットの龍山寺と南機場夜市があります。
ただし、営業時間が18時に終了するため、早めの時間帯に訪れることを強くおすすめします。
10:00 ホテル出発
11:00 一煎二顧蔥抓餅で台湾式朝食(蔥抓餅+紅茶の定番セット)
12:00 台北最強のパワースポット龍山寺で縁結びの月老様にお参り
13:00 若者の街・西門町へ移動して散策&ショッピング
15:00 西門町のレトロな「4F劇場咖啡」でカフェタイム
17:00 南機場夜市でローカル夜市グルメディナー
一煎二顧蔥抓餅は台北MRTの駅からやや離れた場所にあるため、公共交通機関でのアクセスが少し不便です。
効率よく観光を楽しみたい方は、tripoolのホテル発専用車送迎を予約し、一煎二顧蔥抓餅を立ち寄りスポットとして組み込むプランがおすすめです。
台北蔥抓餅おすすめ店その4:林葱抓餅
店舗詳細とアクセス情報
- 住所:台北市士林區中正路235巷8號
- アクセス:台北MRTレッドライン(淡水信義線)士林駅1番出口から徒歩約2分
- 営業時間:6:45~22:30
おすすめメニューと価格
林蔥抓餅では4種類の豊富なメニューを取り揃えています。
基本的にはシンプルな「オリジナル」が一番のおすすめです。
お好みでチーズや酸菜(台湾の酸っぱい漬け物)を有料トッピングとして追加することも可能です。
価格はオリジナルが40台湾ドル、卵入り・チーズ入り・バジル入りがそれぞれ50台湾ドル(約200円~250円)となっています。
林蔥抓餅の特徴として、ドリンクとのセットメニューも用意されています。
例えば、3号セットは「卵入り蔥抓餅+レモン愛玉緑豆氷沙(台湾式かき氷ドリンク)」で90台湾ドルです。
ただし、セットメニューは特に話題性があるわけではないため、本格的な蔥抓餅の味を楽しみたい方は単品での注文をおすすめします。
ドリンクが必要な場合や、台湾の伝統的な冷たいデザート飲料を試してみたい方にはセットメニューも良い選択肢です。
周辺観光スポットとモデルコース
林蔥抓餅は台北で最も有名な士林夜市に近い場所にあります。
多くの観光客が九份・十分の日帰り旅行の締めくくりとして士林夜市を訪れるため、士林夜市巡りのタイミングで林蔥抓餅も一緒に楽しむのが効率的でおすすめです。
13:00 ホテル出発
14:00 十分到着、天燈上げ体験&散策
15:00 十分から九份へ移動
16:00 九份到着、千と千尋の神隠しの舞台散策&夕景撮影
18:00 九份から士林夜市へ移動
19:00 林蔥抓餅で本格的な蔥抓餅を軽食として堪能
この6時間貸切チャーターを利用すれば、1日で台湾旅行の定番スポット3か所を効率よく巡ることができます。
特に林蔥抓餅がある士林夜市は夜の時間帯が最も活気に溢れているため、このスケジュールは理想的なタイミングと言えるでしょう。
台北蔥抓餅おすすめ店その5:忠將蔥抓餅
店舗詳細とアクセス情報
- 住所:台北市中正區忠孝西路一段72-22號
- アクセス:台北MRTブルーライン(板南線)台北駅から徒歩約5分
- 営業時間:7:00~18:30(土・日7:00~14:30)
おすすめメニューと価格
忠將蔥抓餅では15種類もの豊富なメニューから選ぶことができます。
オリジナル、卵入り、野菜と卵入り、バジルと卵入り、コーンと卵入り、玉ねぎと卵入り、チーズと卵入り、キムチと卵入り、ベーコンと卵入り、ハムと卵入り、ツナと卵入り、豚肉と卵入り、牛肉と卵入り、酸菜と卵入り、ソーセージと卵入りなど、バラエティに富んだラインナップを取り揃えています。
価格は40台湾ドルから75台湾ドル(約200円~375円)となっています。
忠將蔥抓餅で特におすすめなのは「豚肉と卵入り」と「牛肉と卵入り」です。
お肉がたっぷり入っているため食べ応えがあり、男性でも大満足のボリューム感を楽しめます。
台湾の蔥抓餅の中でも特にガッツリ系を求める方にはぴったりの選択肢と言えるでしょう。
周辺観光スポットとモデルコース
忠將蔥抓餅はチェーン店ですが、台北駅近くにある懷寧店が特におすすめです。
台北駅からのアクセスが良好なため、駅周辺のホテルに宿泊している場合は、朝の散歩がてら気軽に購入することができます。
ただし、朝の時間帯は台湾人の通勤客で行列ができることがあるため、混雑を避けたい方は朝の時間帯を避けることをおすすめします。
また、18時30分に早めの営業終了となるため、午後の時間帯での訪問が最適です。
14:00 台湾桃園国際空港到着
15:00 空港送迎サービス乗車
16:00 台北市内のホテルでチェックイン
16:30 ホテル周辺散策開始
16:40 忠將蔥抓餅で台湾到着後初の本格蔥抓餅を軽食として堪能
17:00 寧夏夜市でローカル夜市グルメ巡り
台北駅や西門町近くのホテルに宿泊し、午後に台湾に到着する場合は、tripoolの空港送迎サービスで快適にホテルまで移動できます。
そうすれば、台湾到着初日からホテル周辺観光のついでに、忠將蔥抓餅で本格的な蔥抓餅を楽しむことができるでしょう。
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台北蔥抓餅巡りに便利!価格比較表
店舗名 | 価格帯 | 営業時間 | 最寄り駅 | メニュー数 |
天津蔥抓餅 | 150~300円 | 8:00-22:00 | 東門駅 徒歩2分 | 8種類 |
雄記蔥抓餅 | 225~350円 | 15:00-23:30(日曜休み) | 公館駅 徒歩2分 | 6種類 |
一煎二顧蔥抓餅 | 200~400円 | 6:00-18:00(水曜休み) | 龍山寺駅 徒歩30分 | 7種類 |
林蔥抓餅 | 200~250円 | 6:45-22:30 | 士林駅 徒歩2分 | 4種類 |
忠將蔥抓餅 | 200~375円 | 7:00-18:30(土日14:30まで) | 台北駅 徒歩5分 | 15種類 |
エリア別おすすめ度
観光エリア | 最適な店舗 | おすすめ理由 |
永康街 | 天津蔥抓餅 | 永康街グルメ巡りの定番コース |
公館・台湾大学 | 雄記蔥抓餅 | ミシュラン認定 |
龍山寺・西門町 | 一煎二顧蔥抓餅 | 台湾式朝食体験、パワースポット巡り |
士林 | 林蔥抓餅 | 夜市観光 |
台北駅周辺 | 忠將蔥抓餅 | 到着・出発日に便利、豊富なメニュー |

台北で蔥抓餅を食べる際の実用情報
支払い方法について
ほとんどの蔥抓餅店は屋台形式のため、クレジットカード決済に対応していない場合があります。基本的に現金での支払いとなりますので、事前に台湾ドルを準備しておきましょう。
100台湾ドル札があると便利ですが、蔥抓餅の価格帯(30-80台湾ドル)を考慮すると、事前にコンビニで50台湾ドル札や10台湾ドル硬貨に両替しておくとスムーズです。
食事場所について
蔥抓餅店の多くは屋台のため、店内での飲食スペースが限られています。
食べ歩きに慣れていない方は、台北市内に多数ある公園をGoogleマップで検索し、そこでゆっくりと蔥抓餅を楽しむことをおすすめします。
注意事項
特に重要なのは、台北MRT車内での飲食は禁止されていることです。
蔥抓餅を購入した場合は、MRTに乗車する前に食べ終えるか、目的地で降車してから食べるようにしてください。
また、他のレストランやカフェに外部で購入した蔥抓餅などの食べ物を持ち込むことも禁止されています。マナーを守って台湾の美味しい蔥抓餅を楽しみましょう。
台湾蔥抓餅に関するよくある質問
Q. 蔥抓餅の値段はいくらくらいですか?
台北の蔥抓餅の価格は30〜80台湾ドル(約150〜400円)程度です。オリジナル(プレーン)が最も安く、卵やお肉などの具材を追加するとその分価格が上がります。学生でも気軽に買える手頃な価格設定です。
Q. 蔥抓餅はどこで買えますか?
夜市や伝統市場、街角の屋台で購入できます。スーパーマーケットでは冷凍品しか販売されていないため、観光客の方には出来立ての屋台での購入をおすすめします。この記事で紹介する名店なら間違いありません。
Q. 初心者におすすめの蔥抓餅店はどこですか?
初心者の方には「天津蔥抓餅」がおすすめです。台北で最も有名な老舗で、永康街のグルメエリアにあるため観光と合わせて楽しめます。まずは定番の「卵入り」から試してみてください。